春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
かわいいといわないで 3
- 2010/11/01 (Mon)
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かわいいといわないでの3話目です。
ハロウィンをはさんでしまってすいません。
あの事務所を飛び出しちゃった後の話になります。
ちょっと短めです。
4話目は、同じことの堂上の心情です。
この記事の下に、お返事がありますので、心当たりのある方はどうぞ。
では☆3☆よりどうぞ。
ハロウィンをはさんでしまってすいません。
あの事務所を飛び出しちゃった後の話になります。
ちょっと短めです。
4話目は、同じことの堂上の心情です。
この記事の下に、お返事がありますので、心当たりのある方はどうぞ。
では☆3☆よりどうぞ。
***** その3 **************
「おい!さっき言い忘れたが業務部のほうから警備計画の変更がきててな、その修正の資料を持ってい・・・・なんだ笠原はもう行ったのか?・・・まだ時間があるだろうに・・・・・・珍しいなぁ。」
と現れたのは緒形だ。
「じゃぁこれ笠原まで届けてきてくれ・・・おい?堂上?」
緒形の声に堂上はわれに帰った。
資料が綴じられたファイルを受け取り、すでに上戸に落ちかけている小牧には
「巡回開始時刻までには戻る」とだけ告げて事務所を後にした。
********
・・・カワイイダナンテ イッテクレルトカ キタイナンテシテナイシ・・・・
でもちょっとだけ、ちょっとだけ。
廊下を走り階段を駆け上がり、郁は第三会議室に駆け込んだ。
「お!おはようございます!!」
「ちょ!!慌てて何よ?まだ開始まで10分以上あるってのに!」
「ごめん!柴崎!あ~お茶!お茶手伝うよ!」
「それよりあんた、警備の資料どうした?まずそれを人数分コピーしたいんだけど」
「へ?けいびしりょう???」
「あんたねぇ~~持ってきてないの?!早く取ってきなさいよ!」
え~?そんなのあったけ?と郁が記憶をたどった。
「・・・おい、笠原」
・・・その声に振り向くと、
廊下の向こうで、またしてもため息をつく堂上が立っていて・・・
郁は、視界が涙でゆがみ始めた自分に驚いた。
・・・ドウシテナキソウニナルノ?アタシ・・・
堂上にもその変化はわかったらしい。
「あ~ほら、ちょっと来い!」
堂上がゆがんだ視界の向こうで、ファイルをパタパタさせておいでおいでをしている。
その姿にちょっと涙がひいた。
「なんですか?」
「いいからこっちこい!」
堂上が声を潜めて話すので、自然と郁も声のトーンを押さえる。
ファイルでぱたぱたと手招きをしながら、堂上は来た廊下を笠原を連れて戻り、階段前の踊り場で止まった。
「ほら。副隊長が渡し忘れたそうだ」
「あ!警備計画ですね?わざわざありがとうございます」
「・・・それと」
「はい?」
「・・・・・・・・・」 また ため息をつく堂上。
「教官?」 その息に自分の気持ちが引きずられるように降下していく気がする。
・・・アァ・・・モウドウシテ・・・・・
郁にはその気持ちを下げていく動力源が、一体何であるか全くわかっていない。
「それとな」
「・・・・・・・」
「それとなぁ・・・笠原。・・・・言われたくないなら、そう思っていても言ってやらんから安心しろ!」
「・・・・はい?」
「だから!・・ん~俺に言われたくないんだろ?だから!そう思っているが口にださん!といっているんだ!わかったか!」
「・・・はぁ・・い」
「ならさっさと行け!」
「あ、はい!」
郁はファイルを受け取ると胸に抱えた。その瞳にもう涙はない。
「ちゃんと寝ないで報告を上げられるようにメモはマメに取れよ!」
「そんなことはわかってます!」
「後で読める字で書けよ!」
「え~~教官には言われたくありませんよーだ!」
----笠原!資料のコピー!!--柴崎が廊下で呼ぶ声が響く。
「ほら!行け!さっきみたいに走るんじゃないぞ!でも急げ!」
「もうっ!だからなんですかそれ!!」
お互いに背を向けたその顔は笑顔。
・・・アァ・・・コンナニモ ココロガ カルイ・・・・
その4があります。
お待たせしてしまったので、明日に更新予定です。
(2014/0419改稿)
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右と左を間違える。
「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。
埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
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まるちゃ
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なにかつくること


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