春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
~カーテンコール~ 夢のあと (終)
~カーテンコール~ 夢のあと 今回で最終話になります。
「身代わり伯爵」のパロです。
でもここまで来ると、ただの堂郁ですので、未読のかたも大丈夫ブイ!
だと思います。
上官部下時代。自覚後です。パロなので詳しい時期は設定してません。
シリアス風味の3話目です。
続きの最後にイラストをつけてあります。
この記事のしたに、拍手のお返事(イラストつき)をアップしてあります。
☆☆☆
夢の回想から現実へ。
今居る場所がどんな場所で、自分がどんな立場かは、それは私が一番よく知っている。
知っているけど。わかってるんだけど・・・それではどうにもできない。
私は余りにも未熟で無知で・・・情けない。
☆廊下から☆ どうぞ。。。
「身代わり伯爵」のパロです。
でもここまで来ると、ただの堂郁ですので、未読のかたも大丈夫ブイ!
だと思います。
上官部下時代。自覚後です。パロなので詳しい時期は設定してません。
シリアス風味の3話目です。
続きの最後にイラストをつけてあります。
この記事のしたに、拍手のお返事(イラストつき)をアップしてあります。
☆☆☆
夢の回想から現実へ。
今居る場所がどんな場所で、自分がどんな立場かは、それは私が一番よく知っている。
知っているけど。わかってるんだけど・・・それではどうにもできない。
私は余りにも未熟で無知で・・・情けない。
☆廊下から☆ どうぞ。。。
「あ!!」
笠原は、今更ながらに夢でした事にうろたえて声が出た。
「なんだどうした?怪我でもしたか?」
その声に堂上が廊下にひょっこり顔を出した。
「え?」
回想しながら荷物を運びおわり倉庫に戻ってきたところだったので、二人は倉庫の入り口でぶつかりそうになった。
近い。顔が近い。
思わずこわばった。
「あぁ、すまん。どうした?笠原?」
ぶつかりそうになったことを詫びながら笠原から堂上は早足で離れた。
「笠原?」
反応の無さに堂上が振り向くと、笠原が倉庫の入り口でしゃがみこんでいる。
「笠原!」
あわてて走りより、両肩を抱いてゆっくりと立たせて、近くのパイプイスに座らせた。
「どうした?なんかあったのか?お前この頃変だぞ?」
「・・・・・。なん・・・何でもありません。本当に・・・・何でも無いんです。」
そういいながら涙があふれて止まらない。
好き・・・とわかってから、苦しいんです。
好き・・・とわからなかった今ままでのことが痛いです。
好きですといってしまいそうで怖いんです。
なんでわからなかったんだろう。
好きなのに・・・好きだから・・・
好きと言う気持ちが・・・・・・時々壊れたように暴れて・・・情けないです。
好き。やっぱり好き。
人を好きになって、こんなに怖い気持ちになるなんて知らなかった。
こんなにも・・・こんなにも
弱い、情けない、そんな自分がきらい。
だってあなたはこんなにも・・・・。
口の中の甘さが憎い。
頬の熱さが切ない。
ぱさりと頭にタオルがかけられた。
「お前、顔洗って来い。顔に、なにやらいろんな色の筋ができてる。」
ぽんぽんとタオルの上からたたかれた。
「ほら、立てるか?」
「はい。大丈夫です。タオルお借りします・・・。」
水道の水が冷たい。
好き。好き。好き。
水なんかじゃ流れない。
そんなことわかってる。
でもダメ。今はダメ。
この気持ちは出してはダメ。
全然ふさわしくもなければ追いついてもいない自分。
いつか、夢の中のように あなたのそばにいたい。
お願い。
今は夢の中だけでも。夢の記憶の中にだけでも。
あなたの腕の中にいてもいいですか?堂上教官。
絶対に聞けないことを、水と一緒にふき取って。
「大丈夫。元気出していこう!」と声にだしてみた。
「何?笠原さんどうしたの?」
振り向くと小牧と手塚が大きめのカーゴを運んで戻ってきた。
「あ!手伝います!」
「いい!」
「あ~!手塚冷たい!」
「そうだよ手塚。女性に対してその言い方はどうかな~?」
「コイツは俺にとって女性の範疇ではありませんから。」
「うわ!こいつ!わかった!私も対あんたへの応を改めさて頂くわ!」
「あぁそうしてくれ。是非ともそうしてくれ。」
「コラコラまた班長に怒られるよ~」と小牧に笑顔で言われて、自然と笠原も笑顔になれた。
その笑顔に、堂上は安心した。
安心したと同時に、自分だけに見せた涙と、そしてその笑顔とを同時に
・・・
同時に抱きしめられたらと。
この男も自分の中に、彼女と同じ怖さを・・・弱さを感じていた。
【 終幕 】

笠原は、今更ながらに夢でした事にうろたえて声が出た。
「なんだどうした?怪我でもしたか?」
その声に堂上が廊下にひょっこり顔を出した。
「え?」
回想しながら荷物を運びおわり倉庫に戻ってきたところだったので、二人は倉庫の入り口でぶつかりそうになった。
近い。顔が近い。
思わずこわばった。
「あぁ、すまん。どうした?笠原?」
ぶつかりそうになったことを詫びながら笠原から堂上は早足で離れた。
「笠原?」
反応の無さに堂上が振り向くと、笠原が倉庫の入り口でしゃがみこんでいる。
「笠原!」
あわてて走りより、両肩を抱いてゆっくりと立たせて、近くのパイプイスに座らせた。
「どうした?なんかあったのか?お前この頃変だぞ?」
「・・・・・。なん・・・何でもありません。本当に・・・・何でも無いんです。」
そういいながら涙があふれて止まらない。
好き・・・とわかってから、苦しいんです。
好き・・・とわからなかった今ままでのことが痛いです。
好きですといってしまいそうで怖いんです。
なんでわからなかったんだろう。
好きなのに・・・好きだから・・・
好きと言う気持ちが・・・・・・時々壊れたように暴れて・・・情けないです。
好き。やっぱり好き。
人を好きになって、こんなに怖い気持ちになるなんて知らなかった。
こんなにも・・・こんなにも
弱い、情けない、そんな自分がきらい。
だってあなたはこんなにも・・・・。
口の中の甘さが憎い。
頬の熱さが切ない。
ぱさりと頭にタオルがかけられた。
「お前、顔洗って来い。顔に、なにやらいろんな色の筋ができてる。」
ぽんぽんとタオルの上からたたかれた。
「ほら、立てるか?」
「はい。大丈夫です。タオルお借りします・・・。」
水道の水が冷たい。
好き。好き。好き。
水なんかじゃ流れない。
そんなことわかってる。
でもダメ。今はダメ。
この気持ちは出してはダメ。
全然ふさわしくもなければ追いついてもいない自分。
いつか、夢の中のように あなたのそばにいたい。
お願い。
今は夢の中だけでも。夢の記憶の中にだけでも。
あなたの腕の中にいてもいいですか?堂上教官。
絶対に聞けないことを、水と一緒にふき取って。
「大丈夫。元気出していこう!」と声にだしてみた。
「何?笠原さんどうしたの?」
振り向くと小牧と手塚が大きめのカーゴを運んで戻ってきた。
「あ!手伝います!」
「いい!」
「あ~!手塚冷たい!」
「そうだよ手塚。女性に対してその言い方はどうかな~?」
「コイツは俺にとって女性の範疇ではありませんから。」
「うわ!こいつ!わかった!私も対あんたへの応を改めさて頂くわ!」
「あぁそうしてくれ。是非ともそうしてくれ。」
「コラコラまた班長に怒られるよ~」と小牧に笑顔で言われて、自然と笠原も笑顔になれた。
その笑顔に、堂上は安心した。
安心したと同時に、自分だけに見せた涙と、そしてその笑顔とを同時に
・・・
同時に抱きしめられたらと。
この男も自分の中に、彼女と同じ怖さを・・・弱さを感じていた。
【 終幕 】
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