春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SS 夏土産 (後編)
- 2012/08/17 (Fri)
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ども♪後編まるちゃでし!
あとね、後日ちょこっとお知らせがあります。
初体験まるちゃ♪きゃはっ!
リンクを張る記事を書くと、落ちる可能性が高いので、SS更新とは別の日に記事にします。
すいません。
では後編です。
☆堂上班☆からどうぞ。
一部機種の方はそのまま下へ。☆三つからが本文です。
あとね、後日ちょこっとお知らせがあります。
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リンクを張る記事を書くと、落ちる可能性が高いので、SS更新とは別の日に記事にします。
すいません。
では後編です。
☆堂上班☆からどうぞ。
一部機種の方はそのまま下へ。☆三つからが本文です。
☆☆☆
上官部下時代またの呼称を堂上片思い時代
堂上班夏休み終了後の事務室。
堂上班夏休み終了後の事務室。
う~んと大きな声をあげて伸びをするのは、まだまだ新人の笠原だ。
「数日でしたけど、やっぱり連休明けの事務仕事はなんか辛いですね~・・・なによ手塚?あんんか言いたいことあるなら言いなさいよ」
「・・・別にない」
「あ~?」
この二人のやり取りに上官二人も作業の手が止まった。
「そろそろお茶にでもしない?班長?」
「あぁ、そうだな」
「じゃぁ麦茶入れてきます!」
「いや、俺がやる。お前さがってろ」
「はぁ?さがってろって・・・」
「笠原!これをあけてくれ」
「あ、はい!・・・あ、お土産ですか?」
「あぁちょっと家族に付き合わされて行ってきたんだ。すまんが他の班にも配ってくれ」
「あ、笠原さん俺のも一緒にお願い」
「小牧教官もお盆は旅行ですか?」
「いや、俺は久々に親の故郷へね。そのお土産。笠原さんは何処も行かなかったの?」
「あ~あたしは寮でごろごろしてました!」
「へぇ~若い子が勿体ないね。あそびに行く男友達とかいないの?」
「え?ちょっと小牧教官~それ聞き方がオヤジくさいですぅ~」
「ほら頼まれことをさっさとやってこい!」
「あ、すいません!行って来ます!」
紙袋を手にそそくさと給湯室へ向かう笠原の後姿を見ながら、小牧は堂上に言った。
「ねぇ、なに今の?」
「なにがだ」
「ちょっと話しただけじゃん。楽しくさ」
「それがどうした」
「明らかに邪魔したよね?」
「しとらん」
「したよね?」
「休憩時間には限りがある・・・からだっ」
小牧が笑い出すのと同時に手塚かよく冷えた麦茶を持って帰ってきた。
「どうぞ」
「あはははっあり・・ありがとっ手塚っははは」
堂上も麦茶を受け取ると、なにやら給湯室の方が騒がしくなる。
たぶん笠原だ。
小牧が笑いながらも顎で行きなよと示せば、苦々しい顔をして堂上が席を立った。
「わわわっ!なにこれ!かわいい~!」
「笠原、お前そんなおもちゃ買ってきたのか?」
「違いますよぉ!教官たちのお土産に一緒に入ってたんです」
「ちょっと俺にも貸してみろ」
「進藤一正も好きですよね、そういうの」
「うるせぇ~」『うけけけけけけけけけけ』
給湯室では数人の隊員たちで盛り上がっていた。
進藤の手には「アカメアマガエル」の人形がけたけたと笑っている。
「おい」
「あ!教官すいません今配ってきます」
「おお、堂上。これご馳走さまな。俺からもほれ、みんなで食え」
「すいません」
「あとこれ、まさかお前か?」
「・・・はい」
「嬢ちゃんへの土産か」
「そんなんじゃありません。ちょっと余計に買ったのがそのまま袋に入っていただけです」
「余計にか?」
「親戚の子に買ってやったんですよ。そのついでに・・・・余分に買ったんです!」
返してください!とその手から奪うと、にぎられた蛙がケタケタと笑い出した。
「あ~教官もそれやってみました?可愛いですよね?」
「やる」
「へ?」
「みんないらないらしいからやる」
「え~~いいんですか?やった!カエルゲット!」
にこにこと去る笠原の後姿に一同はため息である。
「もうすこし、色気のあるもん買ってやれんのか?」
「まぁ喜んでるからいいんじゃないっすか?」
「笠原をわかってる堂上のセレクトだからな」
「今度からはもう少し乙女なのを買ってやれよ。そういうマメな作戦も大事だぞ」
ぽんと肩を叩かれ、より一層のシワが眉間によった。
「たまたま、余分に・・・今回だけです!」
「まぁまぁ待て堂上。喜んでるんだからいいじゃねぇか。これからもちょこちょこ買ってやれよ」
「いらんことです!」
さっさと事務所に戻った堂上は「え?これ小牧教官が買ったんじゃないんですかぁ?」とか言ってる笠原を怒鳴りとばした。
「ほら!他班からの菓子を忘れてるぞ!!ドあほうが!」
「え・あ、すいません!」
「お前は本当にガキだな。もう少し落ち着くということができんのか!」
「ちょっいいすぎじゃないですか?!」
「叱られる側が偉そうに言うな!」
「ちょっとちょっとちょっとぉ~休憩終わっちゃうよ?堂上もそれぐらいにしといて。ほら。手塚が入れてくれた麦茶がぬるくなるよ」
「いえ、自分はかまいません。冷たいのを入れなおしましょうか?」
「いや。このままで十分だ。ありがとう手塚」
この堂上の「ありがとう」に、笠原は怒鳴られた時よりも泣きたくなった。
「あ~なんだ、土産は甘いもんばかりだな。・・・・・。あ~。んんっ笠原・・・」
「っはい?!」
「やる」
「え?いらないんですか?」
「こんな甘いもんばかりあっても俺は食わん」
「アリガトウゴザイマス・・・」
泣いたカラスがもう笑った、というのではないが、くるくると表情を変える笠原のほっぺはほんのりと赤く染まっている。
「なんだ?」
気がつくと小牧がじぃっとこちらを見つめている。
「別に?」
くるくると表情が変わる笠原を俺が見つめていたのを小牧に見られていた。
気まずくなり麦茶を一気に煽る。
気管に少し入ってむせたのを良いことに、そそくさと席を離れた。
終り
(2016/07/24改)
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