春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SS 夏土産 (前編)
- 2012/08/16 (Thu)
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ども♪結局は夏休み更新は出来なかったです。
旅行先で体調を崩しまして、帰ってきてからもちょっと寝ちゃった!
でも疲れただけなので大丈夫ですよ~。
と言うことで、今回のはまたしても上官部下時代です。
ジレジレの上官部下~♪
前編はオリキャラありですし、堂上さんしかあと出てこないです。
後編は堂上班に話がいきますので。
ではでは、いいという方は☆夏土産☆からどうぞ。
一部機種のかたはそのまま下へ。
☆三つからが本文です。
旅行先で体調を崩しまして、帰ってきてからもちょっと寝ちゃった!
でも疲れただけなので大丈夫ですよ~。
と言うことで、今回のはまたしても上官部下時代です。
ジレジレの上官部下~♪
前編はオリキャラありですし、堂上さんしかあと出てこないです。
後編は堂上班に話がいきますので。
ではでは、いいという方は☆夏土産☆からどうぞ。
一部機種のかたはそのまま下へ。
☆三つからが本文です。
☆☆☆
上官部下時代またの呼称を堂上片思い時代
前編は堂上とその親族のみです☆
堂上は海を見ていた。
休日の山道のドライブは任務の緊張感がなく気軽さがあるが、やはりカーブの多い山道に少し疲れを感じていた。
小さな連絡船にのり、この小さな波止場に昼前に着いた。
その畔に和食レストランがあったので昼食は地魚の料理を楽しんだ。
帰りも運転があるのでアルコールを飲めないのは残念だった。
カッカッカッ
桟橋を軽快なミュールの音がこちらに近づいてくる。。
「ちょっとあっちゃん!あっちゃん!」
堂上は渋々、そちらに顔を向ける。
「雅美!その呼び方やめろっ!」
「なんね?篤やからあっちゃんやろが?あぁ?それとも活用してかっちゃんとかに変化したんか?」
「アホか!ちゃん付けをいっとるんだ!いい年してやめろっ」
「ぶち細かいっちゅうねん・・・ほんま」
「まさねえちゃん!だから兄貴は彼女できんのよ!」
「え?まだおらんの?色々無駄にしとるやないの。勿体なっ」
「うるさい!それでなんの用だ!」
「ちょっと美祢のオムツ替えるついでにアイス買ってくるから、イルカショーの場所とりしといて」
「あぁ?今飯食ったばっかだろ?」
「んなん別腹やろっ!ほら祥ちゃん!あっちゃんにくっついとって待っててよ」
「わった!あっちゃんおいちゃんとおる!」
「いい子にしとらんと、アイスやらんからね!」
「まかとしけ!」
「任しとけ・・・だろ?」
堂上は自分の膝丈ぐらいの茶色い頭を軽く撫でた。
「きゃん祥ちゃん可愛い~!静香お姉ちゃんも行ってくるから待っててね!」
「あいわったぁ!」
「なんだ?」
「時代劇ブームよ。『あいわかった』って言ったのよ。じゃあ頼んだわね!」
このマリンパークでは、船着き場のすぐ横の海がイルカショーのプールになっている。
桟橋からそのままイルカショーの座席に繋がっている。
「あっちゃんおいちゃん!オレだっこ!」
「あぁ?抱っこでいいのか?」
「んや!かちゃぐんま!」
「ほいほい肩車な」
そのまだ軽くて小さな身体を軽々と方に載せるが、その重みのなさがちょっと怖い。
「おい、祥貴。ちゃんとつかまっとけよ?」
「あいわった!」
座席側に入ると、まだイルカショーの始まるだいぶ前らしく、飼育員とイルカがその場で練習をしていた。
海をそのまま仕切ってプールにしてるので、他の水族館のイルカよりものびのびとして見えるのは気のせいだろうか?
まだ練習とか、飼育員の打ち合わせという感じだが、海面を跳ねるイルカの姿に肩の上の観客は大満足のようだ。
「ほらぁそのタイミングはだめだっていってるじゃん!」
客席から一人の飼育員の女性がイルカに指示を出しているまだ若い飼育員を叱り飛ばした。
「はぁい了解です!教官!」
「ほら!ふざけた口を聞く暇があったらやり直せ!」
「はい!」
「まったく、何が教官よ!ふざけて!」
プリプリと怒る女性に、他の飼育員が「構って欲しくてたまらないんでしょ?察してやったら?」と茶化した。
「今指導中!後にして!」
「後ならいいの?」
「殴るよ?」
「おお怖っさすが鬼教官!」
「だからやめてって!」
「あ!ちょっと松下さん!教官になにちょっかい出してんですか?今オレの指導中ですよ!やめてくださいよ!」
「お~悪い悪い!じゃぁな教官!」
「ちょうかん?」
会話が耳にはいったのか、肩の上ではしゃいでいた祥貴が呟いた。
「ちょうかん!」
言葉の響きが気に入ったらしい。
「祥貴。ちょうかんじゃない。きょうかんだ」
「ちょうたん!」
「違う違う。きょう・かん」
「ちょうたん!」
「ははは。ちょうじゃなくて、きょうだきょう。わかったか?」
「きょうちゃん!」
このやり取りが、この年の子供には面白かったらしく、遊びとしてこの日一日中堂上は付き合わされた。
無邪気な笑顔で「きょーかん!」とか呼ばれると、ちょっと胸の奥がむずむずした。
『あいつもガキだからな。連想してもおかしくない。うん。そうだ・・・』とその心の疼きから目を背けた。
「あっちゃんいつ子供こさえても困らんね~!子供のあしらいが上手いもんやないの」
うちの旦那より上手いわぁと肩をバシバシと叩かれて、苦い顔をする。
「あ、ほら兄貴も職場にお土産買わなくていいの?」
「あぁ、今選ぶ」
遊んでもらったのが嬉しかったのか、片手にはずっと祥貴が手を繋いで離さない。
「きょーかん!こえ!」
「ん?なんだ?蛙か」
祥貴の手には蛙のおもちゃがにぎられてる。
短いポールの中にはカラフルなラムネが入っていて、その先には蛙の上半身がくっついている。
先ほど見た「カエル館」にもいた『アカメアマガエル』を模してあり、緑のボディーに赤い目がついている。
蛙のお腹のところにレバーがついているので、にぎると『ウケケケケケケケケケケケケケケケっ!』と鳴きながら口をパクパクさせるおもちゃだ。
「こえ買う!」
鼻息も荒く頬を赤らめて握り締める姿に思わずうなずいてしまい、喜ぶ祥貴の声に気がついた母親である雅美が
「やん!そんなんばかり増えてしゃーないのに!」
「やだぁ!きょうかんかってもらう!」
「はぁ?きょうかん?」
「なんかさっきからそう俺を呼ぶ様になった。いいか?買ってやっても」
「う~ん。あっちゃんがよければ喜んでるから買ったって。でももう無しな。がちゃもさせんでよ!」
「わかったわかった。ほら、祥貴、それカゴに入れなさい」
「あいわった!」
堂上は笑いながら、ちょっと明るめの茶色いその髪をやさしくなでた。
(2016/07/24改)
後編に続く
上官部下時代またの呼称を堂上片思い時代
前編は堂上とその親族のみです☆
堂上は海を見ていた。
休日の山道のドライブは任務の緊張感がなく気軽さがあるが、やはりカーブの多い山道に少し疲れを感じていた。
小さな連絡船にのり、この小さな波止場に昼前に着いた。
その畔に和食レストランがあったので昼食は地魚の料理を楽しんだ。
帰りも運転があるのでアルコールを飲めないのは残念だった。
カッカッカッ
桟橋を軽快なミュールの音がこちらに近づいてくる。。
「ちょっとあっちゃん!あっちゃん!」
堂上は渋々、そちらに顔を向ける。
「雅美!その呼び方やめろっ!」
「なんね?篤やからあっちゃんやろが?あぁ?それとも活用してかっちゃんとかに変化したんか?」
「アホか!ちゃん付けをいっとるんだ!いい年してやめろっ」
「ぶち細かいっちゅうねん・・・ほんま」
「まさねえちゃん!だから兄貴は彼女できんのよ!」
「え?まだおらんの?色々無駄にしとるやないの。勿体なっ」
「うるさい!それでなんの用だ!」
「ちょっと美祢のオムツ替えるついでにアイス買ってくるから、イルカショーの場所とりしといて」
「あぁ?今飯食ったばっかだろ?」
「んなん別腹やろっ!ほら祥ちゃん!あっちゃんにくっついとって待っててよ」
「わった!あっちゃんおいちゃんとおる!」
「いい子にしとらんと、アイスやらんからね!」
「まかとしけ!」
「任しとけ・・・だろ?」
堂上は自分の膝丈ぐらいの茶色い頭を軽く撫でた。
「きゃん祥ちゃん可愛い~!静香お姉ちゃんも行ってくるから待っててね!」
「あいわったぁ!」
「なんだ?」
「時代劇ブームよ。『あいわかった』って言ったのよ。じゃあ頼んだわね!」
このマリンパークでは、船着き場のすぐ横の海がイルカショーのプールになっている。
桟橋からそのままイルカショーの座席に繋がっている。
「あっちゃんおいちゃん!オレだっこ!」
「あぁ?抱っこでいいのか?」
「んや!かちゃぐんま!」
「ほいほい肩車な」
そのまだ軽くて小さな身体を軽々と方に載せるが、その重みのなさがちょっと怖い。
「おい、祥貴。ちゃんとつかまっとけよ?」
「あいわった!」
座席側に入ると、まだイルカショーの始まるだいぶ前らしく、飼育員とイルカがその場で練習をしていた。
海をそのまま仕切ってプールにしてるので、他の水族館のイルカよりものびのびとして見えるのは気のせいだろうか?
まだ練習とか、飼育員の打ち合わせという感じだが、海面を跳ねるイルカの姿に肩の上の観客は大満足のようだ。
「ほらぁそのタイミングはだめだっていってるじゃん!」
客席から一人の飼育員の女性がイルカに指示を出しているまだ若い飼育員を叱り飛ばした。
「はぁい了解です!教官!」
「ほら!ふざけた口を聞く暇があったらやり直せ!」
「はい!」
「まったく、何が教官よ!ふざけて!」
プリプリと怒る女性に、他の飼育員が「構って欲しくてたまらないんでしょ?察してやったら?」と茶化した。
「今指導中!後にして!」
「後ならいいの?」
「殴るよ?」
「おお怖っさすが鬼教官!」
「だからやめてって!」
「あ!ちょっと松下さん!教官になにちょっかい出してんですか?今オレの指導中ですよ!やめてくださいよ!」
「お~悪い悪い!じゃぁな教官!」
「ちょうかん?」
会話が耳にはいったのか、肩の上ではしゃいでいた祥貴が呟いた。
「ちょうかん!」
言葉の響きが気に入ったらしい。
「祥貴。ちょうかんじゃない。きょうかんだ」
「ちょうたん!」
「違う違う。きょう・かん」
「ちょうたん!」
「ははは。ちょうじゃなくて、きょうだきょう。わかったか?」
「きょうちゃん!」
このやり取りが、この年の子供には面白かったらしく、遊びとしてこの日一日中堂上は付き合わされた。
無邪気な笑顔で「きょーかん!」とか呼ばれると、ちょっと胸の奥がむずむずした。
『あいつもガキだからな。連想してもおかしくない。うん。そうだ・・・』とその心の疼きから目を背けた。
「あっちゃんいつ子供こさえても困らんね~!子供のあしらいが上手いもんやないの」
うちの旦那より上手いわぁと肩をバシバシと叩かれて、苦い顔をする。
「あ、ほら兄貴も職場にお土産買わなくていいの?」
「あぁ、今選ぶ」
遊んでもらったのが嬉しかったのか、片手にはずっと祥貴が手を繋いで離さない。
「きょーかん!こえ!」
「ん?なんだ?蛙か」
祥貴の手には蛙のおもちゃがにぎられてる。
短いポールの中にはカラフルなラムネが入っていて、その先には蛙の上半身がくっついている。
先ほど見た「カエル館」にもいた『アカメアマガエル』を模してあり、緑のボディーに赤い目がついている。
蛙のお腹のところにレバーがついているので、にぎると『ウケケケケケケケケケケケケケケケっ!』と鳴きながら口をパクパクさせるおもちゃだ。
「こえ買う!」
鼻息も荒く頬を赤らめて握り締める姿に思わずうなずいてしまい、喜ぶ祥貴の声に気がついた母親である雅美が
「やん!そんなんばかり増えてしゃーないのに!」
「やだぁ!きょうかんかってもらう!」
「はぁ?きょうかん?」
「なんかさっきからそう俺を呼ぶ様になった。いいか?買ってやっても」
「う~ん。あっちゃんがよければ喜んでるから買ったって。でももう無しな。がちゃもさせんでよ!」
「わかったわかった。ほら、祥貴、それカゴに入れなさい」
「あいわった!」
堂上は笑いながら、ちょっと明るめの茶色いその髪をやさしくなでた。
(2016/07/24改)
後編に続く
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