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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SSエイプリルフール 第二弾

ども♪まるちゃです。

更新情報をツイッターでつぶやいておりますが、

んがですよ奥さん。

予約投稿のときはどうなるんだろ?←おい

いつまでも色々と無計画というか見切り発車というか・・・。


と言うことで第二弾です。

これはmilkyさまに差し上げたものと同じになります。
オリキャラがしつこく粘ってます。



ではでは「☆第二弾☆」よりおすすみください。

一部機種の方はそのまま下へ。☆三つからが本文になります。




拍手[35回]

☆☆☆



【業務部男性がエイプリルフールに「結婚を前提に交際を」と告白。
笠原は『エイプリルフールの嘘』だと思い、のりで了承してしまう。
本当の告白と笠原が気がついた時にはもう遅く、「笠原と結婚できる!」と喜ぶ彼が武蔵野第一図書館内に話を広めた後だった。】


笠原は業務を終えると、急いで日報をあげ、とりあえず柴崎に助言を求めることにした。
相手は同期でも通勤族だ。
それも実家住まいではなく、親が買ったマンションに住んでいると。
なかなかの癖のある人物らしいというのは手塚の助言。

しかし事態は一転する。
特殊部隊の庁舎の入り口でその彼が待ち伏せしていたのだ。

「あ、来た来た!郁ちゃん!待ってたよ!」
「えぇっ?郁ちゃんって?なんで?」
「なんでってそりゃ自分の彼女だから、名前呼んでもかまわないだろ?」
「あ、あのっその事なんですけど!」
「郁ちゃん!郁ちゃん!感激だなぁ~!今日は早引けして家から車持ってきたんだよ!僕の叔母が横浜でレストランやっててね。是非彼女できたらつれておいでって言われて、いいよね?帰りは遅くはしないつもりだけど、一応外泊届けを出してから行った方がいいと思うよ?」
「えぇっがががが!」
「あ!着替えてから行く?そのままのスーツでも素敵だよぉ?でも僕の為にって言うなら待つよ?」
「あのっなにを一体言って」
「さぁとにかく行こうか!」
笠原の手をぐいとひくと、彼は自分の腕に絡ませた。
「僕ね、こうやって歩くのが夢だったんだよ!」
「えぇっきゃあっ」
「ははっ真っ赤になって。本当に郁は可愛いな。」
郁より少しだけ高い背。
片腕をがっちりととられて引き寄せられると顔が間近にせまる。
やめてほしくて笠原は足を止めるが、相手は一向に動じる素振りがない。
ただ笑顔で笠原の腕を掴む。
・・・なにこれっヤダ!

「そういうことは他でやれないのか?・・・通れないんだが・・・」
笠原には耳慣れた声が低く響いてきた。
振り向くとそこには堂上が立っている。
なぜか段ボールを抱えている。
「あぁ堂上二正!お疲れ様です。いつも郁がお世話になっています。改めての挨拶はまた伺います。さぁ郁?行こうか?」
「え? やっ!あのっ」
自分の腕をからめとっていた手が、今度はなぜか腰に回されている。

それもただ嫌だとしか思えなかった。

「嫌っ!」
「待て!笠原!」

嫌がる笠原の手を取りに来た彼の腕を逆に掴み、そのまま引きながら自分の身体を彼の身体の下に入れ、あとは持ち前のバネで彼の身体を跳ねあげた!

ズシャッ!
「うわぁっ!」
彼の身体が綺麗な弧を描いて、アスファルトの歩道の上・・・ではなく、堂上が段ボールを素早く出した上に落ちたのだ。
「大丈夫か?おいっ!」
「つっいってぇ」
潰れた段ボールの上から、堂上は抱え起こすと、もうそちらはほっておいて握りしめた拳を可愛い部下の頭にお見舞いした。
「ふぎゃんっ!!」
「このあほぅがっ!なんだ今のはっ!こんな場所で打ち所が悪かったらどうすんだ!」
「あ・・・う。あたし・・・」
「待ってろ。」固まる笠原の頭を今度は優しく叩いてから、堂上はまだしゃがみこんでいる彼にかがんで話しかける。

「おい・・・本当はわかってたんだろ?」
彼はその言葉に顔を苦くした。
「笠原さんが僕の告白を信じてない事ぐらい、その表情でわかってました。
彼女の隣に、例え始まりは勘違いでも、あとは僕を知ってくれればいいと思ったんです。
そうすればきっと僕を好きになる。そうなれば順番なんて関係ない。」
いきなり勢いよく喋り出したかと思ったら、もう立ち上がって笠原の手をとっている。
「笠原さんは誰も好きな人はいないんだろ?
だから、それなら、今からでも僕の事をみてくれないか?」
笠原は今度はその手をそっと外した。
「ごめんなさい。本気で言ってくれたのに信じなくて。
失礼だった・・よね。
あのね、まだそういう相手を作る気にはなれないの。まだまだ私は未熟で、こうして教官にも迷惑をかけるばかりだし。
好きな人が・・・あのね、いるとかいないとかじゃないの。本当にごめん。」

「・・・人を好きになるのに未熟とか関係ないよ。僕はそのままの笠原さんを好きになったんだ。愛し合うのに条件なんて必要ないよ。僕を想ってくれさえすれば・・・・」
笠原はその言葉に顔をあげると、彼は泣き出しそうな瞳のまま笑っていた。
つられるようにせりあがる涙。
「あぁごめん.泣かないでよ。そんなつもりはないんだ。
ほら、恋はするもんじゃなくて落ちるものなんだってさ。
僕と一緒にいるうちに、そうなればなって、ちょっと思ったんだけどさ・・・」
両腕でがっしりと涙を拭いている笠原の肩をつかみ、しっかりとその瞳を掴むように視線を合わせる。
「僕の気持ちはもう分かってくれたよね?仕切り直しだ。僕の気持ちは変わらない。あきらめ悪いんだ。だからこれからも君の側にいられるチャンスがあれば、逃さないようにするつもりだから覚悟して。
じゃあ、堂上二正も、今回はこれで。」
「あぁ。」
そう言うと、一人清々しい顔で走り去ってしまった。
先に動いたのは堂上で、彼を受け止めてぐっしゃりと潰れた段ボールを抱え上げた。
「あ、教官!私が持ちます!どこまで持ってけばいいですか?」
「あ?いい。段ボールを壊したままでは返せん。一旦事務所で新しいのに詰め替えてからいく」
「すいません・・・私迂闊でしたね」
「あぁそうだな。お前は自分への評価が歪んでる。
もっと関わってくる人の態度や評価を冷静に分析しろ。
これから先、部下ができて指導する上でも、そういう歪みは足枷にしかならんぞ。」
「私も・・・だれかの上官になれますか?」
「当たり前だ。じゃなきゃ しごかん。・・・なに泣いてんだ。いい加減泣きやめ。」
「はい。笠原泣き止みます。」
「なんだそれで泣き止むなんて成長したな。」
「私だってたまにはぽんぽん無しで泣き止みます!」
威張る事かと堂上に笑われた。

その背中をそっと胸に焼き付ける様に見つめる。
恋には落ちるものだろ?
そんな事
痛いぐらい知ってる。
気がついてみたらどっぷりと落ちていた。
憧れか尊敬か王子か上官か。
どれでもあるけど、どれも足りないその想いに足掻くしかない自分。
それでも立ち止まってはいられない。
「あ、教官!ドア開けます!」
元気に声をだして、自分にも元気つける。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

と言うことで、次回は第三弾!オマケ的なSSになります。





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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
HN:
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性別:
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趣味:
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