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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SS「折口さんが来る前に」

S「折口さんが来る前に」


これはララ7月号の巻頭特別企画からで他SSです。


ネタバレがいやんという方は回避してくださいませ♪

(ララ7月号のネタバレはこの記事の下にあります。)

それ平気!と言う方は「☆意外と・・・☆」からどうぞ。

一部機種の方はそのまま下へ。
☆三つから先が本文です。

今回は写メですが、イラストつきです。たいしたことないです。すんまそん。


ではどうぞ♪

拍手[30回]


☆☆☆

SS「折口さんが来る前に」


これはララ7月号の巻頭特別企画からで他SSです。





それは唐突に告げられた。

「おい!堂上!新世相がインタビューにくるからお前が対応な。」

「はぁ?ない言ってんですか?」
「丁度昼休憩取るあたりに来るそうだ。」
「ちょっちょっと!待ってください隊長!!」
「堂上は11時過ぎに事務室へ戻れ。お前が抜けた書庫業務に俺が入る」
「副隊長?!だったら副隊長がインタビューを受ければいいのではないですか?」
「あくまでも『特殊部隊の一隊員』がいいんだそうだ。頼んだぞ。上がる前に一応一報入れろ。」
「ちょっ待って・・」
「小牧もいいか?」
「はい副隊長了解です!」
「堂上?」
「・・・・はい、副隊長・・・了解です」

くそっと言いつつ足早に事務所を後にする堂上。
なんとなく機嫌が底を這う堂上を相手に、笠原もミスをしないようにいっそう気を引き締めている。
しかし好奇心には勝てない様子・・・。

「インタビューかぁ・・・・すごいよね!本にのっちゃうのかな?」と小声ではしゃぐ笠原に
「あぁ?載せるから取材するんだろうが。」と返すのは手塚。
「ねね。新世相のインタビューって巻頭かな?だとしたら写真つきだよぉ~~(絶対買っちゃう!)」
「どうせ顔写真とかぼかしとか入るんじゃないか?」
「はぁ?ぼかしってなによ?!」
「モザイクとか・・・ほら目に黒い横棒で目隠しとか」
「犯罪者じゃないんだからっていたっ!!」
「って!!」

ごんっごんっとちょっと湿った嫌な音が書庫に響いた。

「お前等!!いい加減にしろ!!」
「「すいませんでした」」


11時を過ぎた頃、内線で事務所に堂上の交代を告げると、
「じゃあ小牧、頼むな」と不機嫌なまま書庫をあとにした。

「・・・小牧教官。あんな不機嫌面で大丈夫でしょうか?」
「ん?写真取るのも取材するのもあっちはプロだよ。上手くやるんじゃない?」
作業の手を止めることなく微笑む小牧に、止まっていた笠原の手も動いた。



堂上が事務所へ戻ると、「おうぅ!きたな~!」と真っ先にすっとんできたのは新世相の記者達ではなく、特殊部隊の先輩方だ。
「ちょっとなんですかぁ?!」と嫌がるものの、自分よりはるかにでかいのばかりが取り囲み事務所から引きずり出されると、
ミーティングルームに連れ込まれ、そこの丸いすに座らされる。

「やっぱりな、いくら男前でも取材となったら手を加えるとしたもんだ。」
「そうそう。」
「ちょっとな前髪がうざいんだよ」
「そうそう」

「ちょなにするんですかぁ!」

「あぁ?ちょっといじるだけだ、暴れるなら手錠だぞ~~!」

「あほか!なにすんだ!やめろ!!」

「お前~~先輩にそれはないだろぉ~~~?」
「ほら動くと目に入るぞ」

「うわっ冷たっなんですかこれ?」

「強力ディップ!!!これでおしゃれヘアに変身だぞぉ!」
「お!なかなかカッコイイじゃないか堂上!」

「はぁ?ないいってんですか!」

「お?堂上!お前結構前髪キテるな~~!」
「ん・本当だ、結構後退してないか?オ・デ・コ!」

「んなことあるか!何してくれてんだ!どけ!!」

ほれとわたされたステンレス製のお盆(よく磨かれてツルツルであるが、所詮はお盆なのでよくは見えない)
しかし盛大に自分の髪の毛が重力に逆らってる様はわかった。



堂上は周りの先輩方からするりと逃げると、近くのトイレに逃げ込んだ。
自分の姿を確認してから今度は給湯室に走りこむ。
幸いというか、最初から落とされるのを想定してか、水性だったためにお湯だけで何とか落ちた。

「あ~~~くそっ!」と本日何回目かの悪態をついていると、廊下から堂上を呼ぶ声が響く。

「お~~~~い!新世相きたぞ~~!堂上戻れ!」


がしがしとタオルで頭を拭きながら戻る。
タオルは給湯室の手拭用だが、この際かまうもんか!

「お待たせしてすいません、ちょっとアクシデントがありまして今しばらくお待ちいただけますか?」

「あら!やだ堂上君!そのまま!そのまま座って!ほら!池田くん撮って。」
「ういっす!」
そんなに急にカメラって構えてとれるのかと言う早業に、堂上は驚いて腰を下ろした。
まぁ先ほどよりましかと、半分あきらめの気持ちだが、カメラマンに目を向けることはできない。

「すんません。目線いただけますか?」

ギロっ!!

「あ~~やっぱいいです。すんません」

そんな感じで、この特集記事のインタビューは始まった。





おわり


なんで髪が濡れてるの?その理由を考えずにはいられなかった!!(笑)
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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
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