春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SS 自棄酒
- 2012/05/10 (Thu)
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ども♪まるちゃでし!
うん、なんか珍しくアップの時間が出来た!
でも目次とかリンクとかは出来ない~~。
今回も上官部下時代です。
オリキャラありです。
あの我が家ではおなじみの入寮時にナンパしてきた西尾くんです。
残業続きでお疲れ気味の教官。
郁ちゃんとの直接な接触はない話ですので、ご了承くださいませ♪
では☆ 気になんかなってない ☆からどうぞ!
一部機種の肩はそのまま下の星みっつからが本文です。
うん、なんか珍しくアップの時間が出来た!
でも目次とかリンクとかは出来ない~~。
今回も上官部下時代です。
オリキャラありです。
あの我が家ではおなじみの入寮時にナンパしてきた西尾くんです。
残業続きでお疲れ気味の教官。
郁ちゃんとの直接な接触はない話ですので、ご了承くださいませ♪
では☆ 気になんかなってない ☆からどうぞ!
一部機種の肩はそのまま下の星みっつからが本文です。
☆☆☆
自棄酒 (やけざけ)
上官部下時代。 適当な時期(笑)
「え~~~!本当に?」
「あぁだからさ、一緒に買いにいかねぇ?」
「え~~~!どうしよう!でも新しいの欲しいんだよね~!」
「結構車で行けばすぐだし・・・兄貴から車借りてこれるからさ~」
「え~~?西尾の運転?怖っ!」
「なんだとぉ?うりゃ!」
「痛い!ひどっ!」
同期の防衛員と話す・・・そんな楽しげな会話を耳がとらえたのは、今日の昼のことだ。
あの部下の声はよく通るし、デカイ。
だから食堂の入り口で耳が捕らえてしまってもおかしくはない。
今日は午前中は班長会議だった。
戻った事務所で、アイツが無謀な利用者を相手によくがんばったという話を小牧から聞かされた。
短気で一本気で、青臭いところがあるのに、あの利用者に対して根気強く粘り穏便に事を納めたと。
「うん、俺がさ『よくがんばったね』って褒めたらさ、テレながらも涙目だったよ。
本当に成長したよね・・・笠原さん。」
俺は先に休憩に入ったというアイツを追って食堂へいった。
昼食を取るついでだ。他意はない。
よくがんばった部下を褒めてやろうとしてるだけだ。
上官としてなんらおかしいところはない。
食堂に入ったところで、姿を探すまでもなかった。
俺はその輪には近づかず、同期の防衛員と一緒に食事をしているアイツを見ながら、
簡単に蕎麦とおにぎりで食事を済ませた。
・・・本当に声がでかいな。
「笠原さ、今度の公休っていつよ?」
「え?今度の?・・・明日だけど?」
「なんだよ!ちょうど良いじゃん!!俺もだし!すげくねぇ?偶然だしいくっきゃないでしょ?!」
「ちょっと!つば飛ばしすぎだし!!きたねぇし!!西尾汁きたねぇし!」
「きゃはっ!西尾汁って~!!」
「ちょっと柴崎さん笑いすぎじゃね?酷くねぇ?」
そこにいた数人がどっと笑いだす声を聞きながら俺は食堂を後にした。
そのまま事務所に戻り自席に座る。
「あれ?笠原さんに会えなかったの?」
「・・・何のことだ?」
「だって、そのミルクティーは笠原さんに買ったんでしょ?」
「・・・自販機のボタンを押し間違えたんだ。」
「へぇ~~~~。」
「・・・・なんだ?」
「まだ休憩時間残ってるのにもう仕事?」
「別に・・・・たまってるんだ・・・いつどう仕事しようが俺の勝手だろ。」
自分が机に積みあがったファイルを手に取って仕事をしようとしていると、小牧に指摘されて気がついた。
・・・別に動揺なんてしていない。
ミルクティーなんざ飲みながら食事が出来るか。
買ったが良いが、渡せなかったからと言って自分で飲むという選択もなかった。
飲みもしないで捨てるという選択もない。
そのままデスクの一番下の引き出しをあけてほうりこんだ。
アイツがどこの誰とどこいへ行こうが、そんなことは俺には関係ない。
守ると決めた。
アイツが戦うと決めた場所も、アイツも。
アイツが幸せならいいんだ。そう決めたんだ。
*************
このところ忙しかったので、洗顔フォームやら「拭くだけですっきりのシート」やらが切れている。
あのシートは便利だ。
若い頃と比べると、汗をかいた後の不快感が強くなった。
(まだ加齢臭はでていない!・・・たぶん。)
業務が忙しく、残業も重なると、合間に軽くシャワーを浴びることも出来なくなる。
そんなときに洗顔だけしたり、このシートで身体を軽く拭くのは気分転換にもなって一石二鳥だ。
これでも早い時間に残業を切り上げられたので、遅くまでやってるスーパーまで買出しに来た。
べつに明日でもかまわなかったが、そのまま寮に帰る気にならなかった。
ただそれだけだ。
まだ春だというのに今日は変に暑かった。
店のクーラーが心地良い。
喉が渇いているからか、やたら酒が目に付いた。
近頃はスーパーでも様々な焼酎が選べる。
泡盛も悪くない。
数本を選んでかごに入れる。
寮の自室に戻り、買ってきたものを片付ける。
数本の酒はそのままコタツの上に並べた。
冷蔵庫からロックアイスと水を出して、コタツの上に出しっぱなしにしてあったマグカップに入れた。
泡盛の癖のある香りが目に沁みた。
「あれ?なに?今日は利酒でもやってんの?俺にも頂戴?」
いつものようにノックもせずに入ってきたのは小牧だ。
「なによ~グラスも出さないでマグカップで飲んでんの?
こういうのはさ、グラスで飲まなくちゃ」
かって知ったるで出してきたグラスに、氷をいれて泡盛を注いでいる。
「で、どうしたの?」
「・・・なにがだ」
「なにがだって、何かなきゃ自棄酒なんかしないでしょ?」
「・・・・やけになんかなってない。ただ飲みたかったから飲んでるだけだ。」
「笠原さんとなんかあった?」
「アイツは関係ない!」
へぇ~~~と意味深な顔でにたらにたらと見つめてくる。
「笠原さんさぁ・・・あす」
「別に聞きたくない」
あっそ、と言うとすぐに珍しく話題を変えてきた。
怪しいとも思ったが、なんかもうどうでもいい。
出来れば一人で飲みたかった。
ちょっとこのところ、忙し過ぎた。ただそれだけだ。
「ただ酒が飲みたい」なんて、そんなもんだろ。
小牧はテレビの電源をいれて、話題作で作られたドラマを見始めている。
「あ~~~!やっぱりこの俳優は俺のイメージと違うなぁ。」
などと色々と話している小牧の会話に、いい加減な相槌を繰り返す。
「・・・さすがにさ、酔いつぶれはしないみたいだけど、ちょっとい今日は飲みが早いんじゃない?」
「・・・そうか?」
「もう休んだら?ってあれ?これも空けちゃったの?マジで飲みすぎだよ堂上!」
「ほっとけ」
「わかったほっとくよ。じゃあね、お休み~」
「あぁ。」小牧がコタツから離れるのと同時に、俺はそのまま横になった。
「コタツで寝ると風邪ひくよ。」
「ほっとけ・・・」
「明日は公休だからいいけどね・・・」
「・・・・。」
「そういえば笠原さんは誘いを断ったらしいよ。明日は柴崎さんとホテルの食べ放題の約束なんだってさ。」
「?!!」
あわてて飛び起きてしまった俺。
小牧はそんな俺をみると、ドアを開けたまま上戸に陥り、廊下に崩れ落ちた。
もっそりとコタツから這い出て、ドアに半分挟まったままの小牧を廊下に蹴りだしてドアを閉めた。
あぁ。確かに飲みすぎたな。
声が聞きたいとかありえないだろ・・・・。
いつの間にか開いて持っている携帯を睨んだ。
画面ではアドレス帳をひらいて名前を選択してる。
「・・・・かさはらぁ・・・いく・・・・い~く・・・・ってあほか」
携帯を閉じて充電。
テレビを消してベットにもぐりこむ。
とにかく寝よう。
明日は・・・休みだ。
終わり
続く残業にちょっとお疲れ。
重ねて「褒められてうれしそうに微笑む部下」をいじり倒すことも出来ず。
もんもんとする中年男(笑)
まだ「こんな上官と公休に二人で出かけるなんて、嫌がる以外になんの選択があるんだ?」と思ってる頃ですので。
ではではまた♪
自棄酒 (やけざけ)
上官部下時代。 適当な時期(笑)
「え~~~!本当に?」
「あぁだからさ、一緒に買いにいかねぇ?」
「え~~~!どうしよう!でも新しいの欲しいんだよね~!」
「結構車で行けばすぐだし・・・兄貴から車借りてこれるからさ~」
「え~~?西尾の運転?怖っ!」
「なんだとぉ?うりゃ!」
「痛い!ひどっ!」
同期の防衛員と話す・・・そんな楽しげな会話を耳がとらえたのは、今日の昼のことだ。
あの部下の声はよく通るし、デカイ。
だから食堂の入り口で耳が捕らえてしまってもおかしくはない。
今日は午前中は班長会議だった。
戻った事務所で、アイツが無謀な利用者を相手によくがんばったという話を小牧から聞かされた。
短気で一本気で、青臭いところがあるのに、あの利用者に対して根気強く粘り穏便に事を納めたと。
「うん、俺がさ『よくがんばったね』って褒めたらさ、テレながらも涙目だったよ。
本当に成長したよね・・・笠原さん。」
俺は先に休憩に入ったというアイツを追って食堂へいった。
昼食を取るついでだ。他意はない。
よくがんばった部下を褒めてやろうとしてるだけだ。
上官としてなんらおかしいところはない。
食堂に入ったところで、姿を探すまでもなかった。
俺はその輪には近づかず、同期の防衛員と一緒に食事をしているアイツを見ながら、
簡単に蕎麦とおにぎりで食事を済ませた。
・・・本当に声がでかいな。
「笠原さ、今度の公休っていつよ?」
「え?今度の?・・・明日だけど?」
「なんだよ!ちょうど良いじゃん!!俺もだし!すげくねぇ?偶然だしいくっきゃないでしょ?!」
「ちょっと!つば飛ばしすぎだし!!きたねぇし!!西尾汁きたねぇし!」
「きゃはっ!西尾汁って~!!」
「ちょっと柴崎さん笑いすぎじゃね?酷くねぇ?」
そこにいた数人がどっと笑いだす声を聞きながら俺は食堂を後にした。
そのまま事務所に戻り自席に座る。
「あれ?笠原さんに会えなかったの?」
「・・・何のことだ?」
「だって、そのミルクティーは笠原さんに買ったんでしょ?」
「・・・自販機のボタンを押し間違えたんだ。」
「へぇ~~~~。」
「・・・・なんだ?」
「まだ休憩時間残ってるのにもう仕事?」
「別に・・・・たまってるんだ・・・いつどう仕事しようが俺の勝手だろ。」
自分が机に積みあがったファイルを手に取って仕事をしようとしていると、小牧に指摘されて気がついた。
・・・別に動揺なんてしていない。
ミルクティーなんざ飲みながら食事が出来るか。
買ったが良いが、渡せなかったからと言って自分で飲むという選択もなかった。
飲みもしないで捨てるという選択もない。
そのままデスクの一番下の引き出しをあけてほうりこんだ。
アイツがどこの誰とどこいへ行こうが、そんなことは俺には関係ない。
守ると決めた。
アイツが戦うと決めた場所も、アイツも。
アイツが幸せならいいんだ。そう決めたんだ。
*************
このところ忙しかったので、洗顔フォームやら「拭くだけですっきりのシート」やらが切れている。
あのシートは便利だ。
若い頃と比べると、汗をかいた後の不快感が強くなった。
(まだ加齢臭はでていない!・・・たぶん。)
業務が忙しく、残業も重なると、合間に軽くシャワーを浴びることも出来なくなる。
そんなときに洗顔だけしたり、このシートで身体を軽く拭くのは気分転換にもなって一石二鳥だ。
これでも早い時間に残業を切り上げられたので、遅くまでやってるスーパーまで買出しに来た。
べつに明日でもかまわなかったが、そのまま寮に帰る気にならなかった。
ただそれだけだ。
まだ春だというのに今日は変に暑かった。
店のクーラーが心地良い。
喉が渇いているからか、やたら酒が目に付いた。
近頃はスーパーでも様々な焼酎が選べる。
泡盛も悪くない。
数本を選んでかごに入れる。
寮の自室に戻り、買ってきたものを片付ける。
数本の酒はそのままコタツの上に並べた。
冷蔵庫からロックアイスと水を出して、コタツの上に出しっぱなしにしてあったマグカップに入れた。
泡盛の癖のある香りが目に沁みた。
「あれ?なに?今日は利酒でもやってんの?俺にも頂戴?」
いつものようにノックもせずに入ってきたのは小牧だ。
「なによ~グラスも出さないでマグカップで飲んでんの?
こういうのはさ、グラスで飲まなくちゃ」
かって知ったるで出してきたグラスに、氷をいれて泡盛を注いでいる。
「で、どうしたの?」
「・・・なにがだ」
「なにがだって、何かなきゃ自棄酒なんかしないでしょ?」
「・・・・やけになんかなってない。ただ飲みたかったから飲んでるだけだ。」
「笠原さんとなんかあった?」
「アイツは関係ない!」
へぇ~~~と意味深な顔でにたらにたらと見つめてくる。
「笠原さんさぁ・・・あす」
「別に聞きたくない」
あっそ、と言うとすぐに珍しく話題を変えてきた。
怪しいとも思ったが、なんかもうどうでもいい。
出来れば一人で飲みたかった。
ちょっとこのところ、忙し過ぎた。ただそれだけだ。
「ただ酒が飲みたい」なんて、そんなもんだろ。
小牧はテレビの電源をいれて、話題作で作られたドラマを見始めている。
「あ~~~!やっぱりこの俳優は俺のイメージと違うなぁ。」
などと色々と話している小牧の会話に、いい加減な相槌を繰り返す。
「・・・さすがにさ、酔いつぶれはしないみたいだけど、ちょっとい今日は飲みが早いんじゃない?」
「・・・そうか?」
「もう休んだら?ってあれ?これも空けちゃったの?マジで飲みすぎだよ堂上!」
「ほっとけ」
「わかったほっとくよ。じゃあね、お休み~」
「あぁ。」小牧がコタツから離れるのと同時に、俺はそのまま横になった。
「コタツで寝ると風邪ひくよ。」
「ほっとけ・・・」
「明日は公休だからいいけどね・・・」
「・・・・。」
「そういえば笠原さんは誘いを断ったらしいよ。明日は柴崎さんとホテルの食べ放題の約束なんだってさ。」
「?!!」
あわてて飛び起きてしまった俺。
小牧はそんな俺をみると、ドアを開けたまま上戸に陥り、廊下に崩れ落ちた。
もっそりとコタツから這い出て、ドアに半分挟まったままの小牧を廊下に蹴りだしてドアを閉めた。
あぁ。確かに飲みすぎたな。
声が聞きたいとかありえないだろ・・・・。
いつの間にか開いて持っている携帯を睨んだ。
画面ではアドレス帳をひらいて名前を選択してる。
「・・・・かさはらぁ・・・いく・・・・い~く・・・・ってあほか」
携帯を閉じて充電。
テレビを消してベットにもぐりこむ。
とにかく寝よう。
明日は・・・休みだ。
終わり
続く残業にちょっとお疲れ。
重ねて「褒められてうれしそうに微笑む部下」をいじり倒すことも出来ず。
もんもんとする中年男(笑)
まだ「こんな上官と公休に二人で出かけるなんて、嫌がる以外になんの選択があるんだ?」と思ってる頃ですので。
ではではまた♪
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