春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SS 舞い落ちるは 1
- 2012/02/28 (Tue)
- 図書館SS |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
どもまるちゃです。
実はDXが発売直後に書きあけたこのおはしなのですが。
パソコンから更新することが困難なので、携帯からの更新です。
小分けにして更新します。
☆☆☆
ララDX3月号より。
上官部下時代 オリキャラありです。
この春、なんと結婚式が二回も入ってしまった。
ひとつは防衛同期の結婚式。
こちらは隊内結婚という私からしたらまっことに羨ましい存在。
旦那様になる方も防衛員だけど、他館配属なので彼女の配属は変わらない。
なんでも寮の屋外清掃のときにガラス片で怪我をした彼に、彼女がハンカチを貸
したことからの始まりだそうだ。
もう一つは大学の友人の結婚式。
こちらのお相手は会社の上司で、友人が入社したときの教育係だったそうだ。
その頃は奥さんがいらっしゃったらしいけど、あの後に離婚して・・・
なんでもそれまで夫婦で住んでいたマンションを奥さんに譲って、
一人暮らしをはじめた住まいが友人と同じ駅だったとか・・・。
仕事場では配属が違うから会わなくなっていたけど、同じスーパーで偶然会うよ
うになって、話をするうちに親しくなったんだそうだ。
決め手は何?ってきいたら、なんとハヤシライスだそうで。
「ハヤシライスは牛肉って思ってたけど、彼は子供の頃から豚肉だったって。
それでね、お互いつくって交換しようってことになって・・・。
なんかそれからそういうことが増えていって、一緒につくったり・・・
年も5歳も違うしバツイチだしで、彼はすごく悩んだんだけど、えへ、おそっちゃった!」
うん。
恋のチャンスなんてどこにでも落ちてる。
恋をかなえる勇気も・・・自信も、
あたしよりかは確実に、みんなにはあるんだろうな。
そんな私の背中をちょっと押したのは女性誌の占い。
ーーー気になるあの人とお花見に行けば新展開?!---
ちょっとだけ、ちょっとだけでも私にも「浮力」が欲しい。
当たるも八卦当たらぬも八卦だこのやろう!!気合だぁ!!
なぁんて意気込んで計画を練ったけど、そうだよね、3~4月は予定がぎっしりだった。
それでも基地内の桜でお花見をすることを思いついた!
わざわざよそへ行かなくても、ここにあるじゃん!立派なのが!
なんで気がつかなかったんだろう!!
昼休みにひとっ走りして咲き加減も確認!
でもそれを決めたとたんの残業続き。
今日は教官の眉間の皺もいっそう濃いような気がする。
先日の隊長の押し付け残業から・・・やっぱり辛そうに見える。
「・・・なんだ!なんか用か笠原っ!」
「いえっなんでもありません!」
「お前今日は用事があるんだろう?人の顔色をうかがっとらんでとっとと報告
書!!」
「はい!やってます!」
無意識に教官の顔を眺めていたらしい。
だめだな・・もうっ!
寮に戻る前に更衣室で簡単にシャワーを浴びてきてから着替えた。
今日は高校時代の友人が海外に仕事で行くことになったので、その送別会。
池袋かぁ・・・。ちょっと夜は冷えそうだから、パンツにジャケットとあとショールを持っていくことにした。
もう時間がないからヒールはやめて、とにかく駅までダッシュした。
池袋の待ち合わせ場所に付くと、すでに数人が集まっていた。
「あ!郁!遅い!」
「ゴメンゴメン!」
「あれあれ?郁もピンクとか小物を持つようになったんだね!」
バックから見えていたピンクのショールに優菜が食いついた。
あ~、のっけから苦手なのに捕まったな・・・。
優菜は友達の中でも嫌いではないけど、ちょっと苦手意識があった相手だ。
「なになに?ついに色気つきましたか?」
「え?別にそんなんじゃないよ。職場の友達が選んでくれたやつだから。」
「へぇ~~!!あんなに昔は私達が選んだもの『可愛すぎて似合わない!』とか
散々拒否っといて、
大人になったじゃん!」
「はぁ?」
バシバシと力強く肩をはたきながら親しげにからんでくるけど。
悪い子じゃないんだけどさぁ・・・私が『美人で可愛いくせにもったいない』とかいって、
からかっては自分の好みを押し付けてくるんだよね。
あたしみたいなひょろ長くてガリガリなガキに女っぽいひらひらなんて、
変な外国のカカシでしかないって・・・言ったのはハセガワっていう男子だけどさ!
「まぁまぁ、往来で騒がないの!こういうところは相変わらずね~~!」
「薫!」
今日少し早めにここを集合場所に決めたのが、この薫ちゃん。
薫はホテルとかに貸衣装などを卸しているフォーマルな衣装などの会社に勤めている。
どうせなら今度のともちゃんの結婚式には皆でここの衣装を格安で着ようということらしい。
「まぁ郁は嫌がると思ったから話してなかったけどね~~!」
「え~~?ケーキバイキングは?」
「え?なにそれ?ちょっと優菜!あんた郁になんていったの?」
「ん?ちょっと二時間ぐらい早めに集まってケーキバイキングに行こうって。」
「え~~?送別会の前にケーキバイキングなんて嘘をよくまぁ信じるほうも信じるほうだわ!」
一同笑いながらショールームへと移動した。
確かにそうだけど・・・あたしの胃袋はもうケーキを受け入れるつもりになってるってのに!
薫に連れられて入ったビルのお店は、想像してたよりもうんと広いショールームで一同たじろいでしまったが、
薫ちゃんは全く気にしない様子でみんなを引き入れて、お店の責任者を紹介してくれた。
「えっと、あとね今日みんなに格安でかせるのはこっから・・・・・・・ここまでね!」
「えぇ~~!」
結構な量に驚いたのだが、薫は逆にとったらしい。
「ごめんね~。ちょっとデザインがBになっちゃってるやつだから安く出来るんだけど・・・
あ、Bってちょっと古いデザインのやつのことね。向こうので気に入ったのあれば、二割引きぐらいまでならなんとか出来るけど。」
いやいや全然かまわないって!
みんなは一斉に衣装に向かっていく。
「ほら、郁も一緒に見よう?」
「ん。でもスカートばかりだね・・・。」
「仕事じゃないんだし、平気でしょ!」
そういって手をひぱってくれたのはしぃちゃん。
保母さんをしている彼女はちょっとふっくらしてるので、しきりに「私に合うサイズあるかしら~~?」と心配してる。
「もう子供相手に身体を動かしてんのにちっとも痩せないの!郁は全くかわらないのが羨ましいよぉ」
「え?私はしぃちゃんみたいな感じって好きだな~。柔らかくてさ、あたしなんてガリガリだもん。」
そんな風にきゃいきゃいと話をしながら衣装をえらんだ。
自分に似合うのなんてわかんないなと思ってるところに、優菜がいろんなのを押
し付けてくるんだけど、ってこんな真っ赤のなんて似合わないって!
「郁はもっと素直になんなよ!」
「素直って・・似合わないと思ってるから似合わないって言ってるだけでしょ」
「優菜、ちょっと自分のを先に選んできなよ。ね?」
薫がそういってあたしから優菜を離してくれた。
「まぁ彼女は昔から郁が好きなんだよね・・・。」
「そうそう、昔っから応援団長だからさ、郁の。」
「え?そうなの?」
「そうよ、アンタにとってはウザイ存在でしょうけどね~」
「ちょっと薫!」と叱るそぶりのしぃちゃんを軽くはいはいといなして、
「郁にはこれがいいと思うのよ。どう?」と薫が一着さしだしてきた。
薄い紫のドレスに黒のボレロ。
郁が気になったのは色よりもドレスの細い肩紐だった。
「え?でもこれって胸が開きすぎてない?」
「大丈夫よ。しぃちゃんみたいに胸が豊満だと危ないけど、アンタくらいはこれ
ぐらいでいいのよ。」
「あんたぐらいって・・・。」
「それにこの胸のお花がぺったんを目立たなくするから大丈夫!」
「ぺったんって!!」
「ほら、ちょっと試着してきてご覧?ほらほら」
ニコニコと笑って試着室に押し込まれた。
それを着たところで、似合うのかどうかは全く自分ではわからない。
でも薫は「あんたは全体に色素がうすいから、こういう色でも嫌味なく着れるのよ。」
と満足顔だし、しぃちゃんも「郁ちゃん・・すごく胸元の肌がきれいに映えるよ~いいこの色!」
とまあるい笑顔で言うので・・・まぁいいかと思ってしまった。
「当日は黒いタイツはいてらっしゃいね。」
「うんわかった。」
「披露宴が始まる二時間前ぐらいに式場のホテルに集合ね」
「え?なんで?」
「あのね、式場の新人研修でメイクしてもらうから。」
「えぇ?実験台?」
「ん?新人っていってもばっちりみっちり研修受けてきた子達だから、そこいらのホテルのメイクより上手いわよ!」
そしてアクセサリーとかも一緒に用意しておくから、タイツだけはいてきてねと薫は言った。
あとで優菜が、郁のは自分が選びたかったとちょっとごねて大変だったけど、着てきた服に着替えて送別会の会場へと向かった。
2につづく
実はDXが発売直後に書きあけたこのおはしなのですが。
パソコンから更新することが困難なので、携帯からの更新です。
小分けにして更新します。
☆☆☆
ララDX3月号より。
上官部下時代 オリキャラありです。
この春、なんと結婚式が二回も入ってしまった。
ひとつは防衛同期の結婚式。
こちらは隊内結婚という私からしたらまっことに羨ましい存在。
旦那様になる方も防衛員だけど、他館配属なので彼女の配属は変わらない。
なんでも寮の屋外清掃のときにガラス片で怪我をした彼に、彼女がハンカチを貸
したことからの始まりだそうだ。
もう一つは大学の友人の結婚式。
こちらのお相手は会社の上司で、友人が入社したときの教育係だったそうだ。
その頃は奥さんがいらっしゃったらしいけど、あの後に離婚して・・・
なんでもそれまで夫婦で住んでいたマンションを奥さんに譲って、
一人暮らしをはじめた住まいが友人と同じ駅だったとか・・・。
仕事場では配属が違うから会わなくなっていたけど、同じスーパーで偶然会うよ
うになって、話をするうちに親しくなったんだそうだ。
決め手は何?ってきいたら、なんとハヤシライスだそうで。
「ハヤシライスは牛肉って思ってたけど、彼は子供の頃から豚肉だったって。
それでね、お互いつくって交換しようってことになって・・・。
なんかそれからそういうことが増えていって、一緒につくったり・・・
年も5歳も違うしバツイチだしで、彼はすごく悩んだんだけど、えへ、おそっちゃった!」
うん。
恋のチャンスなんてどこにでも落ちてる。
恋をかなえる勇気も・・・自信も、
あたしよりかは確実に、みんなにはあるんだろうな。
そんな私の背中をちょっと押したのは女性誌の占い。
ーーー気になるあの人とお花見に行けば新展開?!---
ちょっとだけ、ちょっとだけでも私にも「浮力」が欲しい。
当たるも八卦当たらぬも八卦だこのやろう!!気合だぁ!!
なぁんて意気込んで計画を練ったけど、そうだよね、3~4月は予定がぎっしりだった。
それでも基地内の桜でお花見をすることを思いついた!
わざわざよそへ行かなくても、ここにあるじゃん!立派なのが!
なんで気がつかなかったんだろう!!
昼休みにひとっ走りして咲き加減も確認!
でもそれを決めたとたんの残業続き。
今日は教官の眉間の皺もいっそう濃いような気がする。
先日の隊長の押し付け残業から・・・やっぱり辛そうに見える。
「・・・なんだ!なんか用か笠原っ!」
「いえっなんでもありません!」
「お前今日は用事があるんだろう?人の顔色をうかがっとらんでとっとと報告
書!!」
「はい!やってます!」
無意識に教官の顔を眺めていたらしい。
だめだな・・もうっ!
寮に戻る前に更衣室で簡単にシャワーを浴びてきてから着替えた。
今日は高校時代の友人が海外に仕事で行くことになったので、その送別会。
池袋かぁ・・・。ちょっと夜は冷えそうだから、パンツにジャケットとあとショールを持っていくことにした。
もう時間がないからヒールはやめて、とにかく駅までダッシュした。
池袋の待ち合わせ場所に付くと、すでに数人が集まっていた。
「あ!郁!遅い!」
「ゴメンゴメン!」
「あれあれ?郁もピンクとか小物を持つようになったんだね!」
バックから見えていたピンクのショールに優菜が食いついた。
あ~、のっけから苦手なのに捕まったな・・・。
優菜は友達の中でも嫌いではないけど、ちょっと苦手意識があった相手だ。
「なになに?ついに色気つきましたか?」
「え?別にそんなんじゃないよ。職場の友達が選んでくれたやつだから。」
「へぇ~~!!あんなに昔は私達が選んだもの『可愛すぎて似合わない!』とか
散々拒否っといて、
大人になったじゃん!」
「はぁ?」
バシバシと力強く肩をはたきながら親しげにからんでくるけど。
悪い子じゃないんだけどさぁ・・・私が『美人で可愛いくせにもったいない』とかいって、
からかっては自分の好みを押し付けてくるんだよね。
あたしみたいなひょろ長くてガリガリなガキに女っぽいひらひらなんて、
変な外国のカカシでしかないって・・・言ったのはハセガワっていう男子だけどさ!
「まぁまぁ、往来で騒がないの!こういうところは相変わらずね~~!」
「薫!」
今日少し早めにここを集合場所に決めたのが、この薫ちゃん。
薫はホテルとかに貸衣装などを卸しているフォーマルな衣装などの会社に勤めている。
どうせなら今度のともちゃんの結婚式には皆でここの衣装を格安で着ようということらしい。
「まぁ郁は嫌がると思ったから話してなかったけどね~~!」
「え~~?ケーキバイキングは?」
「え?なにそれ?ちょっと優菜!あんた郁になんていったの?」
「ん?ちょっと二時間ぐらい早めに集まってケーキバイキングに行こうって。」
「え~~?送別会の前にケーキバイキングなんて嘘をよくまぁ信じるほうも信じるほうだわ!」
一同笑いながらショールームへと移動した。
確かにそうだけど・・・あたしの胃袋はもうケーキを受け入れるつもりになってるってのに!
薫に連れられて入ったビルのお店は、想像してたよりもうんと広いショールームで一同たじろいでしまったが、
薫ちゃんは全く気にしない様子でみんなを引き入れて、お店の責任者を紹介してくれた。
「えっと、あとね今日みんなに格安でかせるのはこっから・・・・・・・ここまでね!」
「えぇ~~!」
結構な量に驚いたのだが、薫は逆にとったらしい。
「ごめんね~。ちょっとデザインがBになっちゃってるやつだから安く出来るんだけど・・・
あ、Bってちょっと古いデザインのやつのことね。向こうので気に入ったのあれば、二割引きぐらいまでならなんとか出来るけど。」
いやいや全然かまわないって!
みんなは一斉に衣装に向かっていく。
「ほら、郁も一緒に見よう?」
「ん。でもスカートばかりだね・・・。」
「仕事じゃないんだし、平気でしょ!」
そういって手をひぱってくれたのはしぃちゃん。
保母さんをしている彼女はちょっとふっくらしてるので、しきりに「私に合うサイズあるかしら~~?」と心配してる。
「もう子供相手に身体を動かしてんのにちっとも痩せないの!郁は全くかわらないのが羨ましいよぉ」
「え?私はしぃちゃんみたいな感じって好きだな~。柔らかくてさ、あたしなんてガリガリだもん。」
そんな風にきゃいきゃいと話をしながら衣装をえらんだ。
自分に似合うのなんてわかんないなと思ってるところに、優菜がいろんなのを押
し付けてくるんだけど、ってこんな真っ赤のなんて似合わないって!
「郁はもっと素直になんなよ!」
「素直って・・似合わないと思ってるから似合わないって言ってるだけでしょ」
「優菜、ちょっと自分のを先に選んできなよ。ね?」
薫がそういってあたしから優菜を離してくれた。
「まぁ彼女は昔から郁が好きなんだよね・・・。」
「そうそう、昔っから応援団長だからさ、郁の。」
「え?そうなの?」
「そうよ、アンタにとってはウザイ存在でしょうけどね~」
「ちょっと薫!」と叱るそぶりのしぃちゃんを軽くはいはいといなして、
「郁にはこれがいいと思うのよ。どう?」と薫が一着さしだしてきた。
薄い紫のドレスに黒のボレロ。
郁が気になったのは色よりもドレスの細い肩紐だった。
「え?でもこれって胸が開きすぎてない?」
「大丈夫よ。しぃちゃんみたいに胸が豊満だと危ないけど、アンタくらいはこれ
ぐらいでいいのよ。」
「あんたぐらいって・・・。」
「それにこの胸のお花がぺったんを目立たなくするから大丈夫!」
「ぺったんって!!」
「ほら、ちょっと試着してきてご覧?ほらほら」
ニコニコと笑って試着室に押し込まれた。
それを着たところで、似合うのかどうかは全く自分ではわからない。
でも薫は「あんたは全体に色素がうすいから、こういう色でも嫌味なく着れるのよ。」
と満足顔だし、しぃちゃんも「郁ちゃん・・すごく胸元の肌がきれいに映えるよ~いいこの色!」
とまあるい笑顔で言うので・・・まぁいいかと思ってしまった。
「当日は黒いタイツはいてらっしゃいね。」
「うんわかった。」
「披露宴が始まる二時間前ぐらいに式場のホテルに集合ね」
「え?なんで?」
「あのね、式場の新人研修でメイクしてもらうから。」
「えぇ?実験台?」
「ん?新人っていってもばっちりみっちり研修受けてきた子達だから、そこいらのホテルのメイクより上手いわよ!」
そしてアクセサリーとかも一緒に用意しておくから、タイツだけはいてきてねと薫は言った。
あとで優菜が、郁のは自分が選びたかったとちょっとごねて大変だったけど、着てきた服に着替えて送別会の会場へと向かった。
2につづく
PR
リンク
カテゴリー
カレンダー
カウンター
それなりに
旦那もち子もち主婦。
明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。
心は16歳と言い切る図太さをもつ。
基本的にアレルギー体質。
右と左を間違える。
「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。
埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
HN:
まるちゃ
性別:
女性
趣味:
なにかつくること


この記事へのコメント