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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SS カルア 2

ども♪予約まるちゃだお。


と言うことで、一話が短いですが続けてお楽しみいただければと思います。




格闘技とか護身術とか知識が皆無なので、こういう場面がわかりにくくてごめんなさい。


ではでは☆ やられたのは誰 ☆からどうぞ

一部機種の方はそのまま下へ・・・☆三つから本文です。


拍手[36回]

☆☆☆


カルア 2





「笠原さん。飲まないの?」

隣の子が席をた立ったすぐ後に、さっと座ってきたのは業務部の男子だ。
それも他館配属で、もちろん寮にも済んでるので見覚えはある・・・しかし名前がでてこない。

「さっきからずっとさ、ずっと笠原さんを見てたんだけど・・・飲んでないよね?」
「うん。あたしお酒は弱いから、今日は飲まないの。」

特殊部隊での飲み会では、酔って寝ては教官におんぶされて帰寮するのが度々で、
毎回布団で目覚めては、「またやっちまった!!」と叫び柴崎に叱られる。
二日酔いはならないものの、後悔の波が郁を襲うので、決していい目覚めではないのだ。

だから今日は絶対に飲まないの!
他の人になんておぶさりなくないし、いや、教官にでももう真っ平ごめんだし!

ウーロン茶を掴む手に力が入る。

「ねぇ笠原さん。アイス食べない?」
「なんでアイス?」
「このお店はアイスが美味しいんだよ
実はさ笠原さんと一緒に食べようかと思って席を移る前に何個か頼んだんだ、ほら来た来た。
笠原さんも遠慮しないで食べなよ。ね?」


この男・・・業務部の林くん。
じつは柔らかい見た目とは裏腹に、かなり遊びなれたホソマッチョくんで、いわゆる脱ぐとすごいんですタイプ。

もちろんこういう手練手管にはなれており、笠原の隣に座っていた女子は仲間に頼んで他の席に誘導済みだ。

にっこりと甘い笑顔で笠原の前にアイスを差し出す。

黒い陶製の器にバニラアイスがかわいらしく二つの山を作っている。
そしてアイスには茶色いシロップがかかってる。

「へ?いいの?」
「うん、あ、ほら溶けちゃうし・・・。」

笑顔で差し出されたスプーンを受け取り、じゃぁ遠慮なくと笠原は食べた。

「美味しい!何がかかってるの?」
「カルアだよ。」

へぇ~っと感心しながらもアイスはさっと胃に収まってしまった。

「実はそのシロップを使ったのドリンクもあってね、これは僕は初めて頼んでみたんだけど・・・」

席に付いたときに手に持ってきていたドリンクを見せた。
生クリームも上に乗っていて、特殊部隊の飲み会では絶対にお目にかかれないような飲み物だ。
キャラメルマキアートのような見た目なので、ストローが刺さっていても違和感がない。
カルア・・・つまりこのドリンクはカルアミルクと言うカクテルだ。
もちろんアイスにかかっていた茶色いシロップは、そのカクテルに使われているお酒である。

「あ~甘くて美味しい。あ、ほら、バニラシェイクみたいでさ。
でも俺的には甘すぎるなぁ・・・・あ!笠原さんのウーロン茶ちょっとちょうだい?」

「うん・・・いいよぉ。」
「ん、ありがと・・・あれ、氷がもう溶けちゃってるじゃん。新しいウーロン茶頼もうか?」

とさっと笠原の飲みかけのウーロン茶を向こうにやられてしまった。

少し暑いなぁこの部屋。
シェイクみたいって・・・冷たくて美味しそう。

じーっとカルアミルクを見つめる笠原に「あ、飲みたいならあげるよ?」と林は手渡した。
笠原は気が付いていないが、既にこの男の手が自分の腰に回っていた。

既にほろ酔いの笠原はストローをつまんで一気に吸い込んだ。

先ほどの『シロップ』がお酒であるというこも、今吸い上げたドリンクも同じだということを全く知らない笠原・・・。
もちろん林はわざとカクテルを『ドリンク』と言っていた。




ゴク・・ゴクゴク

冷たい・・・。
甘い・・・・。
って強っ・・・・。



林はそっと微笑んでグラスを笠原の手から取った。
ふぅ・・・と小さくため息をもらしたまま力が抜けた笠原を当然のように抱き寄せる。
その様子に周りの数人が気がついた。

「あれ?笠原寝ちゃった?」
「そうみたい。笠原さんは俺が連れて帰るよ。」
「あ、でも柴崎から手塚に頼むように言われてるからさ・・・」
「いや、いいよ・・・滅多に参加しない手塚がああやって楽しそうに話し込んでるし・・・それにホラ回りにいる人達にも恨まれちゃうよ。」

そういわれて、・・確かになぁと女子たちが手塚の方をみて悩んでる隙に。林はぐっと力を込めて笠原を立たせた。

(携帯でタクシーをあそこのコンビニまで呼んで・・・今日は金曜日だからあっちのホテルにしておくか)

そんなことを考えながらそっと歩かせると、すっと笠原が身体を自分から離した。
軽くよろけて壁にもたれた郁のうなだれている顔を、林は覗きこんでやさしく話しかけた。

「笠原さん?ほら俺と帰ろう。ね?」
「ぬぅ?」
「ほら、バッグも俺もつし、ね?」

彼は軽く笠原の手首を掴んだ。

「ん~ほにゃしてっ!!!(離してっ)」
「ほらほら、こっちおいでよ、ね?」
「ん~~~~っやっ!」

笠原の声に数人の女子が気がついて慌てて制止に入った。

「ちょっと!笠原嫌がってるからっ!笠原は私らで連れて帰れるから!」
「いいから女は引っ込んでろよ!」

林は更に強く笠原を自分に引き寄せた。

笠原は捕まれたその手首をぐいと引いたが、林は業務部にしては体型がよく普段からも鍛えているそうで、
そんな酔った笠原の抵抗なんて軽いものであった。

そのまま逆に引き寄せられる。

そのまま抱き込もうとした・・その林の手首を今度は笠原が逆に掴んだ。

え林が?と思った次の瞬間には、彼の身体はテーブルに押し付けられてその手は背中に回されていた。

殆んど食べられて空だった皿がテーブルの上で音をたてて舞った。

がっしゃん!!!

やだ何?
え?どうした?

手塚も音がしたほうを見た。
そこには業務部の男が笠原に後ろ手を押さえられてテーブルに抑え込まれているではないか!

「っばが笠原!」急いで手塚は立ち上がり笠原に向かった。



「らからねむいっちゅーてんのっ!!」

いや、まだ離せとしか言ってないし。

「ん~じゃまらなぁ~。ろけっ(邪魔だなぁ。どけ)」

郁はそのままその林を横に飛ばした。

「ほふくじぇんしんしましゅっ!」

唖然とする人々をよそに、笠原はテーブルの下に潜り込んだ。
ここの居酒屋の座敷テーブルは、従来のテーブルよりも少しだけ高くつくられていたので、すんなりとその下に入れたのだ。

それをみて慌てたのは手塚だ。

彼の脳内では、黒い背景を背負って酒を人の金で飲み干していく魔女の幻影が浮かんでいる。

不味い不味いかなり不味い。

手塚はスライディングするように笠原が潜り込んだテーブルに駆け寄り、畳みに四つんばいになって急いでその足に手を伸ばした・・が掴めない!

「 ほふくじぇんしんし再開しましゅ!」
「何ぃ?寝てんじゃないのか?つか待て!笠原ぁ!!」

テーブルの下からは、じゅりじゅりと畳が擦れる音が移動する。
手塚は同じようにテーブルの下を這う訳に行かず、移動し続ける笠原を膝立の格好のまま追った。
まだ現状を把握していない人の隙間をぬって笠原を捉えようとするが、座布団や折り畳まれたコート等が手塚のいく道を塞ぐ。
そして並ぶテーブルの端まで移動するまで笠原を捕まえることは出来なかった。
ここまでくれば後は引きずり出すだけだと、手塚は軽く腕まくりをした。


3に続く
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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
HN:
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性別:
女性
趣味:
なにかつくること

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