春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SSパラレル 赤頭きんちゃん 1
どもまるちゃです。
以前に不思議の国のアリスをパラレルした時に頂いたコメントから、
「じゃぁ今度赤頭きんちゃんならできるかな?」と言って作ったものです。
どうしてもこの腐った頭がR妄想してしまって、やっとそこを省いて(笑)全年齢対象にしました。
赤頭きんをモチーフにして、図書戦のメンバーでお話は進みます。
郁ちゃんの家庭環境というか構成も違いますので、笠原家三兄弟とかでてきません。
それでもいいよ~と言う方はどうぞ。
たぶん軽い連載になると思うよ。
では☆ 狼に気をつけろ! ☆からどうぞ。
一部機種のかたはそのまま下へ・・☆みっつの先が本文です。
以前に不思議の国のアリスをパラレルした時に頂いたコメントから、
「じゃぁ今度赤頭きんちゃんならできるかな?」と言って作ったものです。
どうしてもこの腐った頭がR妄想してしまって、やっとそこを省いて(笑)全年齢対象にしました。
赤頭きんをモチーフにして、図書戦のメンバーでお話は進みます。
郁ちゃんの家庭環境というか構成も違いますので、笠原家三兄弟とかでてきません。
それでもいいよ~と言う方はどうぞ。
たぶん軽い連載になると思うよ。
では☆ 狼に気をつけろ! ☆からどうぞ。
一部機種のかたはそのまま下へ・・☆みっつの先が本文です。
☆☆☆
パラレル 童話 「赤頭きんちゃん」
登場人物は図書戦のみなさんです。
思い描いた配役ではない場合もあると思いますが、
それでもいいという方はどうぞお楽しみくださいませ。
「赤頭きん!これ!この赤娘!・・・赤猿!!」
赤頭きんの姉は大きな声で森に向かって叫んだ。
がささっと目の前の木々がゆれた。
「誰が赤猿だぁ!!」
枝を大きく揺さぶって、一人の少女が枝から大地へと飛び降りた。
いや、少女と言うのはもうだいぶ成長している。
すでに娘として花開いていい年齢に達しているが、この赤頭きん、
まだまだ「少女」と呼べてしまうようなあどけなさをまとっている。
「あんたしかいないでしょ!」
姉はひとつに束ねたその美しい黒髪の元を紐解き大きく揺らして髪を整えた。
走り寄ってきた妹は、自然と自分の短いうすっちゃけた髪の毛をさらに赤い頭きんの下に隠した。
「ほら。パンやけたから、アイツのところへもっていきな。」
「え~~~~。」
「嫌でもしかたがないでしょ。あんたの役目!」
「だって砂川ばあちゃんて結構話がウザいんだもん。」
「しょうがないでしょ!砂川なんだから!ほら、早く行かないと帰りが遅くなるわよ!」
「はいはい。」
「道草食ってないで、まっすぐ行ってまっすぐ帰ってらっしゃい!」
「はいはい。」
「あんたわかってんの?森で狼とか変な男とかに会っても無視するのよ!」
「だからぁ~~!私みたいな赤猿に手を出すもんいないってば!」
「すっごく腹が減ってたら・・・美食家の狼だって食べるわよ!」
「すっごくって・・・もうぅ~~」
「ほら、行ってらっしゃい!くれぐれも気をつけるのよ!」
「はぁ~~い」
赤頭きんは姉から少し大きめのバスケットを受け取ると山に向かって歩き出した。
砂川ばあちゃんはその山の中腹辺りに一人で住んでいる。
時々、姉が焼いたパンとか作ったジャムを届けに行っている。姉妹の二人暮らしには大切なお客で、
こうして週に一回でも運ぶことで、ほかよりも少し高くお金を頂いている。
ふぅ・・・赤頭きんの後ろ姿を見送りながら、姉はため息をついた。
「どうした・・・出かけたか?」
振り向くと一人の青年が立っている。
「なに・・・何の用?」
「柴崎・・・そんな言い方しなくてもいいだろう?」
「じゃぁそんな言い方されないようにすればいいでしょ?」
さっさとドアを開けて去っていく後ろを追い、寸でで閉められそうになった扉に手をかけて、彼は家の中に入り込んだ。
「ずうずうしいわね。」
「じゃぁ追い出せばいいだろ・・・以前のように・・・さ。」
「・・・・なに飲むの?紅茶?それとも林檎酒?」
「甘いのダメだって知ってるだろ?」
「だから何?!」
「コーヒー。」そういいながら、その彼女の細い肩を両手で捕まえて、
そっと抱きしめた。
「・・・光。コーヒー入れられない」
「ん」
::::::::::::::::
「ふんふんんふん~~~~~♪」
こちらは一人でざっかざっかと山道を進む赤頭きん。
ちらりと見ると、横の茂みには木苺がたくさん実っている。
「ん~~~帰りにつもうかな?今から摘んだら着くのが遅くなっちゃうしなぁ・・・。」
きらきらと光その実が赤頭きん・・・郁を誘う。
「帰りだと薄暗くて木苺の実が見えないんじゃないの?」
いつの間にかに背後に何かいる!
ばっと振り向くとそこには狼が立っていた。
いや正確には「半分狼で半分が男性」だ、銀色の髪を揺らしながら、そっと銀縁のメガネを指で押し上げた。
「やぁ・・・赤いずきんがかわいいね。君が赤頭きんちゃんかな?」
「おおおおおおお?」
「狼だけどなにか?っていうかそこいらの低脳な狼とは一緒にしないで欲しいな。
こう見ても人狼・・・慧って名前もあるんだよ。」
「人狼?サトシ?」
「そう、普通の狼なら、こんな風に話しかけもしないし、めがねもかけてない。
それに君なんて味を気にせずパクリといくさ。」
「ぱぱぱぱくり?」
「低脳なヤツは女を食料としかみない・・・。」
「へ?」
「まぁいいじゃない。とにかく、俺は君を食料としては襲わないってこと。」
「はぁ?」
「・・・君。天然?」
「はぁ?一体なんの話?」
「まぁいい。ほら、ここに使ってない麻袋がある。ちょっと小さめだけど、木苺を持ち帰るには適当だと思うよ。」
「わぁ!・・・っていいんですか?」
「いいから出してるんだけど。それに時間もないしね。じゃぁ・・・。」
「へ?」
「早く詰んじゃわないと、そのあとのお使いに響くよ。」
がささっと茂みのなかに分け入って、人狼・慧は姿をけした。
「・・・いい人じゃん。あ、人狼か。」
そうつぶやくと郁は早速木苺をつみにかかった。
そおっと摘んで、実をつぶしちゃったらぱくっと食べて・・・。
虫が着いていないかもちゃちゃっと確かめながら摘んでいく。
木苺はすぐに袋はいっぱいになった。
さてと、早くばあさんのところへ行かないと。と先ほどよりも歩みを早めた。
ざざざざっ
一方、郁と分かれた人狼は駆け足で山道を登った。そして砂川ばあさんの家へとついた。
コンコン。
「だれですかな?」
ぎぃと木の乾いたおとを立ててドアが開いた。
「おお!慧さま!」
「どけ!早く閉めろばか者が!」
「というといよいよですか?」
「そういうことだ。お前のお役目も今日で最後だ。」
にこっりと笑うと、ばあさんに当身を食らわせた。
ばあさんは、ぐぅという声をひとつたて、床の上から動かなくなった。
それをさっさと麻袋にしまい、家の裏側に転がした。
後で手下の狼どもの餌にするか、自分で食べるか。
性を吐き出せばそれだけ消耗する。しかしそれでもあまりこの男は喰う気にはなれない慧だった。
そう砂川ばばぁは人狼信仰の熱心な信者で、実は男性だが老女としてこの土地に住み込み、
長く人狼の子どもをはらむ為の女性を探していた。
女なら誰でもいいわけではない。
健康・聡明・純潔・・・そしてやはり体力がないといけない。
元いた国ではその人材が尽きていた。
そしてこの国に目をつけてやってき探していたのだ。
「確かにあの女なら、何人か続けてはらみそうだな。」
彼女の健康そうなあかいほっぺを思い出しながら、そうつぶやいた。
彼女の身がまだ純潔なことも調べがついている。
「楽しい一日になりそうだ。摘み立ての木苺と一緒にあじわうか」
~その2につづきます~
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