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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SSパラレル 赤頭きんちゃん 2

ども予約まるちゃだよ!

一日おきぐらいに更新するように予約を掛けてます。

拍手コメントのお返事は、連載が終わってからいっぺんにさせてください。
というか載せてみたら3話でした。

いつも来てくれてありがとうございます。

クリスマス。。。う~ん。がんばります!


では

☆ そんなアイツ ☆からどうぞ。

一部機種の方はそのまま下へ・・・☆みっつからが本文です。

拍手[24回]

☆☆☆


SSパラレル 赤頭きんちゃん 2

登場人物は図書戦のみなさんです。
思い描いた配役ではない場合もあると思いますが、
それでもいいという方はどうぞお楽しみくださいませ。




「ふんふんふうん~~~~ふんふん♪」

楽しげに山道をきた郁が、その気配に足を止めた。
ぷんと香る火薬の香り・・・。
あの男の香りだ。
私より少しだけ小さいくせに、絶対に勝たせてくれはしないあの黒髪。


「またあんた?」

「あんたって・・・いい加減名前ぐらい覚えろ!」
「覚えてます!口から言うのも嫌なだけです!」
「はぁ?なんだそれは!」
「あんたもおねえちゃんを狙ってるんでしょ?狙っても無駄だからね!」
「いつ俺がそんなこと言った!」
「だって!」
「だってじゃない!それよりお前、どこに行くんだ!」
「・・・・」
「なんだ!はっきり言え!」
「あ・・・あなたには関係ない!」
「あの老人のところへいくのか?」
「なんで知って・・・いいでしょ!かまわないで!」
「お前!」
「だっていいお客なの!だからいくから!離してよ!」
「お客ってお前!」

がツン「ぐぅ・・・。」

「あぁごめん。ちょっとあたりが強かったかな?」
「くっおまえ~~」
郁は堂上の後ろに立つ男を見て驚いていた。
肩には猟銃を担いでいて・・・その柄の部分を思いっきり堂上の後頭部にお見舞いしたらしい。

「あっあの・・・。」
「やぁ郁ちゃんだっけ?俺は小牧。この男と同じ猟師。」
「あ~~。」
「さぁ道を急いでるんだろう?ここはいいから先にいって。ね?」

男の笑顔に押されて郁は歩き出した。

「じゃぁ・・・失礼します!」
「っおいっまっ・・・・」
ジャキン堂上の背後から軽い金属音がして、そっと銃身が自分に当てられてるのがわかった。
「お前・・・本気か?」
「ん?それはこっちの台詞だよ。本気で彼女を止めようとしたね?」
「・・・・。」
「それ、どういうことだかわかってる?」
「・・・・あぁ。」
「わかってないね。ほら、行くよ。俺たちは俺たち。だろ?」
「あぁ・・・すまなかった。」

堂上は、そこまでする必要ないだろうと顔をしかめながら、自分に当てられた銃身をそっとそらした。
小牧は少しおどけた顔で、「まぁまぁ、こういう場面につき物じゃない?」と笑いながら銃を元の状態に戻した。




郁はさっさかと山道を登っていった。
もう鼻歌はでない。
先ほどからあの男の事が気になっていた。
『あんな音がしてたけど・・・頭大丈夫かな・・・。』
あの人はどうしていつも、私を止めるんだろう。
騎馬の祭りのとき、騎馬が出来るのだから・・・確かにその祭りには女性が出たことがないけど、私なら賞金が狙えるのに・・・
そのときもすごい剣幕で向かってきて「俺に負けたら出るな」とかなんとか、結局足元にも及ばなくて祭りの騎馬大会にはでれなかった。
そのくせあいつも出なくて・・・結局へぼい粉屋の息子が優勝した。
「あのアホには絶対に勝てたのに!!」あのときのことを思い出しては腹立たしくなる。

あの人は最近、このあたりに現れるようになった猟師集団の一人。
村の娘達は側を通るだけで華やいだ声を上げている。
私にだけ、あの男は冷たいっていうか・・・厳しい。
どうして?


「堂上さまの放った弓矢を頂きたいわ~~!」
村長の娘がうっとりとしながらクネクネとしているのを郁は、
あんな男のどこがいいんだろうと思いながらも話しかける。
「ねぇそんなのもらってどうするの?」
「あの飾り羽をブローチにして胸に飾るの!」
「ふぅん・・・でそれに幾ら出す?」

そんなやり取りがあり見事に高値で引き取る約束を取り付けた郁は、猟師たちの練習場に忍び込んで・・・
そのときも堂上にふんずかまって偉い目にあった。
なぜここにきたのかと猟師の首領に問われて、郁は正直に答えた。
「あの男の弓は高値で売れるからです!!」
金額も聞かれて答えると、その場にいた一同が一斉に笑い出した。

「そんなはした金でこんなところまで入り込んで、今も俺にひるむことなく見つめてきやがる・・・・よし!その心意気が気に入った!!

とげらげらと笑って宣言されて、私達のパンを大量に買ってくれる様になった。
そのパンを納めに行った時もやってきて・・・。

「本当に俺の弓を・・・他の女に売る気だったのか?」
「はい。お金になります!くれるんですか?」
「・・・・やるか!!!!」ごいん。。。

言葉だけで十分だともう。
あの拳骨の痛みを思い出して、頭をすりすりとさすった。

この頭には傷がある。
もうわからないぐらいの小さなハゲになって残っている。
郁が小さい頃に沢から転落して出来た傷だ。
本当はもっと酷い怪我になるところだった、と当時はまだ生きていた両親から聞いていた。
助けてくれた人がいたのだ。
転がり落ちる郁を抱きかかえて一緒に落ちてくれた少年。
彼は右肩にザックリと枝が刺さり、あとで星のようなあざになったと。。。これは渡りの薬師から聞いた話で、
それが郁の王子様になっている。
右肩に星型の傷かある人・・・。


近頃は姿をあらわさないと思ったら、今日のこれだ。

ふぅ・・・。

やっとおばあさんのうちについた。

こんこん「こんにちは!お届けにきましたよ?」

ドアの前で大きな声で叫ぶ。

いつもはすぐにドアが開くのに、今日はまったく反応がないのをおかしく思い、そっとドアを押した。

・・キィと軽い音をたててドアは開いた。

「あれ?・・・おばあさん?」

「・・・・・・。」

かすかに隣の部屋から声がする。

「おばあさん?こっちにいるの?」
部屋を覗くと、ベッドがこんもりと盛り上がってる。
「ん・・・・。んん・・・・。」
布団の中から苦しそうな声が聞こえた。

「え?おばあさん?!大丈夫?」

郁はテーブルにバスケットを置いてベッドに近づいた。

「・・・・・・。」
「え?なんて?おばあさんなんていってるのかわからないわ」
そういいながら郁は布団に耳を寄せた。

「ごほごほ・・・上着とブーツを脱いでこちらへきておくれ・・・。」
「上着とブーツ?脱げばいいのね?ちょっとまって!」

郁は上着というか外套を脱いで、その見た目より重いブーツを脱いだ。
ちょっと靴下になるのがはずかしい。などと自分の足元をみてもじもじしていた。

「きゃぁ!」
背後から急に抱きつかれた。
息をつく暇も無いとはこういうことなんだろうか?・・・あっという間に郁はベッドの中にいた。

「え?あれ?さっきの人狼?」
「やぁお嬢さん。いらっしゃい・・・・。」
「あ?私?食べられるの?」
「まぁある意味ね・・・さぁこっちを見て。」

くっくと笑いながら半分が人間のその裸身をあらわにしながら、
両手で布団をマントのようにして郁に覆いかぶさろうとしてきた。
その瞳は紫に光り初め・・・郁は怖くて目を瞑ることしか出来なかった。

紫の光が段々と自分を包んでいく・・・・・・・。


~その3へ続く~
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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
HN:
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性別:
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趣味:
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