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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SS 初めてのお使い ~後編~

ども♪まるちゃです!

皆様は連休をどのようにおすごしですか?

まるちゃは実家で上げ膳据え膳だよぉ!

んで日曜日は地元の天満宮でお祭りで、息子がまちにまった屋台に行きます。

たぶん、今年もチャレンジだけはするんだろうな・・・「うなぎ釣り」
私の友人の子供は毎年って程うなぎを釣るので、友達いわく「勘弁して欲しい」とぼやいてますが、我が家においてはそんな腕は到底ない息子なので、
安心してお小遣いを散財させてます(笑)

どうやって食べるの?と聞いたら、面倒なのでぶつ切りにして煮込むんだそうです。
でも殆んどの方が持ち帰らずに返すそうです。
金魚すくいも持ち帰らない子が殆んどらしいですね。
我が家はしっかり持ち帰らされ、ハンズで買った薬で消毒してから金魚ケースへいれます。
最初にこの薬を買ったのは、掬ってきた金魚が「おグサレ病」になったと息子が言い出したときです。
なんかカビが生えて、しっぽとかとけちゃう。
ハンズへいって店員さんに聞いたらお薬こちらですって。
値段見てゲッ!!ってなったけど、相談に乗ってもらった上に「いりません」っていえなくて、それから我が家の愛用アイテムになってます。
ほかに「金魚用の岩塩」とかもあります。こちらは風邪ひきの時ようです。

ではでは、こちらの乙女のお使いはどうなりますでしょうか?

別冊Ⅰあたり カップル後 堂上さん入院中です。


☆ バックスタイルも大事 ☆からどうぞ!


拍手[76回]

☆☆☆初めてのお使い~後編~



そんなやり取りから数時間後。
きっちりと定時に報告書を上げて、郁は駅ビルの中にある、男性下着の販売コーナーにいた。
片手には昼休みに小牧から受け取った、堂上の着替えが入ったサブバックを持っている。

「むむむむむ」
確かに自分にはむさい兄貴が3人いる。
小さい頃からいぬっころのようにじゃれて育った。

そろいもそろって運動部所属の子供ばかりの笠原家では、洗濯物の量は半端ではない。
専業主婦の郁の母もそこは手の抜き処で・・・・
子供達に自主性を育てるだのなんだの言いながら、体よくそれぞれの洗濯物をたたまずに渡す。
もちろん、ちゃんと畳んで箪笥にしまわないと、その後にお小言が待っているのを知っている兄弟達はたたむが、

「郁、俺の洗濯をたたんでくれたらあのマンガを貸してやるぞ!」など・・・
マンガの貸し借りとか、おやつ交換、宿題代行などを条件に郁が畳まされるのも少なくなかった。
だから、見慣れてるし触りなれてるしちょっと恥ずかしいけど大丈夫だよね?と彼女自身もここにやってくるまでは思っていた。


明らかに女性のものとは雰囲気が違う男性の下着売り場。
結構リアルな下半身マネキンがどどんと男らしさを強調して目の前に陳列されたりするものだから、天然培養乙女は大変なことになっている。
なるべく目に入れないように売り場を突き進む。

きょろきょろしながらも、郁はやっとパンツのコーナーへとたどりついた。
しかしここでもまたしても悩むことになる。

「むむむ・・種類が多いし・・・。」
郁の目の前には、ボクサーパンツでも股丈の長さとかデザインとか、綿100%とかワッフル生地だとか。
とにかく多くて迷ってしまった。

思っていたよりもカラフルだったり
ん~~。教官はどんなのはいてたっけって知るわけないし!
ん、でも奥多摩で着替えるときにちらっと・・・・、いやいやいや・・・ってきゃ~~~!
私は痴女か!ってちが~~う!!

ちらちらとこちらをうかがう店員と目が合った。
しまった。早急に済ませなくては。
ちらりと時計を見れば、急いで図書館を出たのに、いつの間にか結構な時間が過ぎてて驚いた。
冷房が聞いているのもかかわらず、汗が止まらないのも恥ずかしさを増強させている。

と、とにかく、ボクサーの黒!黒!えっとシンプル!
え?前あき?前とじ??えぇ股上ショートタイプ?え?えぇ~~!
少なくともズボンからゴム部分が見えていたってことは、この股上の浅い、
ちょっとこんにちわしちゃうんじゃないかっていうデザインのものではないはず・・・。
とにかく、一番無難そうなものを
って数個手にとってまた手が止まる。

あれ?・・・値段が全然違う。
方や580円なのにもう片方は一枚で2250円。
むむむむむ。
支払いは大丈夫と胸を張ったとはいえ・・・やはり一枚2250円でそれが5枚となるとキツイ。
でも一枚580円って言うのも失礼な気がするし、何と言っても大好きな彼氏にはいいものを選びたいとも思ってしまう。

郁は悩んで、ちょうど中間ぐらい価格のものを5枚購入した。

レジで「プレゼントですか?」と聞かれ、お使いものなので、元気よく「いえ、自宅用です!」と答えてしまい。
後になって「え?私がはくって思っちゃったりしてないよね?」と一人挙動不審になる郁であった。






病院へついて、いつものようにナースステーションに軽く挨拶をして通り、病室の前につく。

こんこん。

こうやってノックするまでに時間がかからなくなったのはいつからだろうか。

「はい・・・。」
「教官?笠原です。」
「あぁ、郁か。入れ。」

郁が入ると、ちょうど読みかけの本に栞を挟むところだった。

「郁・・・。」
ものすっごい笑顔で名前を呼ばれて、許されるなら床を転げまわりたい。
でもそれは我慢して、なんとか返事を搾り出した。

「はぁい・・・。」

「なんだ、今日は大荷物だな」
「あ、そうだった。あの、小牧教官は都合が悪くなりましたので、これを代わりにもって来ました。」

大きめな袋を受け取ると、小牧が洗濯したものと、それと新品の下着。
「あぁ、すまないな。重たかったろう・・・。」
「え?これぐらいの量はへっちゃらですよ?」
小さいほうの紙袋の中身を確認した篤が、じっと郁の顔を見つめた。
すると郁の表情が明らかに「私が選んだの~~~ダメ?ダメ?え?これじゃまずかったかな~~?!」
と変化してきたので、まずは逃げないように郁の片手をつかんでから声をだした。

「なんだこれは・・もしかして郁が選んで買ってきてくれたのか?」

「え?はっぁはい!・・・あの間違ってましたか?」
「まてまて・・・逃げるなよ?」
「はい」

下着であっても・・お使いであっても彼女が始めて選んでくれたものに、篤の頬は緩みっぱなしだ。

「お前レシートはどうした?」
「え?あの別にいいです。プレゼントってことで」
「お前、給料日前だぞ。それにプレゼントはまたにしてくれ。」
「なんでですか?」
「ん?郁が俺に選んでくれるところから見たいからな・・。」

その微笑つきの答えに郁は「ふごっ!」と言う乙女らしからぬ声を上げてベットに顔を突っ伏した。
篤はその様子にくっくと声を抑えて笑い、そっとその頭をなでた。
・・・からかわれた!今のは絶対にからかってるぅ!!くっそうこの手に噛み付いてやろうかしらん!


「ん。いつも使ってるメーカーのだな。それもいつもよりちょっとよさげだ。
選ぶの大変だろう郁?ありがとうな・・・。」

「はぁい」郁は布団に顔をうずめたまま答えた。
篤の甘い声に、からかわれた苛立ちはすぐに消える。

・・・きもちいいな・・きょうかんの・・・て・・・。

しばらくその頭を撫でていた篤が
「おい、寝るなよ?」と声をかけてきた。
「寝ません!」と勢いよく顔を上げた郁だが、ちょっと目つきが寝の体制に入っていた。
それも軽く笑われてしまう。
もう~~彼女としてどうよ?私。
とすねながらも、袋に手を伸ばした。
「これ、そこに片付けますね。」
「まてまてまて・・・。こんなのは後で自分でするからいい。」
「え~~!ちょっとは教官のことをさせてください!」
「そんなのは後でも出来るからいいんだ。ほら良いからこっちこい」
ささっと自分の上においてあった紙袋を、反対側のベットサイドへ片付けた。
少し自分の身体もそちらへとずらし、さぁ俺の隣に座れと催促をする。
まだそんな密着が恥ずかしくてたまらない郁だが、あまり抵抗するとあからさまに機嫌が悪くなられたことがあり、
どうしていいかわからない郁が思わず泣いてしまい、逆に篤があわてて謝るというひと悶着をしたこともある。
・・だいたいイスがあるのにベッドの上に座るのって・・・・

「わかった、わかった。郁がいやがることはしない。だから泣くな、な。頼むから。」
それから郁が嫌と言えば、このままイスに座っていられるが、やっぱりそれ以上のスキンシップを知ってしまうと、
それでは物足りなくなっていることに郁は気がついてしまい、今では抵抗も形だけになっている。

もぞもぞとベットへと上がり同じ布団に足を突っ込む。
すると背中から抱えるように篤の手が伸びてくる。

髪に軽くキスをされる。
「今日は本当に買い物、ありがとうな。男性下着なんて困ったろう?」
「ん・・・兄が3人もいるので、見慣れてるし大丈夫!・・・だと思ったんですけど、
実際にお店に行ったら種類が多くて驚きました。
家ではいつも兄達は同じ様な物ばかりだし、洗濯を片付けることしかした事が無かったから。」
「そうか・・・。」
「でもやってみたら大丈夫でしたよ?・・・・それよりも小牧教官がすごくて・・・。」

と今日の小牧の様子や、最近の事務所での様子や勤務について話たり、「昨晩のテレビで見た話」とか
・・・二人して同じドラマを見ているので、その感想を言い合ったりしていた。

ふと話が途切れる。
布団の上に出ている郁の手を軽くにぎられる。

「教官?」と顔を見ると、そのタイミングで腰に回ってる手でぐっと引き寄せられた。

軽くキスをされる。
もう二回。
さすがにキスをするときには目を閉じるタイミングを覚えた郁だが、
その後には恥ずかしくて目があわせられない。
教官がどんな顔をしてこっちを見てくれてるのか知りたい。
でも恥ずかしくて、郁の視線はいつもにぎられて篤の胸に置かれてる自分の手をみてしまう。

篤は、そんな伏目がちの彼女の瞼にキスをおとし、頬にキスをしてきつく抱き寄せる。

帰り時間が近づいたときのお決まりの行動だ。
枕を背に二人並んで座るが、5センチの身長差は、長座すると何故か相殺される。
篤は郁の頭に手をかけて、自分の肩にもたれさせる。
そして篤は郁の髪に唇を寄せる。

「またな。・・・・・あまり無理するなよ。」
「うん。」
「待ってる」
「うん。」
「怪我だけは・・・気をつけろ」
「うん。」
「帰りも・・・明るい道を選べ」
「うん。」
「・・・・・・郁?」
「はい?」
「また・・・メールする」
「うん。私も」
「じゃぁ・・・な」
「・・・はい。」

もう一度、その腕に力がこめられて、そしてやっと開放される。

ベットから降りて衣服のしわを軽く整える郁の背後を見つめ、
篤はそのままもう一度抱き寄せたい衝動を抑えている。

「そうだ、そこにあるクッキーの詰め合わせ。もって帰って柴崎と食え」
「えぇ?いいの?」
「あっても俺は食べないしな。」
「はい。ありがたく頂きます。・・・じゃぁ教官。また明日・・たぶんこれますから」
「あぁ。待ってるよ・・・。」
「おやすみなさい」
「おやすみ・・気をつけてな」

「はぁい!!」
笑顔を輝かせて病室のドアを閉めていった。

もしかしてもう一回ドアが開かないかなぁとか思ってみちゃってる篤くんですが。
残念ながら、いっぱいいっぱいなお嬢さんはそのまま帰ってしまいます。
ちょっと残念だけど、そんな彼女の反応も読めているし、十分可愛いなどと思っているので、
この男は幸せであります。

終わり

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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
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