春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
夏休みSS 台風 4
ども台風の4になります。
この話は、「教官の夏休み前日の夜から」のお話と
笠原の「夏休みあけの一日目」のお話とあります。
ちょっと前後します。
でもいっぺんにのせちゃえ~~!
ってことで、
上官部下(王子発覚後)時代の夏休み。
一応の着地点です。
では☆ 台風その4 ☆からどうぞ。
この話は、「教官の夏休み前日の夜から」のお話と
笠原の「夏休みあけの一日目」のお話とあります。
ちょっと前後します。
でもいっぺんにのせちゃえ~~!
ってことで、
上官部下(王子発覚後)時代の夏休み。
一応の着地点です。
では☆ 台風その4 ☆からどうぞ。
☆☆☆
☆堂上の夏休み☆夏休み前日に話が戻ります。
堂上は寮の部屋から電話をかけていた。
昼間にかけたホテルの宿泊の件、それらを伝えるために・・・・。
「と言うわけだからあきらめろ!わかったな?
あぁ、あぁ・・・ああ?!そんなの駅までだろ?タクシーでも使え!あほか!じゃあな明日。駅でな。
だから家までは俺は行かない。自分の荷物だろ?自分でもてる分だけ詰め込まんかあほう!知るか!関係ない!」
力なく携帯を畳んで充電器コードに繋いで机に放った。
全く、何が長く新幹線に乗るとワンピースにしわが付くだと?知るか!
大体、式に出るときは別のドレスだがを着るんだろうが!新婦じゃないのになにが「二次会用にお色直しもする」だ!
新郎が外資系のエリートでもだ、その同僚はみんな大阪に住んでるのに出逢ってなにかとかあるか?大阪だぞ?
自分は彼氏がいるだろうに・・・。
堂上は妹の学生のときからの彼氏の顔を思い出していた。
妹の後を優しそうに見つめる彼氏。あ~、アイツもなんか外資系に勤めたんじゃなかったか?
「あ~~~女めんどくせぇ!」
堂上はため息混じりにつぶやいてからベットに寝転がった。
『え~女心がわかってないなぁ~兄貴は!そんなんだから彼女が出来ないのよ!』
出来ないんじゃない!俺だってなぁ!あ~~~~出来れば苦労せんわ!
先ほどの妹の電話での会話の脳内再生に一人悪態をついた。
次の日。堂上はボストンバックとスーツを持って寮の玄関にいた。
「やぁ堂上、これから?」
「何だ小牧か。」
「俺も今からなんだよ。」
「昨日から行ってるかと思ったけどな。」
「あぁ、宿が上手く取れなくて今夜からしか泊まれないんだ。彼女を変なところに泊められないしね。」
「なんだ『常宿』は復活なしか・・・。」
「あ・・・そんな古い話覚えてるんだ。さすがに記憶力が良くて『数年前の出来事』も事細やかに覚えているなんて、
さすがだね班長!」
「・・・。悪かった、古い話を持ち出した・・・。」
「いいんだよ?俺はこれから毬江ちゃんと旅行だから機嫌いいしね?」
「あぁ・・・そうか?」
「そうだよ。だれかさんみたく、親戚の結婚式に行くだけなのに、ずいぶんと妹に振り回されてるだれかさんの苦労に比べたらね?」
「う。」
堂上は軽い気持ちで小牧の過去の話・・・昔の彼女と付き合っていた頃に気に入って使っていたラブホテル。
それもしっかりとクーポン券を集めたりポイントカードをつけたりして、軽食のサービスとか景品とかもらってる様を仲間とからかい、
彼女が変わっても変えなかったラブホテルを『常宿』と呼んでいたのを思い出して、ついからかった。
毬江を過去の彼女と同じ扱いをしたわけでは決してなかったのだが、ちょっとそのあたりが小牧の逆鱗に触れたらしい。
小牧とはレンタカー店の近くで別れた。
どっと朝から疲れた。
これから一泊で、もっと疲れるのになぁとため息をつきながら、堂上はコーヒースタンドへ立ち寄った。
☆郁の着地点☆~夏休みあけの一日目~
業務部の仲のいい子が夏休みに沖縄に行ってきたとかで「泡盛の古酒を手に入れたからプチ飲み会をしよう」と誘いがあった。
柴崎は明日から休みだけど私は今日から仕事だから「柴崎だけ行ってきたら?」といったけど
「私も高校の同窓会に出るのに帰るから、あまり深酒しないで切り上げるから一緒に行こう」とさそわれて、
「なんかご当地お菓子も買ってきたって」と言う言葉でうなずいた。
行ってみると「飲めない人用に」と重いのに、古酒のほかに「ごくごく飲めるシークゥワーサー」とか買ってきてくれてて、
あ~来ないほうを選択しなくてよかったなと思った。
シークゥワーサーはあまり飲んだことなかったけど、美味しかった。
炭酸で割って飲んでも美味しかった。
柴崎が携帯をいじりながらこっちを見てる。
「何?」と聞くと「別に?」とにっこり。なんだろう。策略の香りがしたような気がするんだけど。
特に話すわけでもないので気のせいかな?
それから10分ぐらいたった頃、柴崎が「そろそろ私達戻るね?瓶と缶、下までもってくよ~~」と言い出した。
私も一緒に立って、すでに空いた瓶や缶を集めて軽く洗面所ですすぐのを手伝った。
「ありがとうね!助かるわ!」
「うん、どうせ用事があるし、気にしないで、ご馳走様!」
「柴崎も明日気をつけて行ってらっしゃいね!」
「ご馳走様!美味しかったよ!」
「笠原も柴崎いない間に寂しかったらおいでね!」
「大丈夫だよ~~!でもありがとう!おやすみ!」
ありがとうとお互い言い合って廊下に出た。
・・・柴崎の用事ってなんだろう?
「のどか沸いちゃって、自販機のアセロラソーダが飲みたいのよ~」
「あぁなるほどね!好きだね~アセロラソーダ。」
「まぁね。」
共同部分にある資源ごみ置き場に缶と瓶をすてて、自販機の前まで来た。
どうせなら私もなんか買おう。
なににしようかな?
「あら?教官たちはどこかそろってお出かけしてたんですか?」
柴崎の声にえ?と振り向くと、堂上教官がいた!!
え?なんで?うそ!可愛い方の新しいホームウェアを着て行っててよかった!
あ、小牧教官もいっしょだ。
「うん。久しぶりに堂上と二人でのみに行ったんだよ。二人はジュース?」
「はい。同期の子達と女子会のを部屋でしていて・・・。」
「そうだこれ、毬江ちゃんが二人にって」
ポケットから小さな紙の包みを取り出した。
「女の子はこういうの好きだね。嬉しそうに選んでたよ。」
と相好くずして手渡した。
あ~毬江ちゃんが可愛い顔して選んだんだな・・・とこちらまで嬉しくなった。
「ありがとうございます!」と受け取った包みも可愛くて、すごく嬉しい。
ちょっと音がする。鈴かな?
「ところで堂上教官はお土産ないんですかぁ~~?」
「あぁ?なんで土産なんだ。」
「あら、ご旅行に行かれたんじゃなかったんですか?」
「旅行じゃない。家族と親戚の結婚式に行っただけだからな。別になにもないぞ。」
「え?」・・・だって誰かと泊まりに行ったんじゃないんだ?
「なんだ笠原。」
「いえ別に!」
「どれ買うんだ?」ちゃりんちゃりんと自販機に教官がお金をいれた。
え?と驚いてたら柴崎が「わぁいありがとうございまぁ~~すってぽちっとな!」と躊躇なくボタンをおした。
・・・がっこん。
でてきたジュースをとりだして教官に向かってお礼言ってる。
ちゃりんちゃりん・・・
「ほら、どうした?いらんのか?」
横に来て顔を軽く覗きこまれて・・・教官、ちょっと日本酒の香りがする。
「おい、かさはら?」
「あ、はい!いります!」闇雲におしたボタン。
・・・がっこん。
急いで取り出して教官にお礼を言った。
「くくく、笠原さんにしたら珍しいね。それ。」
小牧教官に笑われて、あわてて自分の手の中のをみると
「ブラックコーヒー・・・アロマ」
うげって顔してたら教官に取り上げられた。
「なんだ押し間違えたのか。ほんとにそそっかしいなお前は。」
ちゃりちゃりんと小銭をいれて、教官が微笑んだ。
「今度は間違えるなよ。」ってニコって!!
「・・・はい!!」
・・・・がっこん。
今度はいつものオレンジジュースを買えた。
急いでお礼をいって、柴崎の手をつかんで女子寮へと駆け戻った。
「色々と良かったわね?」と柴崎に笑われたけど・・・その日はなんとなく日本酒の香りとあの笑顔が頭から離れなくて・・・
「マジ、いい加減に静に寝てくれる?」と柴崎から叱られてしまった。
どうしよう・・・もうっばか!!
おしまい。
ながながとお付き合いくださりましてありがとうございました。
拍手にコメントなんぞをつけていただけるとありがたいです!
☆堂上の夏休み☆夏休み前日に話が戻ります。
堂上は寮の部屋から電話をかけていた。
昼間にかけたホテルの宿泊の件、それらを伝えるために・・・・。
「と言うわけだからあきらめろ!わかったな?
あぁ、あぁ・・・ああ?!そんなの駅までだろ?タクシーでも使え!あほか!じゃあな明日。駅でな。
だから家までは俺は行かない。自分の荷物だろ?自分でもてる分だけ詰め込まんかあほう!知るか!関係ない!」
力なく携帯を畳んで充電器コードに繋いで机に放った。
全く、何が長く新幹線に乗るとワンピースにしわが付くだと?知るか!
大体、式に出るときは別のドレスだがを着るんだろうが!新婦じゃないのになにが「二次会用にお色直しもする」だ!
新郎が外資系のエリートでもだ、その同僚はみんな大阪に住んでるのに出逢ってなにかとかあるか?大阪だぞ?
自分は彼氏がいるだろうに・・・。
堂上は妹の学生のときからの彼氏の顔を思い出していた。
妹の後を優しそうに見つめる彼氏。あ~、アイツもなんか外資系に勤めたんじゃなかったか?
「あ~~~女めんどくせぇ!」
堂上はため息混じりにつぶやいてからベットに寝転がった。
『え~女心がわかってないなぁ~兄貴は!そんなんだから彼女が出来ないのよ!』
出来ないんじゃない!俺だってなぁ!あ~~~~出来れば苦労せんわ!
先ほどの妹の電話での会話の脳内再生に一人悪態をついた。
次の日。堂上はボストンバックとスーツを持って寮の玄関にいた。
「やぁ堂上、これから?」
「何だ小牧か。」
「俺も今からなんだよ。」
「昨日から行ってるかと思ったけどな。」
「あぁ、宿が上手く取れなくて今夜からしか泊まれないんだ。彼女を変なところに泊められないしね。」
「なんだ『常宿』は復活なしか・・・。」
「あ・・・そんな古い話覚えてるんだ。さすがに記憶力が良くて『数年前の出来事』も事細やかに覚えているなんて、
さすがだね班長!」
「・・・。悪かった、古い話を持ち出した・・・。」
「いいんだよ?俺はこれから毬江ちゃんと旅行だから機嫌いいしね?」
「あぁ・・・そうか?」
「そうだよ。だれかさんみたく、親戚の結婚式に行くだけなのに、ずいぶんと妹に振り回されてるだれかさんの苦労に比べたらね?」
「う。」
堂上は軽い気持ちで小牧の過去の話・・・昔の彼女と付き合っていた頃に気に入って使っていたラブホテル。
それもしっかりとクーポン券を集めたりポイントカードをつけたりして、軽食のサービスとか景品とかもらってる様を仲間とからかい、
彼女が変わっても変えなかったラブホテルを『常宿』と呼んでいたのを思い出して、ついからかった。
毬江を過去の彼女と同じ扱いをしたわけでは決してなかったのだが、ちょっとそのあたりが小牧の逆鱗に触れたらしい。
小牧とはレンタカー店の近くで別れた。
どっと朝から疲れた。
これから一泊で、もっと疲れるのになぁとため息をつきながら、堂上はコーヒースタンドへ立ち寄った。
☆郁の着地点☆~夏休みあけの一日目~
業務部の仲のいい子が夏休みに沖縄に行ってきたとかで「泡盛の古酒を手に入れたからプチ飲み会をしよう」と誘いがあった。
柴崎は明日から休みだけど私は今日から仕事だから「柴崎だけ行ってきたら?」といったけど
「私も高校の同窓会に出るのに帰るから、あまり深酒しないで切り上げるから一緒に行こう」とさそわれて、
「なんかご当地お菓子も買ってきたって」と言う言葉でうなずいた。
行ってみると「飲めない人用に」と重いのに、古酒のほかに「ごくごく飲めるシークゥワーサー」とか買ってきてくれてて、
あ~来ないほうを選択しなくてよかったなと思った。
シークゥワーサーはあまり飲んだことなかったけど、美味しかった。
炭酸で割って飲んでも美味しかった。
柴崎が携帯をいじりながらこっちを見てる。
「何?」と聞くと「別に?」とにっこり。なんだろう。策略の香りがしたような気がするんだけど。
特に話すわけでもないので気のせいかな?
それから10分ぐらいたった頃、柴崎が「そろそろ私達戻るね?瓶と缶、下までもってくよ~~」と言い出した。
私も一緒に立って、すでに空いた瓶や缶を集めて軽く洗面所ですすぐのを手伝った。
「ありがとうね!助かるわ!」
「うん、どうせ用事があるし、気にしないで、ご馳走様!」
「柴崎も明日気をつけて行ってらっしゃいね!」
「ご馳走様!美味しかったよ!」
「笠原も柴崎いない間に寂しかったらおいでね!」
「大丈夫だよ~~!でもありがとう!おやすみ!」
ありがとうとお互い言い合って廊下に出た。
・・・柴崎の用事ってなんだろう?
「のどか沸いちゃって、自販機のアセロラソーダが飲みたいのよ~」
「あぁなるほどね!好きだね~アセロラソーダ。」
「まぁね。」
共同部分にある資源ごみ置き場に缶と瓶をすてて、自販機の前まで来た。
どうせなら私もなんか買おう。
なににしようかな?
「あら?教官たちはどこかそろってお出かけしてたんですか?」
柴崎の声にえ?と振り向くと、堂上教官がいた!!
え?なんで?うそ!可愛い方の新しいホームウェアを着て行っててよかった!
あ、小牧教官もいっしょだ。
「うん。久しぶりに堂上と二人でのみに行ったんだよ。二人はジュース?」
「はい。同期の子達と女子会のを部屋でしていて・・・。」
「そうだこれ、毬江ちゃんが二人にって」
ポケットから小さな紙の包みを取り出した。
「女の子はこういうの好きだね。嬉しそうに選んでたよ。」
と相好くずして手渡した。
あ~毬江ちゃんが可愛い顔して選んだんだな・・・とこちらまで嬉しくなった。
「ありがとうございます!」と受け取った包みも可愛くて、すごく嬉しい。
ちょっと音がする。鈴かな?
「ところで堂上教官はお土産ないんですかぁ~~?」
「あぁ?なんで土産なんだ。」
「あら、ご旅行に行かれたんじゃなかったんですか?」
「旅行じゃない。家族と親戚の結婚式に行っただけだからな。別になにもないぞ。」
「え?」・・・だって誰かと泊まりに行ったんじゃないんだ?
「なんだ笠原。」
「いえ別に!」
「どれ買うんだ?」ちゃりんちゃりんと自販機に教官がお金をいれた。
え?と驚いてたら柴崎が「わぁいありがとうございまぁ~~すってぽちっとな!」と躊躇なくボタンをおした。
・・・がっこん。
でてきたジュースをとりだして教官に向かってお礼言ってる。
ちゃりんちゃりん・・・
「ほら、どうした?いらんのか?」
横に来て顔を軽く覗きこまれて・・・教官、ちょっと日本酒の香りがする。
「おい、かさはら?」
「あ、はい!いります!」闇雲におしたボタン。
・・・がっこん。
急いで取り出して教官にお礼を言った。
「くくく、笠原さんにしたら珍しいね。それ。」
小牧教官に笑われて、あわてて自分の手の中のをみると
「ブラックコーヒー・・・アロマ」
うげって顔してたら教官に取り上げられた。
「なんだ押し間違えたのか。ほんとにそそっかしいなお前は。」
ちゃりちゃりんと小銭をいれて、教官が微笑んだ。
「今度は間違えるなよ。」ってニコって!!
「・・・はい!!」
・・・・がっこん。
今度はいつものオレンジジュースを買えた。
急いでお礼をいって、柴崎の手をつかんで女子寮へと駆け戻った。
「色々と良かったわね?」と柴崎に笑われたけど・・・その日はなんとなく日本酒の香りとあの笑顔が頭から離れなくて・・・
「マジ、いい加減に静に寝てくれる?」と柴崎から叱られてしまった。
どうしよう・・・もうっばか!!
おしまい。
ながながとお付き合いくださりましてありがとうございました。
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