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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SS コーヒーブレーク

ども♪また台風が近づいてきているようで、東京も夕立?集中豪雨?
そしてすごい湿気・・・。

温度差も上げしくて体調を崩すかたも少ないないようですが皆様はだいじょうぶですか?

さて、今回はちょっと甘いお話。

前回の告知でお知らせしたことは、もう少し先になります。
やっぱり新しい挑戦には時間がかかりますね。

それと「一周年祭り」の画像は8月16日までです。
まだみてないわと言う方はどうぞ。



では☆コーヒーブレーク☆からどうぞ。


拍手[73回]

☆☆☆

コーヒーブレーク

上官部下 後半?

ある日の事務室。
内勤の堂上班と副隊長、そして数人の隊員が仕事をしていた。

「ふぅ」
入力作業にひと段落したのか、笠原がイスの上で大きく伸びをして席を立った。

「のどか沸いちゃった~!コーヒーコーヒー♪」

何をするにもにぎやかな部下である。
堂上は作業しているPCから顔を背けずに、そのにぎやかな背中に声をかけた。

「おい笠原。俺にもコーヒーを淹れてくれ」

「やですよ。ご自分でどうぞ」

堂上は目をマッサージしながら

「うぉい。お前、たまには良いだろうが、だいたい誰のせいでだな」

「うぅ・・・さっきは気にしなくていいって言ったじゃないですが!
私だけのせいじゃないって!」

実はすでに残業が確定している。
業務部から回ってきた資料に初歩的なミスがあり、笠原はそれに気がつかず、
そのまま使用した故の残業だった。

「こんな初歩的ミスに気がつかないまま使うなんてな、おまえも相当頭が初歩だ!」
「ぬわにおぅ!!表でろ手塚ぁ!」
という部下達のなんとも稚拙なやりあいを止めるのに、堂上は確かにそう言って場を納めた。

そうだったそうだった・・・と一人思い出しながらため息をひとつ。

「あ~コーヒー淹れてくれたらぽんぽんしてやる。」
「え?」
「ブラックな」
「そそそっそんなんで懐柔されませんよ!子どもじゃあるまいし」
「かいじゅうって・・・・」
「あ!今別の事思ったでしょ!」
「ん・・・笠原だからなぁ~」
「がぉ~!の怪獣じゃないですよ!懐に…えっと…じゅう?あれ?」
「懐に柔らかいで懐柔だろが・・・・なぁコーヒーまだか?」
「あ、はいはい」

って私ったら淹れちゃてるし~!
いつもの分量の砂糖を片方のマグカップにいれて、赤くなった顔を冷ますがのごとく、スプーンでかき混ぜた。

「はい。どーぞ!」
憮然とした態度で置いてやる笠原だが、律儀な上司はご褒美を忘れない。

「ん。」ぽんぽん。

手を出せば笠原は反射的に頭を下げる。
堂上はPCから顔をそらさずに笠原の頭をぽんぽんとした。
なんかずっげぇ犬みたいだし・・私・・・と内心苦りながらも嬉しさの方が勝ってしまう笠原の色づいた頬を、
しっかりと盗み見しては頬を緩ませる堂上であった。
そんな様子を、ほほえましいなぁと緒形も離れたデスクから見つめていた。
もちろん書類を処理する手は止めてはいない。

「ん!甘い!笠原!クワガタ程じゃないけど甘いぞ。わざとか?」

コーヒーを口にした堂上が声を上げた。その声に机に置いたままにしていたマグを掴んで、郁はごくりと飲んだ。

「うへ?うわ苦っ!すいません間違えたみたいです。
砂糖いれてこよう。」

「おい、そっちかせ。」
「はい?」

あわてて席を立った笠原は、今度はPCから顔を上げてこちらをみる堂上と目が合い、思わず動きを止めた。

「俺がそのブラック飲むから。」
「あ。なる程。いいですか?このままで」
「構わん。口の中が甘いからそれ早くよこせ。」
「あ・・じゃあすいません。」
「あぁ。」

堂上は再びPC顔面に目を向けて、マグを笠原の方につき出した。
笠原はそれを受け取り、自分のと交換する。
笠原は顔を赤らめ、堂上もよく見ると耳が赤い。

恥ずかしげにマグカップをもって、そっと飲んでいる笠原を緒形は、ほほえましく思ってしまう。
ふとその一角の反対側にいる副班長を見ると、ちょっと前かがみになり震えている。
あ~、いつものやつと戦ってるなぁと見ていると・・・

「小牧二正、どうかしましたか?」と手塚が声をかけた。

あ~、ヤツの努力に水を差しやがって・・・。

「ぶはぁ!!!!くぅ~~~?!」
「え?小牧教官?なに急に笑い出してるんですか?ちょっと手塚!アンタ何笑わせてんのよ!!」
「はぁ?俺か?おれは何もしてないだろ!!」
「おい!お前等!気が緩みすぎだぞ!」
「ぶはぁ!!気がぁっゆるっゆるぅ~~!どうじょっ!おまっくはぁくはぁくはぁぁ!!」

実は班長の垣間見せるだだ漏れの「甘え」に反応してしまい、小牧は必死に自分の横隔膜と戦っていた。
そうでなければ小牧もコーヒーを頼みたかったのだ。
こいつ等!!まだ付き合ってもいないし、お互いへの思いを認めても無い癖にこの甘さ!!
しかし、班員達の暖かい連係プレーによって、彼の努力はむなしく散り「時間差上戸」の勃発となった。

そんなやり取りを横目に、緒形も自分のコーヒーを淹れに立ち上がった。

「大丈夫ですか?水もって来ましょうか?」と床に転がった小牧にたずねる笠原に、

「ほっとけ自然に止まる!お前は自分の作業をやれ!」と叱る堂上。

・・そんな大人気ない堂上のやり取りから、暖かいものを感じずにはいられない緒形であった。

終わり





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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
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