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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SS  入寮の日  (1)

初めてなので、だーっと載せます。
続きます。
でもリンクの貼り方がわかりません(笑)



入寮の日    (1)

郁、入隊時 堂上と小牧 ※不憫なオリキャラがでてきます。


「ねえ、知ってた?明日だってさ」
事務所を出たところで小牧に言われて「何がだ?」と返した。
「何ってお姫さんの入寮日」
その言葉に、つい足を止めてしまった。
睨みつけても・・・いつもと変わらず、柔らかく微笑む小牧。

「時間は知らないけどね、予定では明日らしいよ」
「そうか」とだけ言ってさっさと歩き出した。
小牧は、そっけないネェ~つれないねぇ~などいいながら、一緒に寮まで帰ってきた。


目が覚めると、窓の外はすでに青い空が広がっていた。
窓を開け、まだ春先の風を部屋へいれる。

俺の部屋は独身寮の3階。寮の玄関側の部屋だ。
簡単に身支度をすませ、イスを窓際まで持ってきて座った
・・・窓の下の・・・寮の共同玄関が見下ろせる。

図書大学を卒業し、図書隊に入隊と同時に寮に住み始めて5年近く。
この部屋・・・今の一人部屋になったのはつい数年前だ。
カーテンは一人部屋に移ったときに買ったものだと思い出し、そろそろ新しくしてみるか・・など考えながら、それでも窓の外から視線を動かさなかった。

基地の通用門から小型トラックやバンが次々入ってくる。
今年の入寮希望者は何人だったかなぁ。。。
独身寮の部屋は一人部屋・二人部屋・四人部屋で、家具は部屋に備え付けられているし部屋も広くもないので、個人の持ち込める荷物も限られている。
布団もレンタル業者から借りるのが殆んどだ。
だから引越しと言うよりも宅配って規模で、先に本人が入寮している場合は、荷物が届くと寮監が放送で知らせることになっている。
堂上の待ち人は・・・まだ入寮していない。

「お、来た」

少し背の高い、明るい色の髪は短くて・・・今日は目深にキャップをかぶっている。
片方の肩には大きなボストンバックを背負い、もう片方にはダンボールに紐をかけてぶら下げている。
ジーパンにスポーツウエアのジャージを着こんで、背筋をまっすぐにして歩いてくる。

「素手で運ぶのかよ」と軽やかな足取りで進んでくる人物に軽くほほを緩ませながらつぶやいて、堂上は部屋を後にした。

共有スペースまで階段を駆け下りてきて、そ知らぬそぶりで新聞を手に取りソファーに身を落ちつかせた。

彼女は颯爽と寮の玄関をくぐってきた。部屋番号と同じ表示の靴箱に自分の名前を見つけ、かばんからちょっと年季の入った室内履きを出している。
そんな作業を堂上は新聞越しに見つめていた。

~~入寮の日[2]に続きます~~

2015/0806修正

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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
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