春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SS 不思議の国の笠原 (1)
- 2011/07/14 (Thu)
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不思議の国の笠原 (1)
ドリームシチュエーションSS(笑)
ララのドリームシチュエーションで見事グランプリをとって表紙となった
「不思議の国のアリス」をみて、思わずできちゃったSSです。
本編とは無関係ですし、本作は私が表紙をみて、妄想はじけちゃった産物です。
それでもよいという方は、どうぞお付き合いくださいませ。
思いがけず長くなりました。
書き上げるまで、他のSSの掲載に頭が回らなくて、更新が止まってしまってすいません。
全部で今のところ6話の予定です。
今日の一話目はちょっと短めです。
※一部訂正しました。赤の女王→黒の女王
では ☆ 落ちていく ☆よりどうぞ
ドリームシチュエーションSS(笑)
ララのドリームシチュエーションで見事グランプリをとって表紙となった
「不思議の国のアリス」をみて、思わずできちゃったSSです。
本編とは無関係ですし、本作は私が表紙をみて、妄想はじけちゃった産物です。
それでもよいという方は、どうぞお付き合いくださいませ。
思いがけず長くなりました。
書き上げるまで、他のSSの掲載に頭が回らなくて、更新が止まってしまってすいません。
全部で今のところ6話の予定です。
今日の一話目はちょっと短めです。
※一部訂正しました。赤の女王→黒の女王
では ☆ 落ちていく ☆よりどうぞ
☆☆☆
あぁ・・・・・・あたし浮いてる?
ん?違う?・・・落ちてるぅ・・・・。
ん~~~
やっぱり落ちていってる・・・。おっ!と言うことは落下中だね。
へ?落下中??
どしてってっわっわっわぁ!!!
急いで目を開けると、周りの壁がゆっくりと上へ上がっている。
「うへぇ・・気持ち悪い・・・」
どこまでも上に伸び続けていく壁。
しかし自分の足は床にもどこにも着いていない空中に浮いている状態だ。
周りをよく見ると伸びていく壁にはところどころにドアや窓がついている。
床のない壁だけになったビルの中を、最上階からゆっくりと降りている感じだ。
・・・・むぎゅ。
急に足元に感覚が沸いた。
「わわわぁ!」
郁が足をついたのは平らな床ではなかった。
柔らかいような堅いような不安定な地面に足を取られて・・・ここで普通なら頭からひっくり返るところだが、
郁は持ち前のバランス感覚でその場にしりもちをつくだけで済んだ。
「うわわ。びっくりしたぁ・・・。ここ。どこ?」
「・・・おい」
「てかあたしワンピース?いつの間にってうわぁ・・」
「おいっ!」
「スゴっひらひらのエプロン・・・」
「おい!!」
「へ?ひゃぁ!!」
郁はあわててその場を飛びのいた。
「人様の上にいつまでも座ってやがって・・・」
「え???ど、堂上教官??」
「あぁ?ドジョ?だれだそれ。つーか貴様はなにもんだ?あ~もういい。言うことはそれだけか?ならとっととこっから消えろ」
「え?やだ!私ですよ!笠原!ですよ?寝ぼけてます?」
いつもと違う堂上にキュウっと胃の辺りが痛くなった。
「寝ぼけてんのはお前だ。・・・カサハラ?知らん」
「・・・・へ?」
じろりと睨まれて郁は床に座りなおした。
その男・・・・といっても赤いフロックコートを着て茶色地に格子柄のベスト、
首にはこれでもかと言うぐらい大きな赤い蝶ネクタイをしていて・・・
一番の特徴は、頭の上で器用に動く長い白い耳が生えていることだ。
そして不機嫌そうにその長い耳を動かしながら立ち上がると、郁を一睨みしてから背を向けてぱんぱんと埃をはらっている。
この男・・・ウサギの耳はついてはいるが声も姿も埃をはらうしぐさも郁には堂上にしか見えない。
郁は少し涙目になりながら、どうすることも出来なかった。
その場から動かなかった郁に、ウサギ男は気がついて今一度、一睨みしてきた。
「あぁ?貴様まだいたのか、俺はいまそれどころじゃ・・・・」
何かに気がついたのかはっと息を止めた。
「お前、まさか・・・メアリー・アンか!?」
「へ?」
「俺は黒の女王に使えているニベンス・・・ニベンス・マクトウィスプだ」
「え?マクド・・何?」
「アホか貴様!マクトウィスプだ!!あ~~もうとにかく時間がねぇメアリー・アン!ほら行くぞ!」
急に手をにぎられた郁は抵抗するのも忘れてそのウサギ堂上に連れられて走り出した。
そしてたどりついたのは森だった。
しかし生えているのは木々ではなく草花だ。
それも自分よりもはるかに背が高く、自分が昆虫にでもなったような・・・そんな気分にさせる風景に郁は目を奪われる。
「わぁ・・きれい」
「今更なに言ってんだ!ホラ急げよ!しかし葉は絶対に踏むなよ!厄介だ!・・・それにあいつは待たせると厄介なんだ」
「へ?・・アイツって?」
「まったく、メアリー・アンがこんなアホなヤツだとは聞いてなかったぞ・・・・」
「ちょっ!アホって失礼な!それに私はメアリー・アンじゃないんです!!」
「おっとっと・・・その手は食わんぞ。他のヤツはその手でお前に逃げられたからな。しかし俺は通用せん」
そういって口だけで笑うと強く手を引かれてその腕に閉じ込められた。
「ぎゃぁ!」
「ぎゃあって・・・もう少し声の出しようがあるだろ」
そういうと郁をその腕から開放して頭をぽんぽんとたたかれた。
おもわずその感触に目を開けて見つめれば、いつものあの笑顔がそこにいた。
きょうかん・・・。
「ほら行くぞ。」
そういって走り出した先は少しにぎやかだった。
(2)に続く
あぁ・・・・・・あたし浮いてる?
ん?違う?・・・落ちてるぅ・・・・。
ん~~~
やっぱり落ちていってる・・・。おっ!と言うことは落下中だね。
へ?落下中??
どしてってっわっわっわぁ!!!
急いで目を開けると、周りの壁がゆっくりと上へ上がっている。
「うへぇ・・気持ち悪い・・・」
どこまでも上に伸び続けていく壁。
しかし自分の足は床にもどこにも着いていない空中に浮いている状態だ。
周りをよく見ると伸びていく壁にはところどころにドアや窓がついている。
床のない壁だけになったビルの中を、最上階からゆっくりと降りている感じだ。
・・・・むぎゅ。
急に足元に感覚が沸いた。
「わわわぁ!」
郁が足をついたのは平らな床ではなかった。
柔らかいような堅いような不安定な地面に足を取られて・・・ここで普通なら頭からひっくり返るところだが、
郁は持ち前のバランス感覚でその場にしりもちをつくだけで済んだ。
「うわわ。びっくりしたぁ・・・。ここ。どこ?」
「・・・おい」
「てかあたしワンピース?いつの間にってうわぁ・・」
「おいっ!」
「スゴっひらひらのエプロン・・・」
「おい!!」
「へ?ひゃぁ!!」
郁はあわててその場を飛びのいた。
「人様の上にいつまでも座ってやがって・・・」
「え???ど、堂上教官??」
「あぁ?ドジョ?だれだそれ。つーか貴様はなにもんだ?あ~もういい。言うことはそれだけか?ならとっととこっから消えろ」
「え?やだ!私ですよ!笠原!ですよ?寝ぼけてます?」
いつもと違う堂上にキュウっと胃の辺りが痛くなった。
「寝ぼけてんのはお前だ。・・・カサハラ?知らん」
「・・・・へ?」
じろりと睨まれて郁は床に座りなおした。
その男・・・・といっても赤いフロックコートを着て茶色地に格子柄のベスト、
首にはこれでもかと言うぐらい大きな赤い蝶ネクタイをしていて・・・
一番の特徴は、頭の上で器用に動く長い白い耳が生えていることだ。
そして不機嫌そうにその長い耳を動かしながら立ち上がると、郁を一睨みしてから背を向けてぱんぱんと埃をはらっている。
この男・・・ウサギの耳はついてはいるが声も姿も埃をはらうしぐさも郁には堂上にしか見えない。
郁は少し涙目になりながら、どうすることも出来なかった。
その場から動かなかった郁に、ウサギ男は気がついて今一度、一睨みしてきた。
「あぁ?貴様まだいたのか、俺はいまそれどころじゃ・・・・」
何かに気がついたのかはっと息を止めた。
「お前、まさか・・・メアリー・アンか!?」
「へ?」
「俺は黒の女王に使えているニベンス・・・ニベンス・マクトウィスプだ」
「え?マクド・・何?」
「アホか貴様!マクトウィスプだ!!あ~~もうとにかく時間がねぇメアリー・アン!ほら行くぞ!」
急に手をにぎられた郁は抵抗するのも忘れてそのウサギ堂上に連れられて走り出した。
そしてたどりついたのは森だった。
しかし生えているのは木々ではなく草花だ。
それも自分よりもはるかに背が高く、自分が昆虫にでもなったような・・・そんな気分にさせる風景に郁は目を奪われる。
「わぁ・・きれい」
「今更なに言ってんだ!ホラ急げよ!しかし葉は絶対に踏むなよ!厄介だ!・・・それにあいつは待たせると厄介なんだ」
「へ?・・アイツって?」
「まったく、メアリー・アンがこんなアホなヤツだとは聞いてなかったぞ・・・・」
「ちょっ!アホって失礼な!それに私はメアリー・アンじゃないんです!!」
「おっとっと・・・その手は食わんぞ。他のヤツはその手でお前に逃げられたからな。しかし俺は通用せん」
そういって口だけで笑うと強く手を引かれてその腕に閉じ込められた。
「ぎゃぁ!」
「ぎゃあって・・・もう少し声の出しようがあるだろ」
そういうと郁をその腕から開放して頭をぽんぽんとたたかれた。
おもわずその感触に目を開けて見つめれば、いつものあの笑顔がそこにいた。
きょうかん・・・。
「ほら行くぞ。」
そういって走り出した先は少しにぎやかだった。
(2)に続く
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