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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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SS 二人で海へ(2)

恋人時代 メールで投稿です。
お返事を貯めてしまってすいません!



「わぁ~ここがプチホテルですか?・・・えっと・・・」
「おふぁあつぅって読むんだそうだ」
「へぇ~!(さすが教官!)で、意味は?」
「知らん。ほら車から降りろ。」
「あ!待って!荷物持ちますってば!」
小さなホテルに入ると、ロビーの開放感は外観からは予想していなかった。
故に声にでる。
「わぁわぁわぁ~~~~!素敵~~!天井高い!わぁっぶぶっ」
「ったくもう本当にお前は!せめて声を落とせ!」

「あ!!いらっしゃいまセ~!おかけになってオマチくださいね~!Welcome drinkをお持ちシマスね~!」
「あ!はい!すいません・・・大きな声を出しちゃって・・。」
「あははっだいじょぶですよ~!元気イッパイはいいことね!ではオマチくださいね~ドゾおかけなさって」

「・・・今の方、日本語上手でしたね~!」
「そうだな」
「どちらの国の方何でしょうか?わかります?教官」
「ぶっわかるかっ!知りたきゃ自分できけ!」
「私トンガからもう30年位前にお嫁にきました~。まだまだ日本語難しいデスね~!
はい!ドゾお飲み下さい。
お部屋は102号室デス。
お風呂は今日は貸切でやってますので、カウンターの札を持って行ってドアにかけてください。
終わったら戻して下さい。」
「あ!すいません!ありがとうございます!」

ドリンクをそうそうに飲み、郁はぷらぷらとロビーをうろつく。
「あ!教官!みてみて可愛い!小さなお魚がいっぱい!」
「あぁ」
「わぁ教官!ゲームありますよ!・・・後でやりましょうね!」
「あぁ」ここで堂上はオーナーに挨拶をされ、宿帳を書きにカウンターへと立った。
「わぁ教官!絵本も沢山!あ!教官!!懐かしい絵本があるっ!みて!みてっ!」
「ん、宿帳を書いてるから待て」
「あ!はぁいごめんなさぁ~い」
堂上は名前を書く手前でちょっとだけ躊躇した。
「堂上篤
 堂上郁」とか書いてみたい・・・しかし先ほどから・・・教官!教官!うるせー!あ~ここで篤とか呼んでくれたら書けるのになぁ・・・。
堂上は軽くため息をして「笠原郁」と書いた。
オーナーの温厚な笑顔が今の自分には痛い。
・・・なせだ。
初めての彼氏だろ?俺は。
なが~~~い彼氏居ない歴の間に、あぁだこうだと「彼氏にしてみたいこと」って考えて無かったのかよ。
今まで付き合った(と言っても学生の頃のはなしだけどな)
付き合ったら独占欲で「自分だけの呼び方」ぐらいするもんだろう!
ちょっとだけ「教官の事・・・二人だけの時だけは『あつし』って呼んでもいいですか?」とか「ふふっあっくん可愛い!」とか言われたら「お前今なんて呼んだ?その呼び方は二人っきりでもやめろよ」とかだなぁ。一人で考えていた俺が今更ながらにかわいそうだ。

「教官!ほらぁ!!このやぎのお話し!」
ソファーにどかりと身を沈めた俺の横にぴたっと身を寄せてくる郁。
・・・まぁいいか。いずれな・・・。
「懐かしいなぁ~!
『山の上にはヤギが沢山住んでおりました』」
堂上に聞いてほしくて、郁はつづけた。
『山の中腹に・・・』
「ねぇお姉ちゃん。ちゅうふくってなに?」
え?とその声に目を向けると5歳ぐらいの女の子が二人。
郁の座っていたソファーの所でしゃがんで聞いていた。
「あら・・・聞いてた?」
「ちゅうふくって真ん中ぐらいだよ~!話とまっちゃったじゃん!」少し大きい子がポカリとその子の頭をはたいた。
「う~~!すぐぶちゅっ!くちでいえばわかるもん!」
なんかちょっとみたことあるやりとりに、堂上が腰をあげた。
「郁。先に部屋に荷物を入れてるから、ちゃんと読んでやれ」
「え?いいんですか?」
「荷物を軽く整理したらまた戻ってくるから。」
堂上は郁の頭をぽんぽんすると、荷物よりも先に、はたかれて泣きそうな子を抱き上げて郁の隣に座らせて、はたいた方を郁を挟んだ反対側に座らせた。
最後に郁の頬を撫でてから荷物をとりにいった。
部屋を開ける時には、子どもたちに読み聞かせをする郁の笑顔を目に焼き付けるように部屋へ入った。
「これはまた、部屋に入ったら叫ぶだろうな」

~つづく(えぇ!)~ ⇒[3]

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それなりに

旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
HN:
まるちゃ
性別:
女性
趣味:
なにかつくること

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