春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SS 北へ その2
ども♪まるちゃでし!
昨晩にララのネタバレを書こうかと思ったら、固まっちゃって、落ちちゃって、
無理だったのでそのまま連載を載せます。
ただこれだけ言わせてくれ!!
教官を本誌サイズでぜひ体感!!
もうコミックではこの臨場感は得られません!
私は開いて上に掲げました(笑)
ララの中から教官が見下ろしてくれます!←ばか。
では前回の続きです。
パラレルで上官部下もの。県展の後ぐらい?←いい加減です。
☆ 北へ その2 ☆よりどうぞ。
昨晩にララのネタバレを書こうかと思ったら、固まっちゃって、落ちちゃって、
無理だったのでそのまま連載を載せます。
ただこれだけ言わせてくれ!!
教官を本誌サイズでぜひ体感!!
もうコミックではこの臨場感は得られません!
私は開いて上に掲げました(笑)
ララの中から教官が見下ろしてくれます!←ばか。
では前回の続きです。
パラレルで上官部下もの。県展の後ぐらい?←いい加減です。
☆ 北へ その2 ☆よりどうぞ。
☆☆☆
その2
三人は東北図書隊基地の最寄り駅である八戸駅に降り立った。
すでに終電近いコンコースは人もまばらで、どこか異質な感じさえする。
立派なコンコースを抜けてタクシー乗り場に着くと手塚は立ち止まった。
「手塚様ですね。お待ちしていました。」
手塚の前には、黒塗りの車のドアをあけてこちらへと促す紳士が一人。
「堂上様。あなた様はこちらへ」
堂上はその後ろのハイヤーに促された。
え?教官は別なの?
途端に心細くなる。
そんな笠原の肩にそっと手を回した慧は、
「あぁ彼は堂上二正として東北図書基地へ指導派遣だけど、君は『本宮郁』という架空の人物できたわけだし。
任務の内容も特殊だから、基地ではなくホテルに宿泊だ」
「え?そうなんですか?名前の件は資料で知って・・・え?ホテル?」
「さぁ詳しくはホテルでミーティングだ乗って。」
ささと先ほどの紳士が笠原の荷物を取り、慧が車内へ促した。
笠原をシートへ座らせると、堂上はさっさとハイヤーに乗ろうとしていたので、
慧は行く手を阻むように近づき声をかけた。
「ははは。心配しなくても寝る部屋は別々ですよ?」
「そんなことは心配しておりません。性別の違う人物を一部屋になんて常識はずれも良いところですから」
鼻で笑いながら答える堂上だが、目は笑っていない。
手塚はハイヤーの座席のドアに手をかけた。
堂上の行く手を遮る形になる。
「まだなにか?」
「ん。それは余裕なのかな・・・?
まぁいいでしょう。君の大事なお姫様は預かりました。
ちゃんと君に返すから心配なさらぬように・・・といっても無理かな?」
「なんのお話かわかりませんが・・・私の部下を捨てゴマの様に扱えば、黙っていないのは私だけではないと言うことを念頭に置かれては如何ですか?」
「ははは。タスク総動員ですか」
「それに未来の女性基地司令が黙ってないですよ」
「ほぅ・・・確かにそれは怖いな。大丈夫、ちゃんとね・・ちゃんと。」
そう言うと手塚慧はハイヤーから離れて、笠原の隣に乗り込んだ。
ハイヤーより先に車は走り出した。
-そんな不安そうな・・・泣きそうな顔をするな笠原ー
必死に後ろを振り向く部下の顔を見つめた。
しかし、その姿が見えなくなるまえに堂上はハイヤーに乗り込んだ。
堂上は一人で八戸第一図書館図書基地へとついた。
すっかり夜になっているため、まずは独身寮へ赴き、研修宿泊室へ案内された。
今回の任務は3日間。
ずいぶんと急な話だ。
水戸の県展警備のあとから、順次各地の図書基地への視察や研修が入ったが・・・。
今回もそのうちのひとつというが・・・。
近隣にある自衛隊の基地からも「今後を見据えての交流」と言うことで、県展での警備の報告などを
実際に任務に当たった堂上に話をと言う依頼も含まれている。
その他にこちらの教官候補生の教練と言うのもある。
予定がぎっしりだな。
いや、そのほうが助かるか・・・・。
部屋に入り、荷解きをしながら寝る用意をしているが、どうにも先ほどの笠原が頭から離れない。
懸命に振り向く姿。
手塚慧に擦り寄られての赤面。
・・・・面白くない。
笠原が婚約者の役だ?
もし暴漢に襲われたときに十分対応できる女子隊員だからってな。
何も今から隣に座る必要がどこにある。
完全にプライベートを装うので、他の防衛員はつかないなど、今回は不審な点が多すぎる。
しかし、ちゃんとした「任務」であると・・・・。
面白くない。
備え付けのユニットバスで簡単に身体を洗い、早々にベットに入るが、寝付ける気がしなかった。
黒塗りの高級車は、ホテルのロータリーへもすべるように入っていく。
ドアボーイがどうぞと手を出されて、思わずおののいてしまったが、
ドアボーイは失礼しますとさっと手をとり車外へ笠原を降り立たせた。
手塚慧はさっさと歩いてロビーへと入る、その後を追った運転手だった男性がカードキィを差し出した。
それを受け取り、後ろから早足でついてきた笠原に一枚差し出した。
「はい。これが笠原さんの部屋です。僕は階が違うので、これで。
あぁ、なにかあったら僕の部屋まで電話をしてきてかまわないよ。
部屋番号はこれだ。」と自分のカードキィを見せた。
「あの、そのミーティングとかってさっき・・・。」
「あぁ。それね、明日の朝で十分だよ。渡した資料は持ってるね、明日の行動がそこに記されてるから
それだけでも今夜に目を通しておいてくれるかな?
じゃぁ失礼。」
先ほどの新幹線とは態度が偉い違いだなと・・・鈍い笠原でも感じた。
まぁ一分一秒でも一人になりたかったので、これ幸いと胸をなでおろした。
「あれ?そうだ荷物!」
と慌てて周りを見ると、ちゃんと後ろにドアボーイが持っていてくれて、すっと先に歩き出した。
エレベーターを開けて先に笠原を入れて・・・
「あの!いいです!自分で持ちますので!ここで!」と荷物を受け取ろうとしたが、さっとエレベーターに乗り込み宿泊階のボタンをおして
「お気遣いありがとうございます。でもドアまではお持ちいたします」と柔らくいわれ、
そうかこの人の仕事なんだよね・・・と小さく納得して従った。
宿泊の部屋はシングルにしては十分に広く、目に飛び込んでくる鏡台やアメニティグッズがかわいらしくて、
女性としては気持ちが上がってしまい、自分の単純さに恥ずかしくなる。
ふと、ベッドの下になにやら箱が何個かあるのを見つけた。
それらをベッドの上に置き、ひとつをあけてみると淡い色のワンピースが入っていた。
「わぁ綺麗・・。」
ホテルの部屋のクローゼットにとりあえずかけておく。
・・・こんな上品なワンピース・・似合うのかしら?
とふつふつと不安が沸くが、もうひとつの箱を開けることで気を紛らわした。
箱を開けると、そこにはシックな感じのスーツが入っており、それにあわせた靴も箱に入ってベッド脇にあった。
郁は慌てて資料をバックから出す。
「用意してある装備で手塚に同行」「装備はホテルに配備」
・・・・装備ですか・・・これ。
よく見ると付け毛まである。自分一人でもなんとか付けられそうな感じだが、
ウイッグの入った箱には「美容室予約票」が入っていて。
「なるほど。美容室でメイクってわけね。」
ホテルの美容室・・・・それだけで疲れる思いがした。
時計を見ると、もうすでに寝る時間になっている。
明日は早い。
慌ててバスルームに駆け込んで・・・泡風呂・・・いやいやシャワーで・・・でもやっぱり。
いくつか並ぶかわいらしい小袋から、ちょっと考えてピンクのリボンのを手に取った。
バラの香り・・・。
郁は一人で泡風呂を堪能してからベッドへと入った。
ベッドに戻ると、携帯がチカチカと点滅してメールを知らせている。
柴崎からだ。
程よく温まったのと、バラのいい香りに包まれて、かなり眠たくなっていたので、
短い文章で返事をすませた。
明日は一日、あの手塚慧に同行しなくてはならない。
目を瞑ると、今日一日のさまざまな出来事がチカチカと再生される。
教官・・・遠ざかるハイヤーの側に立つ教官が、さっと車内にはいった光景がよみがえる。
そのいつもの態度が・・・ちょっと寂しいけど・・・少しだけ
「お前の心配なんかしてない・・・お前ならやれるだろ。」と私のことを思って信頼してくれているんだと、
都合のいい解釈をすることにする。
私・・がんばりますね。
その3へ続く。
その2
三人は東北図書隊基地の最寄り駅である八戸駅に降り立った。
すでに終電近いコンコースは人もまばらで、どこか異質な感じさえする。
立派なコンコースを抜けてタクシー乗り場に着くと手塚は立ち止まった。
「手塚様ですね。お待ちしていました。」
手塚の前には、黒塗りの車のドアをあけてこちらへと促す紳士が一人。
「堂上様。あなた様はこちらへ」
堂上はその後ろのハイヤーに促された。
え?教官は別なの?
途端に心細くなる。
そんな笠原の肩にそっと手を回した慧は、
「あぁ彼は堂上二正として東北図書基地へ指導派遣だけど、君は『本宮郁』という架空の人物できたわけだし。
任務の内容も特殊だから、基地ではなくホテルに宿泊だ」
「え?そうなんですか?名前の件は資料で知って・・・え?ホテル?」
「さぁ詳しくはホテルでミーティングだ乗って。」
ささと先ほどの紳士が笠原の荷物を取り、慧が車内へ促した。
笠原をシートへ座らせると、堂上はさっさとハイヤーに乗ろうとしていたので、
慧は行く手を阻むように近づき声をかけた。
「ははは。心配しなくても寝る部屋は別々ですよ?」
「そんなことは心配しておりません。性別の違う人物を一部屋になんて常識はずれも良いところですから」
鼻で笑いながら答える堂上だが、目は笑っていない。
手塚はハイヤーの座席のドアに手をかけた。
堂上の行く手を遮る形になる。
「まだなにか?」
「ん。それは余裕なのかな・・・?
まぁいいでしょう。君の大事なお姫様は預かりました。
ちゃんと君に返すから心配なさらぬように・・・といっても無理かな?」
「なんのお話かわかりませんが・・・私の部下を捨てゴマの様に扱えば、黙っていないのは私だけではないと言うことを念頭に置かれては如何ですか?」
「ははは。タスク総動員ですか」
「それに未来の女性基地司令が黙ってないですよ」
「ほぅ・・・確かにそれは怖いな。大丈夫、ちゃんとね・・ちゃんと。」
そう言うと手塚慧はハイヤーから離れて、笠原の隣に乗り込んだ。
ハイヤーより先に車は走り出した。
-そんな不安そうな・・・泣きそうな顔をするな笠原ー
必死に後ろを振り向く部下の顔を見つめた。
しかし、その姿が見えなくなるまえに堂上はハイヤーに乗り込んだ。
堂上は一人で八戸第一図書館図書基地へとついた。
すっかり夜になっているため、まずは独身寮へ赴き、研修宿泊室へ案内された。
今回の任務は3日間。
ずいぶんと急な話だ。
水戸の県展警備のあとから、順次各地の図書基地への視察や研修が入ったが・・・。
今回もそのうちのひとつというが・・・。
近隣にある自衛隊の基地からも「今後を見据えての交流」と言うことで、県展での警備の報告などを
実際に任務に当たった堂上に話をと言う依頼も含まれている。
その他にこちらの教官候補生の教練と言うのもある。
予定がぎっしりだな。
いや、そのほうが助かるか・・・・。
部屋に入り、荷解きをしながら寝る用意をしているが、どうにも先ほどの笠原が頭から離れない。
懸命に振り向く姿。
手塚慧に擦り寄られての赤面。
・・・・面白くない。
笠原が婚約者の役だ?
もし暴漢に襲われたときに十分対応できる女子隊員だからってな。
何も今から隣に座る必要がどこにある。
完全にプライベートを装うので、他の防衛員はつかないなど、今回は不審な点が多すぎる。
しかし、ちゃんとした「任務」であると・・・・。
面白くない。
備え付けのユニットバスで簡単に身体を洗い、早々にベットに入るが、寝付ける気がしなかった。
黒塗りの高級車は、ホテルのロータリーへもすべるように入っていく。
ドアボーイがどうぞと手を出されて、思わずおののいてしまったが、
ドアボーイは失礼しますとさっと手をとり車外へ笠原を降り立たせた。
手塚慧はさっさと歩いてロビーへと入る、その後を追った運転手だった男性がカードキィを差し出した。
それを受け取り、後ろから早足でついてきた笠原に一枚差し出した。
「はい。これが笠原さんの部屋です。僕は階が違うので、これで。
あぁ、なにかあったら僕の部屋まで電話をしてきてかまわないよ。
部屋番号はこれだ。」と自分のカードキィを見せた。
「あの、そのミーティングとかってさっき・・・。」
「あぁ。それね、明日の朝で十分だよ。渡した資料は持ってるね、明日の行動がそこに記されてるから
それだけでも今夜に目を通しておいてくれるかな?
じゃぁ失礼。」
先ほどの新幹線とは態度が偉い違いだなと・・・鈍い笠原でも感じた。
まぁ一分一秒でも一人になりたかったので、これ幸いと胸をなでおろした。
「あれ?そうだ荷物!」
と慌てて周りを見ると、ちゃんと後ろにドアボーイが持っていてくれて、すっと先に歩き出した。
エレベーターを開けて先に笠原を入れて・・・
「あの!いいです!自分で持ちますので!ここで!」と荷物を受け取ろうとしたが、さっとエレベーターに乗り込み宿泊階のボタンをおして
「お気遣いありがとうございます。でもドアまではお持ちいたします」と柔らくいわれ、
そうかこの人の仕事なんだよね・・・と小さく納得して従った。
宿泊の部屋はシングルにしては十分に広く、目に飛び込んでくる鏡台やアメニティグッズがかわいらしくて、
女性としては気持ちが上がってしまい、自分の単純さに恥ずかしくなる。
ふと、ベッドの下になにやら箱が何個かあるのを見つけた。
それらをベッドの上に置き、ひとつをあけてみると淡い色のワンピースが入っていた。
「わぁ綺麗・・。」
ホテルの部屋のクローゼットにとりあえずかけておく。
・・・こんな上品なワンピース・・似合うのかしら?
とふつふつと不安が沸くが、もうひとつの箱を開けることで気を紛らわした。
箱を開けると、そこにはシックな感じのスーツが入っており、それにあわせた靴も箱に入ってベッド脇にあった。
郁は慌てて資料をバックから出す。
「用意してある装備で手塚に同行」「装備はホテルに配備」
・・・・装備ですか・・・これ。
よく見ると付け毛まである。自分一人でもなんとか付けられそうな感じだが、
ウイッグの入った箱には「美容室予約票」が入っていて。
「なるほど。美容室でメイクってわけね。」
ホテルの美容室・・・・それだけで疲れる思いがした。
時計を見ると、もうすでに寝る時間になっている。
明日は早い。
慌ててバスルームに駆け込んで・・・泡風呂・・・いやいやシャワーで・・・でもやっぱり。
いくつか並ぶかわいらしい小袋から、ちょっと考えてピンクのリボンのを手に取った。
バラの香り・・・。
郁は一人で泡風呂を堪能してからベッドへと入った。
ベッドに戻ると、携帯がチカチカと点滅してメールを知らせている。
柴崎からだ。
程よく温まったのと、バラのいい香りに包まれて、かなり眠たくなっていたので、
短い文章で返事をすませた。
明日は一日、あの手塚慧に同行しなくてはならない。
目を瞑ると、今日一日のさまざまな出来事がチカチカと再生される。
教官・・・遠ざかるハイヤーの側に立つ教官が、さっと車内にはいった光景がよみがえる。
そのいつもの態度が・・・ちょっと寂しいけど・・・少しだけ
「お前の心配なんかしてない・・・お前ならやれるだろ。」と私のことを思って信頼してくれているんだと、
都合のいい解釈をすることにする。
私・・がんばりますね。
その3へ続く。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
リンク
カテゴリー
カレンダー
カウンター
それなりに
旦那もち子もち主婦。
明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。
心は16歳と言い切る図太さをもつ。
基本的にアレルギー体質。
右と左を間違える。
「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。
埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
HN:
まるちゃ
性別:
女性
趣味:
なにかつくること


この記事へのコメント