春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
バレンタイン~郁・大学生~
ども♪予約まるちゃでし!でし!
今日は郁ちゃんのお話で、バレンタイン。
でも大学時代で、ちっとも甘くないです。
すまんのう~~。これやっちゃわないと自分の中でのう~~順番がのう~~。
と言うことで、☆ 郁はまだ大学生! ☆よりどうぞ。
今日は郁ちゃんのお話で、バレンタイン。
でも大学時代で、ちっとも甘くないです。
すまんのう~~。これやっちゃわないと自分の中でのう~~順番がのう~~。
と言うことで、☆ 郁はまだ大学生! ☆よりどうぞ。
☆☆☆
バレンタイン ~郁・大学生~
大学・運動部寮時代
捏造してます。少しオリキャラアリ。
::::::::::::
運動部の寮は、もうかなり古い建物だ。
まるで学校か病院のような玄関を通り、スリッパに履き替えて階段を上がる。
学校のような壁と階段。そこに無理やりはめ込んだように生活がはめこまれている。
いろんなステッカーの貼ってある年季のはいったドアをあけた。
「う~さむ!」
「お帰りカサハラ!何?買出し?」
同室の同級生。郁と同じ陸上だが、彼女は長距離の選手だ。
自分のベットからぴょっこりと頭を出して郁を出迎えた。
「おにぃ達のバレンタインのチョコとか買ってきたの」
「えぇ?何人いるのよ兄貴!確か3人でしょ?5人分ぐらいにみえるわよ。」
「そうだよー。あまり少ないと物足りないみたいでさ、毎年これ。」
「あー、みんな体格いいのね!」
「うん、そうそう!みんあ私よりでっかいもん!」
スーパーの大袋から、がさがさっと出るお菓子の大袋。
それをゆうパックの袋に詰め込んだ。
便箋を出してきてマジックで躊躇無く書き出した。
『 みんなで食べてね。私は元気。 郁 』
それをささっと折って一緒に袋に入れると、テープで封をした。
先ほどのスーパーの袋の底を探り、お菓子を引き出した。
「あとこれは前原の分ね!」
「やった!柿ピーチョコ!ありがとうカサハラ!私からはコレね!」
「きゃー!ありがとう!このイチゴ味のも大好き!さっすが前原!ツボを押さえてるね!」
郁の好きなメーカーの板チョコを5枚ほど、そのままリボンで束ねてある。
ちょっと早いけど友チョコの交換をした。
「カサハラ~今年はいくつ後輩チョコがくるかねぇ~!」
「もうため息しかでないよ~うれしいけどさ。」
郁はもう一度ありがとうと言ってベッドに飛び込みカーテンを引いた。
このカーテンの中が唯一のプライベートの空間だ。
枕元の本をそっと撫でる。
高校3年のあの日に図書隊員に助けてもらったときの本。
郁は自分のカバンを引き寄せ、中からそっと小さな包みを出した。
毎年、バレンタインコーナーで唯一買うチョコレート。
小さなトリュフが3個ほど入っているものだ。
そっと本に重ねた。
---ある日の夕方。
良化隊員の前に立ちはだかる、一人の男性。
それは・・・王子様のような図書隊員。
顔も何も覚えていない。ただ夕日が店内をオレンジに染めていた。
オレンジの中に際立つ黒い背中。
指先でチョコレートの箱を撫でる。
今、彼は何処にいるのだろう。
私が図書隊に入れたら逢えるだろうか。
彼のように、本を守れるだろうか。
卒業まであと2年。
期待と不安と入り混じる。
どうか・・どうか神様。
いつかあの図書隊員に会えますように。
もう一度。もう一度だけでもいいですから。
神様か、どんな神様だとか願う郁にもわからない。
チョコレートも、願う神様にささげているのか、本にささげているのか、それともあの図書隊員にささげているのか。
郁はわからない。
でもあの出会いのあと、ふと買ってしまった。
それから毎年続いている。
そして、それは14日の晩には、一人で本を読みながら食べてしまうのも習慣になっている。
甘いけど、ちょっと苦い。 ちょっと苦しい。 そしてやっぱり甘い。。。
郁がその甘さの本当の意味を知るまでは、あと数年。。。
end
バレンタイン ~郁・大学生~
大学・運動部寮時代
捏造してます。少しオリキャラアリ。
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運動部の寮は、もうかなり古い建物だ。
まるで学校か病院のような玄関を通り、スリッパに履き替えて階段を上がる。
学校のような壁と階段。そこに無理やりはめ込んだように生活がはめこまれている。
いろんなステッカーの貼ってある年季のはいったドアをあけた。
「う~さむ!」
「お帰りカサハラ!何?買出し?」
同室の同級生。郁と同じ陸上だが、彼女は長距離の選手だ。
自分のベットからぴょっこりと頭を出して郁を出迎えた。
「おにぃ達のバレンタインのチョコとか買ってきたの」
「えぇ?何人いるのよ兄貴!確か3人でしょ?5人分ぐらいにみえるわよ。」
「そうだよー。あまり少ないと物足りないみたいでさ、毎年これ。」
「あー、みんな体格いいのね!」
「うん、そうそう!みんあ私よりでっかいもん!」
スーパーの大袋から、がさがさっと出るお菓子の大袋。
それをゆうパックの袋に詰め込んだ。
便箋を出してきてマジックで躊躇無く書き出した。
『 みんなで食べてね。私は元気。 郁 』
それをささっと折って一緒に袋に入れると、テープで封をした。
先ほどのスーパーの袋の底を探り、お菓子を引き出した。
「あとこれは前原の分ね!」
「やった!柿ピーチョコ!ありがとうカサハラ!私からはコレね!」
「きゃー!ありがとう!このイチゴ味のも大好き!さっすが前原!ツボを押さえてるね!」
郁の好きなメーカーの板チョコを5枚ほど、そのままリボンで束ねてある。
ちょっと早いけど友チョコの交換をした。
「カサハラ~今年はいくつ後輩チョコがくるかねぇ~!」
「もうため息しかでないよ~うれしいけどさ。」
郁はもう一度ありがとうと言ってベッドに飛び込みカーテンを引いた。
このカーテンの中が唯一のプライベートの空間だ。
枕元の本をそっと撫でる。
高校3年のあの日に図書隊員に助けてもらったときの本。
郁は自分のカバンを引き寄せ、中からそっと小さな包みを出した。
毎年、バレンタインコーナーで唯一買うチョコレート。
小さなトリュフが3個ほど入っているものだ。
そっと本に重ねた。
---ある日の夕方。
良化隊員の前に立ちはだかる、一人の男性。
それは・・・王子様のような図書隊員。
顔も何も覚えていない。ただ夕日が店内をオレンジに染めていた。
オレンジの中に際立つ黒い背中。
指先でチョコレートの箱を撫でる。
今、彼は何処にいるのだろう。
私が図書隊に入れたら逢えるだろうか。
彼のように、本を守れるだろうか。
卒業まであと2年。
期待と不安と入り混じる。
どうか・・どうか神様。
いつかあの図書隊員に会えますように。
もう一度。もう一度だけでもいいですから。
神様か、どんな神様だとか願う郁にもわからない。
チョコレートも、願う神様にささげているのか、本にささげているのか、それともあの図書隊員にささげているのか。
郁はわからない。
でもあの出会いのあと、ふと買ってしまった。
それから毎年続いている。
そして、それは14日の晩には、一人で本を読みながら食べてしまうのも習慣になっている。
甘いけど、ちょっと苦い。 ちょっと苦しい。 そしてやっぱり甘い。。。
郁がその甘さの本当の意味を知るまでは、あと数年。。。
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