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春風駘蕩

図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着

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男子会

ども♪まるちゃです!

え~~と
数日放置してしまいました。

もう風邪を引いたり熱出したりPTA忙しかったり会合連日小学校と中学校交互だったり、中学の入学説明会とか懇談会とか新学期準備とか卒業パーティとか。

もうここ二週間はそんなです。

ですので、ガッツリとSSを予約投稿しておきますが、

拍手コメントへのレスが遅れると思われます。
なるべく携帯ぽちぽちでがんばりますので、応援してね!


さて今回のは、オリキャラはいません。
ガッツリ小牧と堂上です。
でもガッツリ「男の話」をしています。
昔の彼女、昔の経験。
嫌悪感を抱く恐れのある方はこの先へは読みすすめないでくださいね。

カミツレデートの数日前のお話です。

よければ☆ 禁断の男子部屋 ☆からどうぞ!

拍手[135回]

☆☆☆

カミツレデートの数日前設定です。

今回も捏造たっぷりです。
※注意!※ 堂上・小牧の過去の恋バナが出ます。いやん!という方は回避よろしく。



独身寮 堂上の自室


「おめでとう!とうとう来週だね!」

堂上は残業の後にコンビニへ行って弁当とビールを買ってきた。
いつもハンバーグを選んでしまう。
どこの弁当でもハンバーグは無難だからだ。
適当に食べて飲んでいると部屋に小牧が現れた。
手には珍しくビールではなく洋酒を持っている。

「明日は公休!手塚は実家に今夜から帰ってるし、久々に二人でゆっくりと飲もうじゃないの!」

と部屋の主に返事も聞くまでもなく入室し、グラスを用意してコタツに置いている。
それを見て、堂上は冷蔵庫の奥からチーズを出した。

「あ、柿ピーまだあるよね?」
「あぁ普通のやつか?」
「うん、あればわさび味も」

コタツの上にそれらが簡単に広げられ飲みが始まる。
冷凍庫に唯一入っているロックアイスを掴むと、グラスに入れて洋酒を注ぐ。
小牧が好きなバランタインだ。
カチンとグラスを合わせた。

「やっぱり笠原さん相手だとさ~デートも手を繋ぐ所からだよね!」
「デートじゃない!お茶を飲みに行くだけだ!」
「本当にそう思ってんの~?
お茶を飲んだら訓練速度で基地に帰還とかやめてよ?」
「あのな~」
「堂上この携帯サイト知らねーだろ?
こっから購入するとシネコンのラブシートが割引だよ!」
なれた手つきで携帯を操作して堂上へと見せた。

「ばっ!そんなところにさらっとアイツを座らせてみろ!」
「あ~以前には誰を連れてきたのかしら?教官は大人だからぁ~とか思われたらまずいか!
っあはっはっはっ!そんな事まで考えてやってんのぉ~」
「お前!笑い事じゃないんだぞ~!
恋愛未経験ってだけじゃなくてな、思考が斜め上にいくアイツ相手にだな~!
普通の段取りが通用するか!」

笑い転げる小牧に無駄だとわかっていても言葉を重ねてしまう。
そしてそれは大概が墓穴を掘ることになる。

「段取りって!お前笠原さんを落とす気満々じゃねえか!」

「当たり前だろっ!何年だなぁ~!」

さらに上戸が増すと思いながらも追撃すると意外にも小牧は笑いを止めて堂上に向き直った。

「知ってるよ。一目惚れから8年だろ?」

「うっ」
意外な反応に堂上も言葉が詰まった。

「なのに・・・・デートじゃないんだ?」
小牧に見つめられて、観念したように話出す。

「・・・・デートじゃない。
あいつがどういうつもりで来てくれるのかわからないうちは・・・・デートじゃないんだ。」
「気持ちって・・・?」
「俺さ、アイツの口から好きな奴がいるって聞いたことがあるんだよ。」
「ええぇぇ!!」
「・・・お前驚きすぎだろっ」
「だっ誰!!」
「見計らいの三正」
「あ~なんだ。お前じゃん」
「違う!アイツにとっては違うだろう!
やっぱり・・・あの三正を捜したいとかだな、忘れられないとかだな・・・言われるともかぎらん!」

・・・5年前に一回会っただけですけど、あの人が好きなんです・・・
あの時の笠原の涙が忘れられない。
俺は尊敬する上官だ・・・。上官は・・・「男」ではないんだ。
でもあのときの三正は、笠原にとっては・・・忘れられない・・・唯一の「男(顔は覚えてないけどな!)」なんだ。
堂上の腹の中で、なにかが重さを増す。


「でもちゃんと卒業宣言したろ?そこは笠原さんを信じなよ。」
「ん・・・結局は俺は・・・自信がないんだな。」

王子からは卒業はしたかもしれん。それは王子を憧れの存在として追いかけるのをやめたってことだ。
黙っている親友の顔みながら、小牧は思う。

やれやれ、あれだけなつかれていてまだ自信がないとか言えるのが不思議だよね。
でも目の前の友人の真剣な様子に、小牧は話題を変えた。

「・・・問題はどこで手を繋ぐかですか?班長?」
「ん~~~~繋ぎたいなぁ・・・手。」
「ぶはっ!堂上~!」
「なんだよっ!お前だって中澤さんと手を繋いで歩いてるじゃないかっ!
いいだろ!別に!」

ひとしきり笑い転げてから、涙をぬぐいつつ・・・
「はぁ~~~。あのさ、堂上の大学時代の二番目の彼女。あれさ、俺の元彼女の友達だったの。
知らないでしょ~俺たち二人で、堂上への愚痴とか相談とかその彼女から聞いてるんだよ。」
「えっ?!本当かそれ?」
驚きながらもスコッチを注ぐ。

「お前、彼女と一年ぐらい付き合ってたけど、彼女の友達とかも知らなかったろ~。」
「・・・そうだったか?忘れた。10年ぐらい前の事だぞ。」

・・・10年ぐらいと8年、対して変わらない気がするが・・・。

「俺はさ、堂上と仲良くなる前だったじゃん。
なかなか興味深かったよ。ライバル男がとんだ朴念仁でさ・・・」

過去の彼女の事なんぞ、記憶にもないし、今更興味も無いという感じの横顔に、
小牧のイタズラ心はむくむくと膨らむ。

「荷物は持ってくれたりするけど、手は繋いでくれない。
エッチは凄いけどあっけない。」
「ぐはっっごほっごほっ」
小牧のつぶやきに堂上が盛大にむせた。

「あ~ぁはい、ティッシュ。」
「お前なぁ!!!」

「やっぱりさ『済んだんだから服を着たら?風邪引くよ』は無いよね~!」
小牧は笑いながらも続けた。

「ちょっちょっとまて!」
「そんな男がっ
笠原さんのてぇ~~~つっつっつっぅ~~~~!」
小牧はたまらなくなってひっくり返って笑い始めた。

「お前なぁ~!しまいに笑い死ぬぞ!」
「はぁ~苦しい」
と言いながらもひっくり返ったままの小牧に向かって叫んだ。

「おっ俺だって若かったんだ!!」

「若いっていえばさ、堂上も高校で済ませてただろ?」
「・・・・・。」
「おれわかっちゃってんの~」
笑って多少酔いが回った様子の小牧だ。
ねっねっ!どんなだったとか、お前は中学生か!
そう感じながらも、自分も少し酔ったのか、するすると口から出た。

「ん。図書隊に入りたいって行ったら振られた。
将来の旦那様になるのはもっと違う仕事がいいってさ。
あの頃なりに真剣だったよな。
高校で出会って、初めてちゃんと付き合って。
最後まで我慢してたけどさ、それが「最後にしてください」だぜ?」
「あ~~!」
「今させてくれるぐらいなら、もっと前にさせてよって思った。」
「ふーん・・・で、しなかったの?」
「した。」
「だよね~!」
「俺も幼かったんだよな。しなきゃいけないと思い込んだ。
引き裂かれる恋みないなさ、お互いに浸ってたんだろうな。」
「ねぇ、初めての・・・覚えてる?」
「ん~断片的にかな。それよか付き合うきっかけの方が覚えてるな。」
「あ~そういうもんかも。」
「なぁ・・・中澤さんとは彼女が小さい頃からだろ?」
「うん、俺が初めて毬江ちゃんに会ったのは・・・まだ彼女はお腹の中だったよ。」
「そんな頃からか?!」
「うん・・・・・。」
「いつ変わったんだ・・・その気持ちって。」
「ん~~~よくわからない。
初めて笑った時にさ、あ。守ろう。とは思ったね。」
「お前それ何歳だよ。」
「ん?あれは俺の誕生日前だから9歳かな?」

「・・・・。」
今度は小牧が語り始めた。

「さっきの彼女にさ~三年たてば子供に見えなくて困るわよって言われたことがあってさ。
俺さ否定できなかったし、しなかったの。
んでもね。でも・・・俺からは「お兄ちゃん」以上には踏み込めなかったの。
彼女の言葉が信じられない・・というか信じたくないというか・・・・。
まぁお前の高校時の彼女じゃないけどさ、やっぱりこんな仕事についてるし、年もえらく上だし?
でもさ、それに、いつのまにかお兄ちゃんじゃなくて「小牧さん」って呼ばれる様になってさ。
俺はお兄ちゃんお役ごめんかと・・・ちょっとそのときは動揺した。
でもそれ以上に差を縮める勇気なんか無かったよ。
ずっと見守るつもりだったからね。
だから小牧さんをしばらくやってた。
自分で線を引いたことを、認めちゃうとさ、とまんなくなるだろうなって。
わかってたけど認めたくないっていうか、認めたかったんだよ。でもわかろうとしたくないっていうかさ。」
「・・・そうか。
・・・やっぱり初めてのデートって緊張したか?」
「・・・・ぷっ」
「なんだよっ」
「堂上!初めてのデートって!やっぱり心ん中じゃ笠原さんと初めてのデートなんじゃん!!ぶはははははは~!!」
再び笑い転げた。

「ばかっ!声がでかいだろっ!!」
「ひっひっひっ緊張したってより~~はぁ~~~楽しみでウキウキしてたぁ~あは~。
やっぱりどうやって手を繋ごうかとか、考えたよ。
ここ数年は手なんて毬江ちゃんと繋いでなかったからね。」
「そうか~。」
「ん~~~~。
ねぇ堂上は腕を組みたい派?繋ぎたい派?」
「ん。今まで・・・考えたことがないな。
でもアイツはなぁ。
普段から目が離せないし、それよか・・・手も可愛いんだよ。手もさ。」
「・・・繋げるといいね!」
「あぁ。」
堂上は満足げにつまみを口へはこんだ。

「あ~!つまんねぇ~!素直でっ!」
今度は笑ってないが、小牧は部屋を転がった。

「なんだよっ!悪いか!?」
「悪くは無いけどつまんねぇ~~~!」
そういいながらも、小牧は嬉しそうにコタツ向こうの親友の顔を眺めた。

がんばれよ堂上。俺たちももう限界だよ!


                    終わり!
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旦那もち子もち主婦。 明るい自閉症児家庭を築いている天下の器用貧乏。 心は16歳と言い切る図太さをもつ。 基本的にアレルギー体質。 右と左を間違える。 「ず」と「づ」の使い分けが巧くない。 埃じゃ死なない。喘息にはなるけど。
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