春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
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ども♪まるちゃでし!
では前から予告してました、「お年玉企画」から生まれたSSです。
今回の企画で、ちゃっかり私もプレゼントを頂いた気分です。
相変わらずの捏造っぷりです。
では☆ アドレス ☆からどうぞ。
場面は 上官部下時代。王子様発覚後。
隊員食堂で堂上班+柴崎でお昼を食べております。
感想などございましたらば、拍手コメントでも
では、どうぞ。
・・・あぁ!どうして私には題名をつける能力がないんだぁ!!!
では前から予告してました、「お年玉企画」から生まれたSSです。
今回の企画で、ちゃっかり私もプレゼントを頂いた気分です。
相変わらずの捏造っぷりです。
では☆ アドレス ☆からどうぞ。
場面は 上官部下時代。王子様発覚後。
隊員食堂で堂上班+柴崎でお昼を食べております。
感想などございましたらば、拍手コメントでも
では、どうぞ。
・・・あぁ!どうして私には題名をつける能力がないんだぁ!!!
☆☆☆
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隊員食堂 上官部下時代 王子発覚後
「ん?メールだ・・・」
お箸を置いてゴソゴソと訓練着のポケットから携帯をとりだした。
携帯についている少し汚れたピンクイルカが揺れる。
ほぼ同時に、横にいる女性のミニトートバックの中からも携帯の振動音がした。
「あら私にもだわ。食事中ですが失礼します。」
細い指でつまみ上げた携帯には華奢なナチュラルストーンのストラップが揺れる。
「誰だろう・・・・あ、原田だ」
「ん。私にも来てるわ。メアドも変えたのね~・・・・・よし、登録完了っと」
パチンと携帯をたたんでバックにしまうと、彼女たちの前に並んで食事をしている男たちに軽く微笑んで「失礼しました」と言い、食事に戻った。
「あぁ」
「構わないよ」
「ん・・・。」
最後の「ん」とだけ言った男だけ、微笑む美女ではなく、そのとなりのぽんぽん娘・・・未だに熱心に携帯の画面をみている笠原を見つめている。
全く・・・お互いに無自覚というか・・・
そうですよねぇ~と目配せだけで小牧と柴崎は会話をかわした。
そして柴崎は、わざと堂上の視線に入るように体をぴったりと寄せて笠原に話しかけた。
「笠原~なにしげしげとながめてるのよ~!」
「え?あぁ別にぃ?」
声をかけられて顔をあげると当然目の前の堂上が目に入る。しかしすでに堂上の視線は定食に戻されている。
笠原は、全く自分に関心を向けられてないことに寂しさを感じるよりも、伏し目がちに定食を食べる上官をただ見つめられる事に、喜びを感じていた。
「どこみてんの・・・笠原」柴崎に小さな声で囁かれ「えぇっ!?」っとデカい声を出してしまう。
「うるさい笠原!早く食べろ!」
いつものように堂上に叱られて、慌てて携帯をポケットにしまい、箸をもった。
「で。なにを考え込んでたのよ」
「ふぇ?あぁ・・・原田のアドレスが・・・。」
「さっききた新しい方の?」
「うん・・・。ちょっとうらやましいなぁって。へへっ」
「アドレス新しくしたいならすればいいだろ。」と味噌汁をすすりながら手塚がいうと、
笠原の代わりに柴崎が答えた。
「あら~~残念ながらしたくてもできないわよね~~!」
「え?なんで笠原さん?」
柴崎の言いっぷりに、今度は小牧も食いついた。
「えっあの~~~!」
「さっききたアドレスは、友人が自分で考えたものでは無いんです。彼氏が彼女に考えたそうです。ほらこんな感じです。」
柴崎は自分の携帯を操作して、手塚と小牧に開いてみせた。
そこには
ruri-love-ken1104@・・・・
「ケン・・・が彼氏ってことか。数字は・・・」
「付き合い始めた日だそうです。」
手塚は飲み込んだ味噌汁が渋く不味かったような顔をした。
それを見つめる柴崎はからかいの声で言った。
「あんたには無理ね。」
「当たり前だろ。誰かするかっ!」
そんな中、笠原は一人頬を染めて、携帯のストラップのイルカを撫でている。
「笠原さん?やっぱり女の子は・・・こういうの、嬉しいもんなの?」
小牧ははっきりと笠原に訪ねる。
「えっと・・・小さなラブレターって言うか・・・・えっと・・・・はい。うらやましいです。」
より一層と頬を染めた笠原をみて、小牧は隣にいる男の靴を軽く小突きながら
「小さなラブレターかぁ・・・なるほどね。可愛いね女の子って」
しかし、隣の男は動じない。
もちろんそんな反応だとわかっていてした事で、それを楽しみながら
「笠原さん・・・今のはどんなのだっけ?」と聞いた。本当は忘れていないのにもかかわらずにだ・・・。
笠原はこれでもかと言うぐらいに頬を染めて、いいよどんだ。
「今・・・使ってるのは・・・えっと。その~~~~~」
「笠原のは王子様が救ってくださった日にちと、あの本の主人公の名前です!」
さらりと柴崎にバラされて、堂上が王子様とわかっている笠原は慌てだが、時既に遅かった。
「ふぅん。じゃぁ笠原さんのアドレスは王子様へのラブレターって感じだね。」
小牧の言葉を境に、一気に堂上の眉間にはシワが居座った。
もう笠原の口からは「あの!わぁっつてぇ?」とかの叫びに近いものしか出ない。
「騒々しいぞ。早く飯を食え・・・・」
真逆のトーンで堂上に言われて、はいと答えて食べ始めた。
話題はすでに移ったものの、堂上の機嫌は直りそうもない。
もう・・・なんで小牧教官ったらわざわざ王子様を強調するかなぁ~。
教官は王子様で・・・王子様は教官で。
はじまりは強い憧れだった。
憧れだと思っていた。
今でも堂上は尊敬する上官であり、笠原の目標だ。
でも・・・でも?
あぁいくら考えてもわからない!と笠原はそんな自分に落ち込みを感じ始める。
「俺は先に事務所に戻る。・・・おくれるなよ」
堂上はさっさと立ち上がりその場を後にしようとしたが、「じゃあ俺も堂上と戻るからね」といって小牧も立ち上がった。
お前くるのか?とおもむろに嫌そうな顔をする堂上だが、何にも問題ないよね?という感じで微笑みかえす。
廊下を歩きながら堂上は小牧に・・・無駄だと思っても言ってしまう。
「お前・・ゆっくりしてかまわないんだぞ」
「ん?可愛~い笠原さんみたらさ、毬江ちゃんに電話したくなってさ・・・・」
「じゃあそうしろっさっさとしろっ」
「ふぅ~ん・・・まぁいいけどね~。ではさっさと電話してきますか。」
にっこり笑って小牧は中庭へと歩いてたいった。
『王子様へのラブレター』
だからなんだ!それがどうした?!
先ほどの笠原が蘇る。
頬を赤らめて・・・携帯を握り締めて・・・その、なんだ、小牧が言うところのだ。
・・・かったのに。
俺がやった・・・・お礼にあげただけだ。そのイルカを触りながら・・・。
嬉しそうに染まる頬・・・・。
それがだ!王子の話になったら急に暗くなりやがって・・・。
そんなにあれか、あれがいいのか!って顔覚えていない男にいつまで惚れ続けるつもりなんだ。
「くそっ」
堂上は事務所のドアを開けながらつぶやいた。
それから何年か後。
自宅のソファーで雑誌を見ていたら、はらりとメモ用紙が舞い落ちてきた。
「ん~?なにこれ・・・篤さん?」
メモを指でつまんで視線をそばにいる夫に向けた。
「お前の新しいアドレス。携帯を粉砕したついでに変えたらどうだ。」
「粉砕いうなっ!ていうかコレ!篤さんが考えてくれたの?」
「・・・嫌か?」
「えぇ~~!嫌なはずないじゃん!すっごく嬉しい!」
ソファーに座ったままぴょこぴょこと喜ぶ姿に、篤は郁の隣に座り、かるく抱きしめた。
「ねぇ篤さん?このアドレスってどういう意味?」
l2iku-ete_a@・・・・・
「じゅうに郁?」
「一文字目は、エル・・・loveの頭文字。
それに2とikuで『to iku』・・・eteは・・・永久・・・『eternity』・・・だ。」
「愛してる、永遠に?」
「前から憧れてたろ。」
「aは・・・あつしのa?」
「そうだ・・・」
いつのまにかに郁は篤の腕に包まれていた。
そして交わされる・・キス・・・・。
「あのっ、このアドレスにしたら・・・たくさんたくさん・・・メールくださいね。
私絶対にこのアドレスから変えません!」
そういって微笑む妻に、篤の心もあつく満たされる。
了解と言う言葉の代わりに、そっとやさしくその頬にキスをおとした。
おわり
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隊員食堂 上官部下時代 王子発覚後
「ん?メールだ・・・」
お箸を置いてゴソゴソと訓練着のポケットから携帯をとりだした。
携帯についている少し汚れたピンクイルカが揺れる。
ほぼ同時に、横にいる女性のミニトートバックの中からも携帯の振動音がした。
「あら私にもだわ。食事中ですが失礼します。」
細い指でつまみ上げた携帯には華奢なナチュラルストーンのストラップが揺れる。
「誰だろう・・・・あ、原田だ」
「ん。私にも来てるわ。メアドも変えたのね~・・・・・よし、登録完了っと」
パチンと携帯をたたんでバックにしまうと、彼女たちの前に並んで食事をしている男たちに軽く微笑んで「失礼しました」と言い、食事に戻った。
「あぁ」
「構わないよ」
「ん・・・。」
最後の「ん」とだけ言った男だけ、微笑む美女ではなく、そのとなりのぽんぽん娘・・・未だに熱心に携帯の画面をみている笠原を見つめている。
全く・・・お互いに無自覚というか・・・
そうですよねぇ~と目配せだけで小牧と柴崎は会話をかわした。
そして柴崎は、わざと堂上の視線に入るように体をぴったりと寄せて笠原に話しかけた。
「笠原~なにしげしげとながめてるのよ~!」
「え?あぁ別にぃ?」
声をかけられて顔をあげると当然目の前の堂上が目に入る。しかしすでに堂上の視線は定食に戻されている。
笠原は、全く自分に関心を向けられてないことに寂しさを感じるよりも、伏し目がちに定食を食べる上官をただ見つめられる事に、喜びを感じていた。
「どこみてんの・・・笠原」柴崎に小さな声で囁かれ「えぇっ!?」っとデカい声を出してしまう。
「うるさい笠原!早く食べろ!」
いつものように堂上に叱られて、慌てて携帯をポケットにしまい、箸をもった。
「で。なにを考え込んでたのよ」
「ふぇ?あぁ・・・原田のアドレスが・・・。」
「さっききた新しい方の?」
「うん・・・。ちょっとうらやましいなぁって。へへっ」
「アドレス新しくしたいならすればいいだろ。」と味噌汁をすすりながら手塚がいうと、
笠原の代わりに柴崎が答えた。
「あら~~残念ながらしたくてもできないわよね~~!」
「え?なんで笠原さん?」
柴崎の言いっぷりに、今度は小牧も食いついた。
「えっあの~~~!」
「さっききたアドレスは、友人が自分で考えたものでは無いんです。彼氏が彼女に考えたそうです。ほらこんな感じです。」
柴崎は自分の携帯を操作して、手塚と小牧に開いてみせた。
そこには
ruri-love-ken1104@・・・・
「ケン・・・が彼氏ってことか。数字は・・・」
「付き合い始めた日だそうです。」
手塚は飲み込んだ味噌汁が渋く不味かったような顔をした。
それを見つめる柴崎はからかいの声で言った。
「あんたには無理ね。」
「当たり前だろ。誰かするかっ!」
そんな中、笠原は一人頬を染めて、携帯のストラップのイルカを撫でている。
「笠原さん?やっぱり女の子は・・・こういうの、嬉しいもんなの?」
小牧ははっきりと笠原に訪ねる。
「えっと・・・小さなラブレターって言うか・・・・えっと・・・・はい。うらやましいです。」
より一層と頬を染めた笠原をみて、小牧は隣にいる男の靴を軽く小突きながら
「小さなラブレターかぁ・・・なるほどね。可愛いね女の子って」
しかし、隣の男は動じない。
もちろんそんな反応だとわかっていてした事で、それを楽しみながら
「笠原さん・・・今のはどんなのだっけ?」と聞いた。本当は忘れていないのにもかかわらずにだ・・・。
笠原はこれでもかと言うぐらいに頬を染めて、いいよどんだ。
「今・・・使ってるのは・・・えっと。その~~~~~」
「笠原のは王子様が救ってくださった日にちと、あの本の主人公の名前です!」
さらりと柴崎にバラされて、堂上が王子様とわかっている笠原は慌てだが、時既に遅かった。
「ふぅん。じゃぁ笠原さんのアドレスは王子様へのラブレターって感じだね。」
小牧の言葉を境に、一気に堂上の眉間にはシワが居座った。
もう笠原の口からは「あの!わぁっつてぇ?」とかの叫びに近いものしか出ない。
「騒々しいぞ。早く飯を食え・・・・」
真逆のトーンで堂上に言われて、はいと答えて食べ始めた。
話題はすでに移ったものの、堂上の機嫌は直りそうもない。
もう・・・なんで小牧教官ったらわざわざ王子様を強調するかなぁ~。
教官は王子様で・・・王子様は教官で。
はじまりは強い憧れだった。
憧れだと思っていた。
今でも堂上は尊敬する上官であり、笠原の目標だ。
でも・・・でも?
あぁいくら考えてもわからない!と笠原はそんな自分に落ち込みを感じ始める。
「俺は先に事務所に戻る。・・・おくれるなよ」
堂上はさっさと立ち上がりその場を後にしようとしたが、「じゃあ俺も堂上と戻るからね」といって小牧も立ち上がった。
お前くるのか?とおもむろに嫌そうな顔をする堂上だが、何にも問題ないよね?という感じで微笑みかえす。
廊下を歩きながら堂上は小牧に・・・無駄だと思っても言ってしまう。
「お前・・ゆっくりしてかまわないんだぞ」
「ん?可愛~い笠原さんみたらさ、毬江ちゃんに電話したくなってさ・・・・」
「じゃあそうしろっさっさとしろっ」
「ふぅ~ん・・・まぁいいけどね~。ではさっさと電話してきますか。」
にっこり笑って小牧は中庭へと歩いてたいった。
『王子様へのラブレター』
だからなんだ!それがどうした?!
先ほどの笠原が蘇る。
頬を赤らめて・・・携帯を握り締めて・・・その、なんだ、小牧が言うところのだ。
・・・かったのに。
俺がやった・・・・お礼にあげただけだ。そのイルカを触りながら・・・。
嬉しそうに染まる頬・・・・。
それがだ!王子の話になったら急に暗くなりやがって・・・。
そんなにあれか、あれがいいのか!って顔覚えていない男にいつまで惚れ続けるつもりなんだ。
「くそっ」
堂上は事務所のドアを開けながらつぶやいた。
それから何年か後。
自宅のソファーで雑誌を見ていたら、はらりとメモ用紙が舞い落ちてきた。
「ん~?なにこれ・・・篤さん?」
メモを指でつまんで視線をそばにいる夫に向けた。
「お前の新しいアドレス。携帯を粉砕したついでに変えたらどうだ。」
「粉砕いうなっ!ていうかコレ!篤さんが考えてくれたの?」
「・・・嫌か?」
「えぇ~~!嫌なはずないじゃん!すっごく嬉しい!」
ソファーに座ったままぴょこぴょこと喜ぶ姿に、篤は郁の隣に座り、かるく抱きしめた。
「ねぇ篤さん?このアドレスってどういう意味?」
l2iku-ete_a@・・・・・
「じゅうに郁?」
「一文字目は、エル・・・loveの頭文字。
それに2とikuで『to iku』・・・eteは・・・永久・・・『eternity』・・・だ。」
「愛してる、永遠に?」
「前から憧れてたろ。」
「aは・・・あつしのa?」
「そうだ・・・」
いつのまにかに郁は篤の腕に包まれていた。
そして交わされる・・キス・・・・。
「あのっ、このアドレスにしたら・・・たくさんたくさん・・・メールくださいね。
私絶対にこのアドレスから変えません!」
そういって微笑む妻に、篤の心もあつく満たされる。
了解と言う言葉の代わりに、そっとやさしくその頬にキスをおとした。
おわり
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