春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
嘘ではないけど嘘
- 2011/01/07 (Fri)
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ども♪皆様は七草粥を食べましたか?
まるちゃ家では食べました!
もう鬼が笑っちゃうような時期に生協から届きまして。
ずっと冷蔵庫で年越しをした七草を、昨晩のうちに刻んで、鍋にはだし汁でダイコン・蕪に火を通しておきまして。
今朝、炊いた御飯をぶっこみました。
だし汁は塩と少しお醤油。
昆布の佃煮やたくあんや梅干を出して食べました。
実はお粥はほうじ茶で作る茶粥が好きです。
なかなか作らないけどな。
さてさて、春風駘蕩今年一発目のSSは「七草粥」とか年末に言った気がするけど、全く違うのができました(笑)
いや~自分の脳みそなのに、思い通りになんね~のな(笑)
では☆ 嘘ではないけど嘘 ☆からどうぞ。
郁 入隊前 大学4年の正月です。
「入寮の日~郁Ver~」の中にあった「正月は友達と旅行に行くから帰らない」と言ったくだりからの妄想です。
郁ちゃんの正月の旅行です。
※オリキャラがちょこっと。
まるちゃ家では食べました!
もう鬼が笑っちゃうような時期に生協から届きまして。
ずっと冷蔵庫で年越しをした七草を、昨晩のうちに刻んで、鍋にはだし汁でダイコン・蕪に火を通しておきまして。
今朝、炊いた御飯をぶっこみました。
だし汁は塩と少しお醤油。
昆布の佃煮やたくあんや梅干を出して食べました。
実はお粥はほうじ茶で作る茶粥が好きです。
なかなか作らないけどな。
さてさて、春風駘蕩今年一発目のSSは「七草粥」とか年末に言った気がするけど、全く違うのができました(笑)
いや~自分の脳みそなのに、思い通りになんね~のな(笑)
では☆ 嘘ではないけど嘘 ☆からどうぞ。
郁 入隊前 大学4年の正月です。
「入寮の日~郁Ver~」の中にあった「正月は友達と旅行に行くから帰らない」と言ったくだりからの妄想です。
郁ちゃんの正月の旅行です。
※オリキャラがちょこっと。
☆☆☆
「嘘ではないけど嘘」
『郁?郁?今どこにいるの?お正月にも帰って来ないって・・・なんで?』
郁の携帯からヒステリックな声が響いてくる。
あぁもうここは外なのに・・・と止まない携帯からの声にうんざりしながら隣にいる友達をみると、友達は心配そうに『電話を代わろうか?』と郁に向けて手をだした。
郁は笑顔で大丈夫と伝えると、友人も微笑んで何もなかったように坂の下をみつめた。
再び電話の向こうの母親と話し始める。
「だからっ説明したでしょ?!友達と卒業旅行で箱根にきてるの!」
『箱根?卒業旅行が箱根なの?本当にお友達となの?あなたまさか・・・』
まさかとはなんだ・・・男の子と一緒じゃないのかと・・またそれか。
と郁はため息をつく。
この母親は、全く・・・どこの誰かに吹き込まれたのか
以前にも『東京に行った娘が田舎になかなか帰りたがらないのは、東京に男がいるのよ!寮生活?なにのん気な事言ってるの!今頃彼氏の部屋に転がり込んでたらどうするのよ!』
という話を真に受け大学の運動部の寮に問い合わせてきた事があった。
それはまだ郁が大学一年目の夏だった。
一緒に旅行に来ている友達も、その場面にはち合わせているので知っている。
郁が寮ですぐ電話に出て違うと説明したのだが、母親は一向に信じないかった。
ついには『本当に郁はここで生活してますか?よそで寝泊まりとか・・・』と監督や寮母に迫り
「外泊手続きをしなければ外泊など簡単にできないんです。体が資本で規則正しい生活を送らないと選手として通用しません。また選手としてあり続けることが、娘さんの目標でもあるとご理解いただきたい」と監督が改めて説明を受けてやっと納得したはずなのに・・・・。
周りからは「お前がなぁ~そう言うことで疑われるのは意外だ」と盛大にからかわれ。
監督には「とにかく、親御さんを安心させるのも子どもの義務だと思って顔を見せにって来い」と説得されたのも今となっては懐かしい記憶だ。
友達は女の子だし、旅行も本当。
それは・・・嘘ではないけど嘘。
実家へ帰りたくない気持ちから計画した旅行だから・・・。
帰りたくない。帰りたい。
でもやっぱり帰れない。
私は嘘が上手じゃないし。
お母さんに反対されるのはやっぱり悲しいから。
あともうちょっと、あともうちょっとで私は入隊できる。
あの人のいる場所で、スタートラインに立てるんだ。
「あのねぇ・・・」
ため息混じりに話す郁の肩を、友達が勢いよく叩いた。
「きゃ~~~郁っ!郁っ!!見えた!!すごいっW大だよっっ」
その声に身を乗り出して坂の下をみると、すごい勢いで駅伝の走者が坂をかけ上がってくるのが見えた。
二人して無我夢中で応援した、後方から別の大学の走者が迫ってくる。
わっすごいっすごいっ!
二人は精一杯叫んだ
「頑張れ~!頑張れ~!もう少しだぁ~!」
夢中で声援の中を送る郁達の前を先頭集団はあっという間に通り過ぎた。
「やだ!郁!お母さんからの電話!」
友達に言われてはっと手を見ると、通話中だろうと思われる携帯を握り締めたままだった。
「あぁっ!しっまった!おっお母さん?もしも~し!」
『・・・・郁?お友達とあまり羽目を外さないようにね・・・』
「あ。はぁい。じゃあ」
今ので疑いが晴れて何よりじゃないの。と友達になだめられ、郁は再び観戦に没頭した。
克宏がリビングに入ると妻がテレビに張り付いている。
「おい寿子。なにやっているんだ?」
妻がその声に驚いた様子で振り向いた。
テレビの画面には正月恒例の大学駅伝をやっている。
「なんだ。珍しいな。お前が駅伝だなんて」
「あのねっ今、郁がここにいるんですよ。もしかしたら少しでもって」
「何?でてるのか?走ってるのか?お前それを早く言わないかっ!」
「違いますよ!そんなわけ有るわけないじゃないのっ!あの子は見に行ってるんですよ!」
「なに?」
「さっき電話したら見に行っているのがわかって~あ~もう映らないかしら~」
テレビの前で一生懸命に覗き込む妻の後ろ姿に、少し涙腺も緩みそうになって慌てて新聞を広げた。
駅伝のテレビ中継なんて、歩道で応援している人たちなんてわずかしか映らないのに、そんな中でも娘の姿を探してしまう。
その気持ちは自分も一緒だった・・・。
数年前に我が家を飛び出して、突っ走っていった末娘。
元気で明るくて・・・お前が居ないと家の中は灯が消えたようだよ。
無事ならばいい。
元気ならばいい。
まぁ少しは・・・やっぱり・・・元気な顔をみたいなぁと思いつつ。
夕方にでも電話をして、明日はどのあたりで観戦するのかを聞いてみよう。
テレビ中継に映る位置に居ろとまでは言えないが、明日は夫婦二人で駅伝観戦をリビングでするのも、おつな正月の過ごし方かもしれんな。
元気に笑う太陽のような娘の笑顔を思い出しながら、
新聞を捲り、克宏は微笑んだ。
終わり
私は駅伝をちゃんとは観たことないです(笑)
でも郁ちゃんの正月はきっと駅伝!
そして少しでも娘の姿がみたい笠原夫妻。
お母さんは郁ちゃんのことが大好きです。
(2016/12/30改稿・ピクシブ掲載)
「嘘ではないけど嘘」
『郁?郁?今どこにいるの?お正月にも帰って来ないって・・・なんで?』
郁の携帯からヒステリックな声が響いてくる。
あぁもうここは外なのに・・・と止まない携帯からの声にうんざりしながら隣にいる友達をみると、友達は心配そうに『電話を代わろうか?』と郁に向けて手をだした。
郁は笑顔で大丈夫と伝えると、友人も微笑んで何もなかったように坂の下をみつめた。
再び電話の向こうの母親と話し始める。
「だからっ説明したでしょ?!友達と卒業旅行で箱根にきてるの!」
『箱根?卒業旅行が箱根なの?本当にお友達となの?あなたまさか・・・』
まさかとはなんだ・・・男の子と一緒じゃないのかと・・またそれか。
と郁はため息をつく。
この母親は、全く・・・どこの誰かに吹き込まれたのか
以前にも『東京に行った娘が田舎になかなか帰りたがらないのは、東京に男がいるのよ!寮生活?なにのん気な事言ってるの!今頃彼氏の部屋に転がり込んでたらどうするのよ!』
という話を真に受け大学の運動部の寮に問い合わせてきた事があった。
それはまだ郁が大学一年目の夏だった。
一緒に旅行に来ている友達も、その場面にはち合わせているので知っている。
郁が寮ですぐ電話に出て違うと説明したのだが、母親は一向に信じないかった。
ついには『本当に郁はここで生活してますか?よそで寝泊まりとか・・・』と監督や寮母に迫り
「外泊手続きをしなければ外泊など簡単にできないんです。体が資本で規則正しい生活を送らないと選手として通用しません。また選手としてあり続けることが、娘さんの目標でもあるとご理解いただきたい」と監督が改めて説明を受けてやっと納得したはずなのに・・・・。
周りからは「お前がなぁ~そう言うことで疑われるのは意外だ」と盛大にからかわれ。
監督には「とにかく、親御さんを安心させるのも子どもの義務だと思って顔を見せにって来い」と説得されたのも今となっては懐かしい記憶だ。
友達は女の子だし、旅行も本当。
それは・・・嘘ではないけど嘘。
実家へ帰りたくない気持ちから計画した旅行だから・・・。
帰りたくない。帰りたい。
でもやっぱり帰れない。
私は嘘が上手じゃないし。
お母さんに反対されるのはやっぱり悲しいから。
あともうちょっと、あともうちょっとで私は入隊できる。
あの人のいる場所で、スタートラインに立てるんだ。
「あのねぇ・・・」
ため息混じりに話す郁の肩を、友達が勢いよく叩いた。
「きゃ~~~郁っ!郁っ!!見えた!!すごいっW大だよっっ」
その声に身を乗り出して坂の下をみると、すごい勢いで駅伝の走者が坂をかけ上がってくるのが見えた。
二人して無我夢中で応援した、後方から別の大学の走者が迫ってくる。
わっすごいっすごいっ!
二人は精一杯叫んだ
「頑張れ~!頑張れ~!もう少しだぁ~!」
夢中で声援の中を送る郁達の前を先頭集団はあっという間に通り過ぎた。
「やだ!郁!お母さんからの電話!」
友達に言われてはっと手を見ると、通話中だろうと思われる携帯を握り締めたままだった。
「あぁっ!しっまった!おっお母さん?もしも~し!」
『・・・・郁?お友達とあまり羽目を外さないようにね・・・』
「あ。はぁい。じゃあ」
今ので疑いが晴れて何よりじゃないの。と友達になだめられ、郁は再び観戦に没頭した。
克宏がリビングに入ると妻がテレビに張り付いている。
「おい寿子。なにやっているんだ?」
妻がその声に驚いた様子で振り向いた。
テレビの画面には正月恒例の大学駅伝をやっている。
「なんだ。珍しいな。お前が駅伝だなんて」
「あのねっ今、郁がここにいるんですよ。もしかしたら少しでもって」
「何?でてるのか?走ってるのか?お前それを早く言わないかっ!」
「違いますよ!そんなわけ有るわけないじゃないのっ!あの子は見に行ってるんですよ!」
「なに?」
「さっき電話したら見に行っているのがわかって~あ~もう映らないかしら~」
テレビの前で一生懸命に覗き込む妻の後ろ姿に、少し涙腺も緩みそうになって慌てて新聞を広げた。
駅伝のテレビ中継なんて、歩道で応援している人たちなんてわずかしか映らないのに、そんな中でも娘の姿を探してしまう。
その気持ちは自分も一緒だった・・・。
数年前に我が家を飛び出して、突っ走っていった末娘。
元気で明るくて・・・お前が居ないと家の中は灯が消えたようだよ。
無事ならばいい。
元気ならばいい。
まぁ少しは・・・やっぱり・・・元気な顔をみたいなぁと思いつつ。
夕方にでも電話をして、明日はどのあたりで観戦するのかを聞いてみよう。
テレビ中継に映る位置に居ろとまでは言えないが、明日は夫婦二人で駅伝観戦をリビングでするのも、おつな正月の過ごし方かもしれんな。
元気に笑う太陽のような娘の笑顔を思い出しながら、
新聞を捲り、克宏は微笑んだ。
終わり
私は駅伝をちゃんとは観たことないです(笑)
でも郁ちゃんの正月はきっと駅伝!
そして少しでも娘の姿がみたい笠原夫妻。
お母さんは郁ちゃんのことが大好きです。
(2016/12/30改稿・ピクシブ掲載)
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