春風駘蕩
図書館戦争にずぶずぶはまり、とうとう二次の大陸に到着
SSケーキ・ケーキ・ケーキ
ども♪拍手に続いての更新です。
17日までにコメントをくださった方はこの下の記事をごらんください。
今回は少しだけSSSがついてます。ただの会話妄想文ですが。
今回のSSは、
「俺、あいつらが好きなケーキ屋をしってますよ・・・・安くて旨いんで奴らのお気に入りなんですよ」
(革命P138)
なんで知ってんの手塚?と原作を読んでいて思ったので、妄想しました。
絶対に買うのを数回付き合わされてますね。
しかし、題名をつけるのが下手です。今回は萩尾望都さんのマンガの題名を拝借しました。
ララでちょうど査問が始まったところです。
(あー早く24日がこないかな・・・)
このSSは査問が終わった後です。
では唐突の始まって、特に何もなく終わります。
同期三人とオリキャラのお話です。
では☆ケーキ・ケーキ・ケーキ☆からどうぞ
17日までにコメントをくださった方はこの下の記事をごらんください。
今回は少しだけSSSがついてます。ただの会話妄想文ですが。
今回のSSは、
「俺、あいつらが好きなケーキ屋をしってますよ・・・・安くて旨いんで奴らのお気に入りなんですよ」
(革命P138)
なんで知ってんの手塚?と原作を読んでいて思ったので、妄想しました。
絶対に買うのを数回付き合わされてますね。
しかし、題名をつけるのが下手です。今回は萩尾望都さんのマンガの題名を拝借しました。
ララでちょうど査問が始まったところです。
(あー早く24日がこないかな・・・)
このSSは査問が終わった後です。
では唐突の始まって、特に何もなく終わります。
同期三人とオリキャラのお話です。
では☆ケーキ・ケーキ・ケーキ☆からどうぞ
ケーキ・ケーキ・ケーキ
郁ちゃんの査問の後です。
相変わらず、オリキャラと捏造ありです。
いちゃらぶは無いよ~~。
「ねぇ!か・さ・はっらぁ~~!!」
後ろを振り返ると、ご機嫌な柴崎がいた。
ここまでご機嫌だと、ちょっと怖い。笠原は本能で下がる。
それを感じとった柴崎の表情は微妙に変化を見せるが、それも笠原あたりじゃないと判らないほどのものだ。
「なっ何?柴崎ぃ~~?」
「ちょっと!こっちいらっしゃいよう!」
「何?」
「あんたさ、今夜あいてる?あいてるわよね~~?」
「あ、空いてるけど・・・?」
査問が終了したばかりの郁に、課業後に過ごす特別な予定などはないのだ。
「じゃぁ、出かけましょ~~!」
約束した時間になったが、柴崎は少し残業で遅れるらしい。
先に寮の出口で手塚と落ち合うために部屋を出る。
廊下や共同スペースが、まだ少し怖い。
人の視線を気にしてないそぶりで歩く。
玄関を出るとそこにはすでに手塚がいた。
「おう。柴崎はどした?」
「うん。ちょっと遅れるから、先にお店に行っててだって。」
「アイツ後からか。」
「そうなの。ねぇ、手塚はここで柴崎をまっててよ。私先にお店にいって席を取っているからさ。」
「お前・・・。」大丈夫か?と手塚は聞きたかったが、やめた。
「わかった。柴崎を連れて行く」
「うん。お願いね!」
軽く手塚に手を振って歩き出す。―ワタシハヘイキ・・・ダイジョウブー
お店は基地から歩いて少しのところにあり、小さいけれどもなかなか人気の店で、平日の夜でも時には座れなくなる。
予約にすると、二時間ほどで出なくてはならないので、笠原たちは早めに来ては席を取ることが多かった。
「いらっしゃい!なんだい呑めねぇヤツがひとりかい?」
店のドアをくぐると、カウンターの中から口も顔つきも悪い店主が声をかけた。
すでに来ている客の視線がぱらぱらと笠原に集まった。
店の客には図書隊の人もいたが一般人の方が多かった。
店主のでかい声と、店に入ってきたのが「可愛い若い女の子」なので視線が笠原に集まっただけなのだが、そんな視線の質の違いがわかるスキルも余裕も今の笠原には無い。
自分が固まるのがわかった。
「どうぞ~おあと何人様ですか?」
「あ、すいません。あと二人来ます。」
バイトの男の子がカウンターを勧めると、店主が舌打ちをして声をかけた。
「おいっ!あれだろ?あのあさこちゃんもくるんだろ~~?カウンターなんかに座らせるなよ!
ほら!奥の座敷に通せ!」
バイトがえ?と言う顔をしながらも、ひいたイスをあわてて収めた。
「郁ちゃんは座敷初めてか?小さいけどよ、ゆっくりできるからよ!まずあれだろ?アジフライにおむすびだろ?あとフライド山芋ももってくからよぅ!」
「はぁい!ありがとうございます!」
笠原がバイトの子のあとについていくと店の奥に二つほど部屋があった。
そのひとつに通される。
「へぇ~トイレの奥って始めてくるかも。」
「そうですか、すいません。靴をお脱ぎになって、こちらへどうぞ。」
ふすまを開けると、4畳半ほどの空間に可愛いちゃぶ台があり、お座布団が敷かれていた。
「わぁ、なんか可愛いですね。」
「はい、反対側は6畳ですけど、こちらは4畳半ぐらいなんです。お手拭どうぞ」
へぇ~ときょろきょろしながらお手拭を受け取る。
ちょっと奥まった部屋には店の喧騒は聞こえない。
ふと見ると、床の間の違い棚に、和室には似つかわしくない明るいカラーの絵本が数冊あった。
いいかな?と躊躇しながらも手に取ると、よく読みこまれている絵本だった。
「かがくのとも・・かぁ~なつかしいなぁ~」
そうしているうちに、ふすまの向こうから「お連れ様見えました!」と言う声がかかった。
「はぁい!」と返事をすると「おまたせ~~!」と少し明るめの服装に着替えた柴崎が手塚を伴ってやってきた。
「ううん。結構早かったね!」
「うん。割かし早く片付いたのよ。・・・へぇ~~!こんな部屋あったのね~。」
「え?柴崎知らなかったの?」
「うん、初めてよ。へぇ~。あら、なにそれ?かがくのともじゃないの!なつかしい~」
笠原の手から絵本を受け取って柴崎は開いた。
「わにわにくんのおふろ・・・なんだこりゃ」
「嫌だ手塚しらないの~!」
と柴崎も手塚もぽおぽろと涙を流しはじめた郁にハンカチだけを差し出して、自分達は絵本をみていた。
この店には数回、3人で一緒に来ている。
いつもカウンターで横ならびで座り、時々お店の店主が話しに口をだす。
こんな部屋・・・知らなかった。
お店に入ったとたんに感じた視線。
まだ査問は終えたばかりで、査問が終わったからって・・・すぐには人の心は戻らない。
基地の外だから、とちょっと油断した。
ドアを開ければいつもの店主が迎えてくれる。
いままでは気がつかなかった「視線」の強さ。そして自分の弱さ。
もう平気・もう平気・・・・。
そう思っていても、顔は下を向いてしまう。
やだなマスターたら。どこで私の査問のこと知ったのかな?
さりげなく、くつろぎやすい場所に通してくれた。
視線から遠ざけてくれた。
よく見ると赤ちゃんのおもちゃとか小さな整理ダンスがある。
以前に店主が「全く大学入れたとたんに子ども作りやがってよぅ!自分はさっさと復学しやがって!
あ~~ちくしょう!女の子はつまんねーな!」と言いながら「手塚のぼっちゃん!どっちが相手かしらんねぇけどよ!ちゃんとつけるもん付けろよ!」とからかってきたのを思い出した。
こちらの4畳半はきっとその赤ちゃんのための部屋。
家族しか入れないところへかくまってくれたんだな。
そう気がついたら、涙が止まらなくなった。
「ほら笠原!アジフライ来たわよ!」
「お前、鼻水。いい加減にかめよ。」
二人に泣き笑いしかできなかった。
「うん!食べる!うん!かむ!!よし!頂きます!!
おいしぃ~~~!!」
美味しく食べて、美味しく呑んで、時間は瞬く間に過ぎていく。
そろそろお開きにするかと思っていたときに、ふすまを開けて店主が顔を出した。
「どうだい?まだ郁ちゃんたちは別腹でいけるかい?」
そういって出されたお皿にはケーキが色々載っていた。
「わぁ~~美味しそう!これどうしたんですか?」
「いやねぇ、実はよう、俺のところの娘をはらましたのがよぅ。ケーキ屋のせがれでよぅ。
娘を嫁にもらったついでに近所に店を開きやがってよ~。
まぁなんだ、残り物だけどよ。食べてみてよ~~!おれは甘いもんはからっきしだからよう!」
その風景に手塚は苦い顔をする。
「ほら、麻子ちゃんもダイエットとかいわねぇでよぅ!辛口のきゅっと冷えたのを一杯オマケでつけようか?」
「きゃ~~!おやじさん!大好き!」と言う柴崎の笑顔に、店主も満足顔で部屋を後にした。
二人して嬉々としながらケーキを選ぶ。
食べてみると、ケーキは美味しかった。
「おまえ・・・日本酒の肴にケーキ・・・ありえねぇ。。笠原、それ、なん個目だ。
俺はお前等の消化器系にはなりたくない・・・。」
「私達だって手塚みたいな融通きかないお堅ぁ~いのが内臓なんてお断りだわ~~!」
「てか!手塚が内臓なんてありえないから!!」
みんなで笑うと、空気が暖かく感じるのはなんでだろうな。
「ご馳走さまでした」と三人で座敷を出ると、自分達が最後の客だった。
「はぁ~い!いつもありがとうございます!」と赤ちゃんを抱っこした若い女性がやってきた。
「あの、もしかして・・・。」
「娘です!ウチのだんなのケーキ、どうでした?」
「あの・・すいません・・もしかしてお部屋を・・・」
「あ!ううんもうね、今は時々しか使ってないの。スキップで帰れるぐらいのところにだんなの店があるからさ。またゆっくりしに来てください!あ!これチラシ!もって帰って!」
カラフルなチラシを手に取る。
「わぁ!あのムース!こんな値段なんですか?ちょっと安くないですか?」
「あ!わかります?安いでしょ~!ぜひともごひいきにね!良かったらこれいいかしら?!」
と今度はどっさりとチラシを渡される。
「あ、てめぇ!お客様に何を頼んでるんだ!」
「いいんですよ!美味しかったし!業務部は女子が多いいからすぐ配れちゃいますし。
ほら、手塚持って。
でもお若いのにお店なんてすごいですね!」
「うん!私は若いけど~だんなは私の10個上だからね!」
「へぇ?」
「そうなんすよ~~!あの野郎!ガキの頃にちょっと娘の家庭教師みたいなことさせてたんすよ。
その後修行だなんだっつって数年間日本を離れてやがってね。
帰ってきたらほら、コイツが女になってるでしょ?それで驚いてうっかり手を出したってわけでよぉ~~!」
「やだ!お父ちゃんたら!!うっかりってなによ!うっかりって!!」
それからしばらくはきゃぁきゃぁと一緒にたのしく話してから店を後にした。
「はぁ~~笑ったらよいがさめたわ。」
「えぇ?」
「それって・・・酔ってなかったんじゃないのか?恐ろしいな・・・お前」
基地に帰る途中で、その娘さんのケーキ屋を見つけた。
他のケーキも食べてみたいね!とチラシを見ながら帰ってきた。
END
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「俺、あいつらが好きなケーキ屋をしってますよ・・・・安くて旨いんで奴らのお気に入りなんですよ」
(革命P138)
なんで知ってんの手塚?と原作を読んでいて思ったので、妄想しました。
絶対に買うのを数回付き合わされてますね。
しかし、題名をつけるのが下手です。今回は萩尾望都さんのマンガの題名を拝借しました。
郁ちゃんの査問の後です。
相変わらず、オリキャラと捏造ありです。
いちゃらぶは無いよ~~。
「ねぇ!か・さ・はっらぁ~~!!」
後ろを振り返ると、ご機嫌な柴崎がいた。
ここまでご機嫌だと、ちょっと怖い。笠原は本能で下がる。
それを感じとった柴崎の表情は微妙に変化を見せるが、それも笠原あたりじゃないと判らないほどのものだ。
「なっ何?柴崎ぃ~~?」
「ちょっと!こっちいらっしゃいよう!」
「何?」
「あんたさ、今夜あいてる?あいてるわよね~~?」
「あ、空いてるけど・・・?」
査問が終了したばかりの郁に、課業後に過ごす特別な予定などはないのだ。
「じゃぁ、出かけましょ~~!」
約束した時間になったが、柴崎は少し残業で遅れるらしい。
先に寮の出口で手塚と落ち合うために部屋を出る。
廊下や共同スペースが、まだ少し怖い。
人の視線を気にしてないそぶりで歩く。
玄関を出るとそこにはすでに手塚がいた。
「おう。柴崎はどした?」
「うん。ちょっと遅れるから、先にお店に行っててだって。」
「アイツ後からか。」
「そうなの。ねぇ、手塚はここで柴崎をまっててよ。私先にお店にいって席を取っているからさ。」
「お前・・・。」大丈夫か?と手塚は聞きたかったが、やめた。
「わかった。柴崎を連れて行く」
「うん。お願いね!」
軽く手塚に手を振って歩き出す。―ワタシハヘイキ・・・ダイジョウブー
お店は基地から歩いて少しのところにあり、小さいけれどもなかなか人気の店で、平日の夜でも時には座れなくなる。
予約にすると、二時間ほどで出なくてはならないので、笠原たちは早めに来ては席を取ることが多かった。
「いらっしゃい!なんだい呑めねぇヤツがひとりかい?」
店のドアをくぐると、カウンターの中から口も顔つきも悪い店主が声をかけた。
すでに来ている客の視線がぱらぱらと笠原に集まった。
店の客には図書隊の人もいたが一般人の方が多かった。
店主のでかい声と、店に入ってきたのが「可愛い若い女の子」なので視線が笠原に集まっただけなのだが、そんな視線の質の違いがわかるスキルも余裕も今の笠原には無い。
自分が固まるのがわかった。
「どうぞ~おあと何人様ですか?」
「あ、すいません。あと二人来ます。」
バイトの男の子がカウンターを勧めると、店主が舌打ちをして声をかけた。
「おいっ!あれだろ?あのあさこちゃんもくるんだろ~~?カウンターなんかに座らせるなよ!
ほら!奥の座敷に通せ!」
バイトがえ?と言う顔をしながらも、ひいたイスをあわてて収めた。
「郁ちゃんは座敷初めてか?小さいけどよ、ゆっくりできるからよ!まずあれだろ?アジフライにおむすびだろ?あとフライド山芋ももってくからよぅ!」
「はぁい!ありがとうございます!」
笠原がバイトの子のあとについていくと店の奥に二つほど部屋があった。
そのひとつに通される。
「へぇ~トイレの奥って始めてくるかも。」
「そうですか、すいません。靴をお脱ぎになって、こちらへどうぞ。」
ふすまを開けると、4畳半ほどの空間に可愛いちゃぶ台があり、お座布団が敷かれていた。
「わぁ、なんか可愛いですね。」
「はい、反対側は6畳ですけど、こちらは4畳半ぐらいなんです。お手拭どうぞ」
へぇ~ときょろきょろしながらお手拭を受け取る。
ちょっと奥まった部屋には店の喧騒は聞こえない。
ふと見ると、床の間の違い棚に、和室には似つかわしくない明るいカラーの絵本が数冊あった。
いいかな?と躊躇しながらも手に取ると、よく読みこまれている絵本だった。
「かがくのとも・・かぁ~なつかしいなぁ~」
そうしているうちに、ふすまの向こうから「お連れ様見えました!」と言う声がかかった。
「はぁい!」と返事をすると「おまたせ~~!」と少し明るめの服装に着替えた柴崎が手塚を伴ってやってきた。
「ううん。結構早かったね!」
「うん。割かし早く片付いたのよ。・・・へぇ~~!こんな部屋あったのね~。」
「え?柴崎知らなかったの?」
「うん、初めてよ。へぇ~。あら、なにそれ?かがくのともじゃないの!なつかしい~」
笠原の手から絵本を受け取って柴崎は開いた。
「わにわにくんのおふろ・・・なんだこりゃ」
「嫌だ手塚しらないの~!」
と柴崎も手塚もぽおぽろと涙を流しはじめた郁にハンカチだけを差し出して、自分達は絵本をみていた。
この店には数回、3人で一緒に来ている。
いつもカウンターで横ならびで座り、時々お店の店主が話しに口をだす。
こんな部屋・・・知らなかった。
お店に入ったとたんに感じた視線。
まだ査問は終えたばかりで、査問が終わったからって・・・すぐには人の心は戻らない。
基地の外だから、とちょっと油断した。
ドアを開ければいつもの店主が迎えてくれる。
いままでは気がつかなかった「視線」の強さ。そして自分の弱さ。
もう平気・もう平気・・・・。
そう思っていても、顔は下を向いてしまう。
やだなマスターたら。どこで私の査問のこと知ったのかな?
さりげなく、くつろぎやすい場所に通してくれた。
視線から遠ざけてくれた。
よく見ると赤ちゃんのおもちゃとか小さな整理ダンスがある。
以前に店主が「全く大学入れたとたんに子ども作りやがってよぅ!自分はさっさと復学しやがって!
あ~~ちくしょう!女の子はつまんねーな!」と言いながら「手塚のぼっちゃん!どっちが相手かしらんねぇけどよ!ちゃんとつけるもん付けろよ!」とからかってきたのを思い出した。
こちらの4畳半はきっとその赤ちゃんのための部屋。
家族しか入れないところへかくまってくれたんだな。
そう気がついたら、涙が止まらなくなった。
「ほら笠原!アジフライ来たわよ!」
「お前、鼻水。いい加減にかめよ。」
二人に泣き笑いしかできなかった。
「うん!食べる!うん!かむ!!よし!頂きます!!
おいしぃ~~~!!」
美味しく食べて、美味しく呑んで、時間は瞬く間に過ぎていく。
そろそろお開きにするかと思っていたときに、ふすまを開けて店主が顔を出した。
「どうだい?まだ郁ちゃんたちは別腹でいけるかい?」
そういって出されたお皿にはケーキが色々載っていた。
「わぁ~~美味しそう!これどうしたんですか?」
「いやねぇ、実はよう、俺のところの娘をはらましたのがよぅ。ケーキ屋のせがれでよぅ。
娘を嫁にもらったついでに近所に店を開きやがってよ~。
まぁなんだ、残り物だけどよ。食べてみてよ~~!おれは甘いもんはからっきしだからよう!」
その風景に手塚は苦い顔をする。
「ほら、麻子ちゃんもダイエットとかいわねぇでよぅ!辛口のきゅっと冷えたのを一杯オマケでつけようか?」
「きゃ~~!おやじさん!大好き!」と言う柴崎の笑顔に、店主も満足顔で部屋を後にした。
二人して嬉々としながらケーキを選ぶ。
食べてみると、ケーキは美味しかった。
「おまえ・・・日本酒の肴にケーキ・・・ありえねぇ。。笠原、それ、なん個目だ。
俺はお前等の消化器系にはなりたくない・・・。」
「私達だって手塚みたいな融通きかないお堅ぁ~いのが内臓なんてお断りだわ~~!」
「てか!手塚が内臓なんてありえないから!!」
みんなで笑うと、空気が暖かく感じるのはなんでだろうな。
「ご馳走さまでした」と三人で座敷を出ると、自分達が最後の客だった。
「はぁ~い!いつもありがとうございます!」と赤ちゃんを抱っこした若い女性がやってきた。
「あの、もしかして・・・。」
「娘です!ウチのだんなのケーキ、どうでした?」
「あの・・すいません・・もしかしてお部屋を・・・」
「あ!ううんもうね、今は時々しか使ってないの。スキップで帰れるぐらいのところにだんなの店があるからさ。またゆっくりしに来てください!あ!これチラシ!もって帰って!」
カラフルなチラシを手に取る。
「わぁ!あのムース!こんな値段なんですか?ちょっと安くないですか?」
「あ!わかります?安いでしょ~!ぜひともごひいきにね!良かったらこれいいかしら?!」
と今度はどっさりとチラシを渡される。
「あ、てめぇ!お客様に何を頼んでるんだ!」
「いいんですよ!美味しかったし!業務部は女子が多いいからすぐ配れちゃいますし。
ほら、手塚持って。
でもお若いのにお店なんてすごいですね!」
「うん!私は若いけど~だんなは私の10個上だからね!」
「へぇ?」
「そうなんすよ~~!あの野郎!ガキの頃にちょっと娘の家庭教師みたいなことさせてたんすよ。
その後修行だなんだっつって数年間日本を離れてやがってね。
帰ってきたらほら、コイツが女になってるでしょ?それで驚いてうっかり手を出したってわけでよぉ~~!」
「やだ!お父ちゃんたら!!うっかりってなによ!うっかりって!!」
それからしばらくはきゃぁきゃぁと一緒にたのしく話してから店を後にした。
「はぁ~~笑ったらよいがさめたわ。」
「えぇ?」
「それって・・・酔ってなかったんじゃないのか?恐ろしいな・・・お前」
基地に帰る途中で、その娘さんのケーキ屋を見つけた。
他のケーキも食べてみたいね!とチラシを見ながら帰ってきた。
END
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「俺、あいつらが好きなケーキ屋をしってますよ・・・・安くて旨いんで奴らのお気に入りなんですよ」
(革命P138)
なんで知ってんの手塚?と原作を読んでいて思ったので、妄想しました。
絶対に買うのを数回付き合わされてますね。
しかし、題名をつけるのが下手です。今回は萩尾望都さんのマンガの題名を拝借しました。
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